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第3ラウンド~始まり~

「おはようございます。今日もスーパーデスゲーム第3ラウンドがあります。第2ラウンド通過者はアリーナに11時集合です。むろん棄権は出来ませんよ」

嫌なアナウンスに起こされた。

ここの所毎日このアナウンスのせいで寝起きが悪い。


「おはよう」

「おう、おはよう」

「おはようございます。昨日はお話を聞いていただきありがとうございます」

「・・・」

木戸は何も言わず何処かへ行ってしまった。


「なあ、あいつっていつもあんなかんじ?」

「ああ、俺もあいつの話すところは見たことないな。まあ、あすかの話すところも見たことなかったけどな。お前は話したことあるか?」

「今まではかおるさんも怖くて話しかけることが出来ませんでした。龍彦さんの話しているところは見たことがありません」

おいおい、おまえら今までよく同じ牢で暮らしてこれたな。

まあ、こんな状況で仲良くやれって方が無理かもしれないが俺なんか笑顔作らなきゃ自然に涙が出そうだぜ。


11時になる前にアリーナ前の受付で賭けをするため参加者の中から通過予想者を選ぶ。

第3ラウンド参加者の名簿を見る。

一緒にかおる、あすかも賭けるようだ。


「えっ」

あすかが小さく驚いたような声をあげた。


「どうした?」

「こ、これ」


驚いたことにそこには木戸 龍彦の名前があった。


「そういえば昨日血だらけになって帰ってきた気がする」

かおるはそういうが、あすかと俺には全く覚えが無い。


「賭けは何人にでも賭けられるのか?」

「今回の場合は可能だろう。勝者は複数となるのだから」

「わかった」


俺は木戸 龍彦ともう一人、名簿の一番上にあった男に賭けた。


やはり命を賭けてやってる奴らで賭けるのは気が引ける。

でもなんとかこれで当たればとりあえずなんとか生活することが出来る。

これで外れればもう飯を食うことが出来ないだろう。


賭けの受付が終わりアリーナ2階に移動する。

アリーナの中にはもう参加者が集まっていた。


その中にはやはり木戸 龍彦もいた。


少したって司会者とカメラが入ってきた。


「皆さんお待たせしました。では第3ラウンドのゲームの説明をしましょう」


『ゲーム』という発言だけであすかは拳を握りしめていた。

確かに『ゲーム』という表現はむかつく。


「第3ラウンドは死刑執行パート2です。とはいっても第1ラウンドとはまったく違います。あなた方は死刑執行人となり、このゲームに参加していない死刑囚を殺してもらいます。殺してもらう死刑囚はこれから抽選をいたします。今回のゲームは12時間です。逃げる死刑囚の皆さんはこの『ワーオブハウスオブブロード』内なら何処へ行っても良いです。死刑執行人を殺すのも許可します。死刑執行人は時間内にクリア出来なかった場合は射殺しますのでご注意を」



「おい、ふざけんな。なんで関係ない俺らが巻き込まれなきゃいけない」

「そーだ。ふざけるのもたいがいにしろ」

「俺らは関係ないだろ」

「ちょーしのってんじゃねー」


まわりで見ていた見学者がやじを飛ばす。


「関係ないですって?一度死刑囚になりこの『ワーハウスオブブロード』に入ったらいつ殺されても言い訳は出来ないはずですよ」

「死刑囚なのですから‼」


なんなんだここは。

くるっている。

死刑囚だからってこんなことしていいはずがないだろが。


拳を強く握りすぎて血がたれてくる。


かおるも唇をかみしめて血がでていた。


「ふざけるなあぁぁっー‼」

「あああああぁぁぁぁー‼」

あすかに至ってはおもいっきり叫んで発狂していた。


あんな良い子が・・・。

こんな所は初めて見た。


それにしても許せない。

運営の奴らいつか絶対殺してやる。

もう生かさないぞ。

もはやこの状況になれてしまったようだ。


ひとまずかおるとあすかを守ると心に決めてカメラに向かって叫ぶ。

「調子乗りすぎだあぁぁー‼」

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