私の魔剣が何かと五月蝿いです、誰か何とかしてください!!
ゴブリンは一度に三匹までです!!
【シノアside】
ある薄暗い森の中に小さな村が一つだけある、その村の名前は『アラカト村』という、私はその村で生を受け、これからこの世界の事を色々と知ることになる身である。そんな私は今、、、
〈シノア〉「あ゛ぁぁもうもう、何でこうもすば、しっこいの、よ!!」
森でゴブリンに苦戦を強いられていたのであった…
〈サキ〉「おい、口動かしてないでさっさと捌けこの間抜け、ほら、お次は右上から来んぞ」
私はサキの忠告道理に従い右上から来る攻撃を避けゴブリンに向けて思いっきり剣を振り下ろす。
〈シノア〉「これでぇ、、、終わりだぁ!!」
〈ゴブリン〉「ギャァァァ!?」
ゴブリンは私の全力の攻撃を受けてやっとの事倒れてくれた、これでやっと家に帰れる…
〈シノア〉「はぁはぁ…はぁ…はぁ……はぁぁぁ、つ、疲れたぁぁあ!」
〈サキ〉「『疲れたぁぁ』っじゃねぇぞ!?」
少し休んだら帰ろうと思っていたらサキがなにかを言い始めた、この後の展開はいつもの事なので大体予想がつく、、、
〈サキ〉「はぁ、俺は貴様が何故こんなに何度も攻撃を外すのかが不思議で不思議でならんのだが?それとだ、ゴブリン三匹相手に時間をかけすぎだ、外した攻撃数35回でカスリが7回、その内まともに当たったのが3回、合計42回剣を振っている訳なんだが、、、たしかにさっきのゴブリンはいつもの奴らと比べたら素早かったな、うっぜぇくれぇに、だがな?三匹相手にこの回数はどうかと思うぞ?」
〈シノア〉「・・・だって」
やっぱりかぁ、またいつものが始まったよ…というかなんでそんな数を覚えてんのよ。
〈サキ〉「たしかにお前は小さな村のただの小娘だな、最初なんかは剣の正しい握り方すら知らなかった村娘だ、初めてゴブリン一匹と戦った時と比べれば無駄に降る回数は格段に減ったし、相手の攻撃もそこそこ避けたり防いだり出来るようになった。今回なんかは、一匹が石につまづいて、もう一匹の攻撃がそのつまづいた一匹に当たって、二匹に減ったな?その時お前なんて言ったか、、、覚えているか?」
あ、やっぱ聞こえてましたかぁ、聞こえてないフリぐらいしてくれても、バチとか当たらないと思うんだけどなぁ、、、はい
〈シノア〉「……け…って……ました」
〈サキ〉「聞こえないんだが?俺が可笑しいのか?それともそれぐらいしか出せないのか?さっきまで普通に喋れていたと記憶しているんだが、、、次はもっと、勢いよく、はっきりと、このダメな俺のためにもう一度言ってくれないか?」
・・・私は、サキの要望に答え、勢いよく、はっきりと、、、
〈シノア〉「スゥ……いけるって!言いましたぁ!!」
〈サキ〉「全然ダメダメだったじゃねぇが!!」
…うん、こう言われるのは全然予想ついてたし、別に怒鳴られて泣きそうになんて全然なってないし、、、はぁ、サキまだ怒ってる感じかな、早く帰りたいのに、、、よし!こういう時はやっぱりアレだ!!
〈シノア〉「本当に、ごめんなさい!」
それは、誠心誠意謝ることなのである、サキは大抵のことはこうやって謝れば許してくれる!、、、はず?
〈サキ〉「…はぁ、そろそろ夜になる、早く帰るぞ」
その言葉を聞いて少しだけ喜んだ私は、勢いよく「うん!」と返事をして村に急いで帰った。
………何か忘れてる気がするけ、、ど、、、別に良いよね!
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【サキside】
薄暗い森の中、一人の少女がゴブリンと対峙していた。
〈シノア〉「あ゛ぁぁもうもう、何でこうもすば、しっこいの、よ!!」
〈サキ〉「おい、口動かしてないでさっさと捌けこの間抜け、ほら、お次は右上から来んぞ」
シノアは俺が言った右上からの攻撃を避け、ゴブリンに向かって勢いよく剣《俺》を振った。
〈シノア〉「これでぇ、、、終わりだぁ!!」
〈ゴブリン〉「ギャァァァ!?」
・・・やっと戦闘が終わった、たしかに元々の此奴はただの一般的な女の子だった…とは言え俺という魔剣を手にしているはずなのだがこの戦果は毎度の事ながら酷い、、、たまに自分の性能が悪いのでは無いかと疑ってしまう時がある。たしかに私は力を解放してはいないが、それをすれば此奴の魔力や体力が無いので干からびてしまう、かもしれないからやらないのであって、決して使えない訳では無い、、、いや、同じことか?・・・とは言え、そんじょそこらの剣とは違って、振れば雲を切る斬撃を飛ばし、竜の爪やブレスを受け止めることの出来る頑丈さを誇る魔剣、、、であるはずなのだが。
〈シノア〉「はぁはぁ…はぁ…はぁ……はぁぁぁ、つ、疲れたぁぁあ!」
〈サキ〉「『疲れたぁぁ』っじゃっねぇぞ!?」
いつも戦闘が終わった後に警戒を緩めるのは厳禁だと、何度も言っているのだが、毎度言っているはずなのだがこれがなかなか直る傾向が見られない、その分俺が警戒をすれば良いのだけど、だからといって緩め過ぎはダメだ、だがそれ以前の問題が有る、、、
〈サキ〉「はぁ、俺は貴様が何故こんなに何度も攻撃を外すのかが不思議で不思議でならんのだが?それとだ、ゴブリン三匹相手に時間をかけすぎだ、外した攻撃数35回でカスリが7回、その内まともに当たったのが3回、合計42回剣を振っている訳なんだが、、、たしかにさっきのゴブリンはいつもの奴らと比べたら素早かったな、うっぜぇくれぇに、だがな?三匹相手にこの回数はどうかと思うぞ?」
〈シノア〉「・・・だって」
シノアは何か言い訳を使用と思ったのだろうけど、その言感じんの言い訳が思いつかないのだろう、目がとても泳いでいる、、、なにこれ可愛い
〈サキ〉「たしかにお前は小さな村のただの小娘だな、最初なんかは剣の正しい握り方すら知らなかった村娘だ、初めてゴブリン一匹と戦った時と比べれば無駄に降る回数は格段に減ったし、相手の攻撃もそこそこ避けたり防いだり出来るようになった、今回なんかは、一匹が石につまづいて、もう一匹の攻撃が、そのつまづいた一匹に当たって二匹に減ったな?その時お前なんて言ったか、、、覚えているか?」
戦闘時は俺自身がやることはほとんど無いので、こうやって此奴が直さなければならないところを探したりするのが、日課になってしまっている、決してサボっている訳ではいないぞ。
〈シノア〉「……け…って……ました」
〈サキ〉「聞こえないんだが?俺が可笑しいのか?それともそれぐらいしか出せないのか?さっきまで普通に喋れていたと記憶しているんだが、、、次はもっと、勢いよく、はっきりと、このダメな俺のためにもう一度言ってくれないか?」
いつもハキハキと喋るくせして叱られる時は必ずと言って良いほど声が小さくなるので、毎回少し強めに言わないと声が聞き取りずらい。
〈シノア〉「スゥ……いけるって!言いました!!」
〈サキ〉「全然ダメダメだったじゃねぇが!!」
そう俺が怒鳴るとシノアは少しだけ泣きそうになっていた。
〈シノア〉「本当に、ごめんなさい!」
半泣きになり掛けな状態で謝ってきた、、、謝れば俺が大抵の事は許すと思っているご様子だ。
〈サキ〉「…はぁ、そろそろ夜になる、早く帰るぞ」
説教は家に帰った後でも出来るので取り敢えず今は許すことにしておいた、決して泣きそうな顔をするので少し怒り過ぎてしまったのではとかは断じて思っていない。俺がそんな事を考えていることをシノアは欠片も思っていないご様子で、返事をし急いに家へと走った…今日こそは少し叱る程度に留めよう。……それと
シノアよ、俺を置いてくな...




