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1.5章―2 it started from here

文字数が少ないところは気にしてはいけない規則ですよー。

 廃工場を出て、姫奈の家に向かった。

 ……どうしてこうなったのだろう。やり直したい。姫奈のためにも。それに僕自身のためにも。でもそれができないから。だから――――――


 責任を取るしかないよな。


 「長秋くんだね」

 綺麗で透き通った声が聞こえた。そこに一人の黒髪の女性が立っていた。

 「……神前か」

 神前忍。僕と取引をした神様という存在。どちらかというと幽霊という方がふさわしいのだけれど。

 「取引は今日じゃなかったよな?」

 「そうだね、明後日だよ」

 「じゃあ、何で僕の前に現れた?」

 その質問を聞くと神前は少し楽しそうな表情になった。

 「覚悟は決めたかい?後悔はしていないかい?」

 「覚悟はとっくの昔から決めてる。でも後悔は……」

 後悔はしている。口には出さないけれど。

 「そうかい。じゃあ、2日後ね」

 そう言って神前はすっと霧のように消えていった。

 ……あと2日。僕に何ができる?僕は何をすべきか?姫奈に別れの挨拶でもするのか?いや、多分違うだろう。

 工場などの煙によって赤く染められてしまった空を見上げて考える。

 僕はこれまで姫奈に何をしてあげられた?分からない。

 ――――――さっきから疑問符がやたら多い気がするがまぁそこは作者の実力の無さだろう。


 それから少し歩き、姫奈の家に到着した。

 「慎ちゃん!」

 姫奈はやっぱり僕を笑顔で見る。この笑顔を一応は守れたかな。多分それだけで十分だろう。

 「よし、張り切ってオムライス作りますかー!」

 「うん!」

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