読書/長田弘『深呼吸の必要』 ノート20170118
長田弘『深呼吸の必要』感想文
長田弘『深呼吸の必要』朗読/小川道子 横浜録音図書(朗読CD)
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【概要・裏書】
言葉を深呼吸する。あるいは。言葉で深呼吸する。そうした深呼吸の必要をおぼえたときに、立ち止まって、黙って、必要なだけの言葉を書きとめた。そうした深呼吸の為の言葉が、この本の言葉の一つになった。
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【目次】
01 きみはいつおとなになったんだろう
02 きみがうまれたとき、きみは自分で決めて
03 大通り。 裏通り、横町。路地。脇道、小路。行き止まり。
04 「とおくへいってはいけないよ」。子どものきみは遊びにゆくとき、
05 子どものきみは、ちいさかった。
06 「なぜ」とかんがえることは、子どものきみには…
07 一つの電池に、豆電球を一つ付ける。
08 父親は黙っていた。ときどきおおきな湯呑に
09 掛け時計がポーンとなる。鳩時計がクックーと啼く
※各章5分前後
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【所見】
一気に聴いたため、「そのとききみは子供になった」「そのとききみは大人になった」のセンテンスが毎度末尾にきて、耳障りに感じた。そいう偏狭な個人的好みはともかく、よく考えてみると、これは大人(女性)向け絵本にすべきポエムだ。一日に一章ずつよんでいけば癒されるのではなかろうか。図書館で借りたCDだが、本体もカバーも擦り切れていて、かなりの人が聴いた痕があった。
ノート20170118




