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ウソつき賢者の領地再建 ―クスッと笑える!?、勘違い領主コメディ(復讐から始まったはずなのに……)―  作者: 秋月心文


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1/7

ウソつきは計画的に(改訂版)

構成的に、問題があると、わかったので、全部書き直しました。

既に、読んでくださった方、すみません。多分、まるで別物になってます。

「隠せ! 隠せ!」


「ここは書き換えろ」


「これは燃やせ!」


「計算が合わんぞ!」


「これも書き換えろ!」


「この書類も燃やしてしまえ!」


 こんな声が屋敷のあちこちから聞こえてきた。


 おまえら……。


 全部、聞こえてるよ!


 領地の経営状態を知る資料をお願いしただけなんだが?


 こんな領地の領主になってしまうとは……


 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇


 俺は日本という国で生まれた。

 

 常に「ウソ」ばかりついていた気がする。

 とても薄っぺらい人間だったと思う。


 特技といえば、本当のような「ウソ」をつけることくらい。

 誇れるものじゃない。


 でも、特技らしい特技がなかったので、そればかり磨いていた。

 結局、その「ウソ」が原因で刺されて死んだ。


 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇


 生まれ変わったのは異世界。

 新しい俺の名前はウルス。


 ――得たスキルは《フェイク》――


 「言葉」として口にした「ウソ」を、現実に変えるスキルらしい。


 生まれ変わったこの地の領主は、俺を殺したがっていた。


 なんでも占い師が、俺が領主を殺すと予言したらしい。

 以来、俺を殺すことに全力を注いでいる。

 領地経営に全力を注いでほしい。


 今後を考えると、俺の戦闘力は皆無なので怖い。


 だから最初に口にした「ウソ」は――


 「俺は、絶対に殺せない!」だ。


 これで、殺されることはないだろう。


 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・


 そう思ったら、領主が直接殺しにやってきた。

 この領主は「賢者」というレア職業らしい。


 けれど、馬乗りになって剣で攻撃してくる。

 バカなのか?

 バカなんだろうな。

 

 足が切り落とされる。

 腕が切り落とされる。

 ほぼほぼ死にかけた。


 でも殺されない。

 そういう「ウソ」をついたから。

 ……いや、死なないけど痛い!

 このままじゃ心が先に壊れる。


 「おまえは俺だ!」


 苦し紛れにそういう「ウソ」をついた。


 領主の体と、俺の体が、入れ替わった。


 こうして賢者であり、領主でもある体に入ってしまった。


 しかも、領民から嫌われまくっている最悪の領主だ。


 ……詰んでない?


 そうなった以上は、領地経営してかにゃなるまい。


 ――ウソつきは、計画的に!――

 お読みいただき、心より感謝申し上げます!


 数ある作品の中からこの物語を選び、

 読んでいただけたことを、

 とてもうれしく思っています。


 もし少しでも楽しんでいただけましたら、

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