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第30話 砂漠2

 


「んぅ……?」


 目を開けると太陽光が俺の目を焼いた。咄嗟に目を閉じて起き上がる。砂の上で寝ていたはずだが下には布団が敷いてあり、ルイが俺の腕を枕にして眠っていた。


「おはよう。よく眠れたかね?」


 隣で歩いているアランが話す。って、それはおかしくない?


ガバッ


 ーー首を上げてよく周りを見てみると、何と布団が浮いていた。予想もしていない状況に俺は驚きを隠せない。


「?あぁ……神は基本的に寝ない。だから時間が勿体ないしずっと歩いていたんだ」

「な、なるほど。ありがとう」


 取り敢えず布団から降りてルイを起こす。ルイは「ニャ?」とかあざとく猫アピールしてから俺の首へと登った。どうやら定位置になってしまったらしい。


 それからしばらく歩く。天気は今日も晴れで一切の曇りはないが、砂漠の砂が舞っていて少し鬱陶しく感じる。


「……歩くだけっていうのもあれだし、何か出来ることないかな」

「猫パンチの練習でもするニャ?」

「それはいいや」


 軽く談笑しながら、俺とルイは朝食に簡単に食べられるものを魔法袋から取り出して食べる。アランにも渡そうとしたけど神には食事も睡眠も必要ないらしい。何でも「神というのは生き物じゃなく概念に近い存在」だから要らないんだとか。


ドドドドドド……


「?」


 肉をかじっていると突然、謎の音が聞こえてくる。

 

 実は気配察知なんかは地道に鍛えていたから、音の方向がどこからやってきているのかについて俺は気づくことが出来た。


 ーー後ろだ。


 バッと振り向くと、赤い狼の群れがこちらに向かってきているのが見える。このまま進んでいけば、俺たちとぶつかってしまう。


「ホットドッグの群れのようだね。どうする?」

「一掃するニャ!」


 ルイは何やら張り切っている。こいつからすれば大量の経験値が群れてるようなもんだし、強さに貪欲だからこその反応だろう。


「なら俺もやるか!」


 そのように張り切った俺たちは、ホットドッグを今か今かと待ち構える。ーーしかし、群れ達は綺麗に俺たちを分断して避けて行った。


「え?」

「あ、待つニャ!!」


 数秒固まっていたがルイが攻撃しているのを見て我に帰り俺も攻撃を始める。頑張って多くを狩ろうとしたが早く通り過ぎて行ってしまった為、10〜20匹ほどしか倒すことは出来なかった。


 ーーだが。



ピロン♪


レベルが724に上がった!

スキルポイント120獲得!


規定レベル100を超えている為、進化条件を満たしました。



 どうにかレベルを1上げることに成功する。進化先が気になる俺は、早速ワクワクしながら地面に香箱状態で座り進化先を表示させる。



進化先を選べます。

ーーーーーーーーーー

デスフェリス:全身が黒く死の瘴気を放ち、周りを意図とは関係なく朽ちさせる力を持つ。その力ゆえに孤独でいつも寂しさに震えている。何もしなければ無害。(最終進化系)評価A+


闘争者:肉体を主力に置き、かつ格闘猫であると発現。猫の街では5匹しかいない。評価A


カースシーカー:猫もどきの進化系。もはや猫の原型はなくなり、体は獅子のように大きく全身は刃で強靭な耐久と筋力、俊敏を持っている。現れたら国に大きなダメージを与える為、見つけ次第討伐が急がれる。(最終進化系)評価S

ーーーーーーーーーー


 出てきたのは3種類。最終進化系って出てるし、実質的な進化先は一つしかない。指先は迷わず闘争者を選択する。


 ドク……


「!?」


 いきなり激しい痛みが心臓に走った。激痛で視界がぼんやりとして汗が大量に流れ呼吸が荒くなる。


「大丈夫か?これでちょっとは楽になるだろうーー」


 緑の淡い光が俺を包みこむ。そうすると痛みが楽になり、呼吸が少し落ち着いてくる。



ピロン♪


《種族:格闘猫》から《種族:闘争者》に進化しました!


スキル:闘争本能を獲得! 

説明:闘争の本能を呼び覚ます。戦いの恐怖や死への恐怖が薄くなり、精神的に強靭になることが可能。


スキル:狂化を獲得!

説明:一時的に自身のステータスを底上げするが、代償として発動者の意識はなくなり闘争本能のみで戦う。味方関係なく攻撃してしまうので注意が必要。


スキル:駆り立てる力

説明:戦闘が長くなるほど全ステータスが上昇していき強くなる。(最大100%)


ステータスが上昇します。

力:430,000→ 500,000

魔力:340,000→ 390,000

防御:410,000→ 500,000

魔防御:210,000→ 270,000

敏捷:460,000→ 500,000

器用:230,000→ 320,000



そして進化後のステータスがこれだ↓

ーーーーーーーーーー

名前:猫目瑠衣 性別:オス レベル:786 種属:闘争者


ステータス

力:500,000(限界値)

魔力:390,000

防御:500,000(限界値)

魔防御:270,000

敏捷:500,000(限界値)

器用:320,000

           スキル

生活: 〈猫語10〉〈爪研ぎ10〉〈惚れ惚れする香箱座り1〉 〈グルーミング1〉〈真理眼10〉


耐性:〈魂耐性10〉〈オール超耐性10〉〈痛覚耐性5〉


パッシブ: 〈癒しの波動10〉〈本能6〉〈武器の心得10〉〈極速再生10〉〈高速思考10〉〈獅子奮迅10〉〈気配察知6〉new〈闘争本能1〉new〈駆り立てる力〉


物: 〈威嚇10〉〈身体強化10〉〈ベクトル変化10〉〈気の心得1〉〈格闘殺技法10〉


魔: 〈魔法力操作5〉〈幻惑の魔眼1〉


特殊:〈偽造〉〈一心同体10〉〈人化〉new〈狂化〉


残りポイント76,320

ーーーーーーーーーー



「やっと終わった……」


 息を吐き疲れからぐったりとする。今回のは強烈だった。でも、その分覚えられたスキルはどれもかなり強そうに見える。ーー使い所は難しそうだけど。


 てか3つのステータスが限界値ってなってるけどこれなんだ?カンストしちゃったって意味か?後でアランに聞いてみないとな。


ザッ


 ジャンプして立ち上がり隣を見ると、ルイは地面に倒れていた。俺と同じく進化していたらしい。鑑定して見ーーー。


「ん?」


 気配察知に何かが引っかかり、俺は停止する。



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