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閑話 ルイ視点3



 やった、外ニャ!


バッ!


 一気に穴から飛び出すと、その勢いから空を飛んで宙を舞う。


「これ楽しいニャ!!」


 はしゃぎながらも、魔導によるアシストでゆっくりと地面に向かって落ちていく。


「うわぁぁぁ………!!」


 そして直ぐ横を、主が絶叫しながら放物線を描き落ちていった。


「情けない主ニャ!」


 笑うしかない。


 だが、疲れていたのだろう。クレーターが出来たところには、主が熟睡していた。


「ふぅ…にゃぁぁ」


 寝言だろうか。それを見て起こすのを躊躇う。


「仕方ない、背負ってやるニャ」


むんず


 背中に主を乗せる。が、大きさが同じぐらいの為、かなり不安定だ。


「うーん…こうかニャ?」


 魔導で魔力を精密操作し、可視化された魔力が主に巻きつき固定される。


 これなら大丈夫だろう。安定感が良い。


 にしても、お腹が減ったニャ……何か、食べれるものはーーー。


 早速鑑定を使って周りを見てみる。だが、あるのは普通の雑草とか、毒性のある果実だけだ。


ーーーーーーーーーー

名称:雑草 ランク:F

説明:そこら辺に幾らでも生えてる普通の草。

ーーーーーーーーーー

ーーーーーーーーーー

名称:血濡れ果実 ランク:C

説明:見た目は普通の果実と変わらないが、非常に強い遅効性の猛毒を持っている。味は良い。

ーーーーーーーーーー


 残念ニャ。いや待て…にゃんは状態異常耐性のスキルを持っている。これ、もしかして食べれる……?


 そう気づき、明らかにヤバそうな果実を試しに食べてみる事にした。


シャク


「美味いニャ!」


 味は甘く、汁たっぷりで後味は爽やかだ。そして驚く。こんな味覚、今まで味わった事がない、と。


 何故なら、猫の味覚には旨味や甘味を感じられる機能がないからだ。だが、感じる。どうやら新しい肉体では、多くの味覚が感じとれるようになっているらしい。


「これは…もぐもぐ美味い…」


 初めてちゃんと美味しいと感じられる食事、今まではただ生きる為に取っていただけのものが、まさかこんなにも素晴らしいものだったとは。


 はっ!?つい2個も食っちゃったニャ!でも満足……残りは、魔力でくくりつけて主に渡すニャ。


 主の体に果実をくくりつけ、緑あふれる森を散策する。


 ここは空気がすんでて気持ちいにゃ。家はちょっと息苦しかったけど……ニャ?


「vbgj(m).tvjv?」

「p@_vBa)'jj(ap」


 そこには、2人の耳と尻尾がある人間がいた。話してる言葉は、当然ながら全く分からない。


 人は危ないニャ。でも、ついていけばもしかすると……縄張りに行けるかもしれない。


 ルイは悩む。ついていくべきか否か。


 もし主だったら…自分の住処を作る為についていくニャ…… 。


 だったら、と。暗殺術を使って隠密を発動し、ストーキングを開始する。


 バレないように…音を立てないように注意ニャ。



………



 黙々と2人についていくと、整備のされた歩道に出て、歩道より真っ直ぐの所には大きな壁?のようなものがある。


 ーーそして、あの尻尾と耳のある人たちが大きな門から沢山出入りしている様子が眼に映った。





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