第1話 『Bride change plan』
みらい、みらいのことじゃった……。
あるところに、猫型機械人形がおったそうな……。
その猫型機械人形はとても貧乏な一軒家に、せわしない子供と住んでおったそうな……。
それは、正月の事じゃった……。
「HEY! そこの青狸! なに平和そうなfaceでどら焼きなんかパクついてんだい!? 僕がこんなに慌ててるのに、どうしていつもそんなにhungryなんだい!?」
せわしない子供が猫型機械人形に当たり散らすのはいつもの事だったので、猫型機械人形は冷静にせわしない子供をなだめるのじゃった……。
「まあまあ、このどら焼きでも食べて少し落ち着くんだ。そんなにいつもせわしなかったら、Premature deathしちまうZE!?」
猫型機械人形は、どら焼きをせわしない子供に手渡そうとすると、せわしない子供は顔を真っ赤にさせて怒り出すのじゃった……。
「食べかけじゃないKA! 大体、青狸!! 君は何でこのhouseに居候してるんだい!? どら焼きをeat inするためじゃないだろ!? このhouseにhappinessをもたらすためだろ!?」
せわしない子供は何時にもなく怒っているので、猫型機械人形は他人事のように理由を尋ねるのじゃった……。
「todayは一体どうしたッていうんだい? 何時に無くせわしないね?」
理由を聞かれたせわしない子供は、少しずつ興奮を沈めると、ようやく訳を語り出すのじゃった……。
「青狸、todayは何の日か知ってるかい!?」
「New yearだろ?それがどうしたんDAI?」
普通の質問に普通の答えを返す猫型機械人形に対し、せわしない子供は「ふぅ……」とため息をつくと、両腕を大袈裟にふりながら、大声をあげるのじゃった……。
「そうさ! todayはNew yearさ!? それだというのにね、今年、grand fatherから貰った御年玉はたったの50円SA!? こんなの、耐えられないZE!?」
「それで、僕に一体どうしろっていうんDAI?」
猫型機械人形の質問に、せわしない子供はにやりと笑うと、とんでもない事を言い出すのじゃった……。
「pastへ行って、grand fatherのbride相手を変えるのさ!! そうすれば、こんな貧乏生活ともgood-byeさ!!」
「なるほど!! そいつはniceなideaだ!! それじゃあ、さっそく『時間跳躍機』に乗って、pastへLet's Goだ!!」
「Iyahha!!」
こうして、せわしない子供と猫型機械人形はずぼらな計画で『Bride change plan』を実行するのじゃった……。
「ところで、随分とせわしなく『時間跳躍機』に乗っちまったけど、誰をbrideにするのか、当てはあるのかい?」
「HA!? 青狸、そんな事言わなくても解ってるだろ!?」
「そいつもそうDA!!」
せわしない子供と猫型機械人形は過去に向かいながら、とんでもない事を口走っていることに気づかずにいるのじゃった……。
ごめんなさい、
あぁ、ごめんなさい、
ごめんなさい。