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俺だけが使える超能力で魔法のある世界でやりくりします!  作者: ais
獣人は獣人の国と呼んでいますよ?
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ステータスに隠されたもの!

 晩餐はあの後ワルフが()みすぎて吐いてしまった。それはそれはドバーッと……これ(さいわ)いとワルフの介抱(かいほう)を理由にして逃げるように王城を後にした。



 「シノさんのステータスはなんぼほどなん? 」


 帰る間際に国王(マカミ)と挨拶をしていた時にステータスの話になった。

 うん、そういえばかなり前に(はか)ったキリだな……


 「さぁ〜?最後にステータスを見たのはいつだったかなぁ?」

 そう言いながらなんとか話を終える事ができた。


 とりあえず野獣国(ビースティア)の王都にも教会があるらしい。

 これは宿屋への帰り道にワルフを抱える為に同行してくれた猫獣人のおっちゃん兵士が教えてくれた。



 野獣国(ビースティア)の人族との戦争で教会は水晶の壁と共に放置され、人である神父もまた不在のになっている。

 しかし水晶の壁は教会本部と接続されていない(・・・)けど使えるだけは使えるらしい。

 「オフラインでも使えるという事は水晶の壁自体にステータス表示のプログラムが入っているのか?」

 うーん、うーんと考えながら歩く。



 …… しかし、猫獣人さんは大変だわ…… 同行してくれている野獣国(ビースティア)の兵士さんは猫獣人なんだ。クッ…… !!


 猫には匂いに反応して変顔になる、フレーメン反応というのがあるんだけど、各家庭の夕餉(ばんごはん)の匂いに一々と反応して上歯茎(うえのハグキ)をスッと見せる動きをする。


 スッススッ…… スッススススッて感じに、もうフレーメン反応の顔が!ニュートラルなんじゃないか?

ってぐらいする。ぷぷぷ……


 笑っちゃダメだ!笑っちゃダメだ!と苦心しながら猫獣人の兵士さんの顔を見ないように歩く。


挿絵(By みてみん)


 話がそれてしまったが……

 野獣国(ビースティア)の王都にある水晶の壁だから性能も段違いらしい…… なら自分のステータスを計ってみたいなと思い始めた。


 宿屋に戻り、猫獣人さんに教会の場所を聞いてからワルフの運搬のお礼を言って別れる。

 夕食を食べて、オッさんを抱えて帰ってきたので、結構な遅い時間になってしまっている。


 「いや、ちょうどいいかな?」

 どうせなら人が少ない夜に行こうとそのまま教会へ行くことにした。


 「ワルフ俺はちょっと買い物してくるけどお前はどうする? 」

 ベッドで(うつぶ)せになって、半ケツになっているワルフに一応は聞いてみる。

 「おーぅ…… わーじーばぁ…… いがぁなぁ"い…… 」


 何言ってんだコイツ……


 ワルフが静かに寝息を立て出したので今朝の仕返しにワルフの()け布団をソーッと奪い、俺の掛け布団と一緒に魔法のカバンに入れてやった。


 しばらく寒さに震えるがいい……俺は1人で宿を出た。




☆★

 「今日は寒いね」

 「今日は本当に寒いね」

 わたしと妹のナールは今、教会にいます。

 孤児院を直してくれた事を神様に報告するからです。


 大人や他の孤児院の子は、神様とかいうのは人族が考えた嘘っぱちだと怒るから…… 夜、こうして神様にお祈りします。



 「お姉ちゃん帰ろ? 」

 妹は来年の春に4歳になる。

 わたしと1つしか違わないけど、やっぱり夜の教会は怖いみたい……


 これ以上、妹を怖がらしたら可哀想と、わたしは急いでに神様にお祈りをしました。

 「神様…… 孤児院が直りました、みんな喜んでいます、お母さんとお父さんにもう一度あいたいです…… 」


 お祈りが終わって振り向くとナールは教会の椅子で寝ていました。

 少しだけ寝かせてあげよう……ナールの隣に座って足をパタパタしていたら足音がしました。


 「ひっ!」

 わたしは怖いのでナールにもたれかかり寝たフリをしました。悪い人なら誘拐されちゃうかも?

 でも逃げ場はありません。もう近くまで足音が来ています。


 「おー! 他に人はいないな…… あれ? こんな寒いのに子供が寝てるわ! 風邪ひくぞー…… いや下手したら死ぬか…… しゃあねぇなぁ…… ワルフの掛け布団をっと…… 」

 フワッと暖かい布団がわたし達にかかる。ちょっと臭いけど…… 暖かい……


 足音が離れたので薄っすら目を開く

 『あの人は孤児院を空から直してくれた人族…… 』

 その人は孤児院を直してくれた人族でした。



 人族は水晶の壁に向き合います。

 ステータスを見るのかな?

 「しかし、前みたいにピッカピカに光られたら人が来そうでゆっくり見れないな。よし黒魔法で…… 」


 人族さんは魔法で教会の全ての窓を黒い霧で隠しました。


 「よしよし、これでいいや! じゃあ見てみるか! 」

 人族さんが水晶の壁に触れる。

 「っっっ…… !」

 思わず声が出そうになりました。

 光が強い風のようにわたしにぶつかります。

 目も開けられない光に思わずナールにくっつき布団に隠れました。

 『何? なんなんだろう…… 』


 光が布団越しにおさまったのを感じたから、外をのぞいたら人族さんが唖然としていました。


 わたしはステータスの凄い数の数字にも驚きましたが、一番驚いたのは称号でした。


 「神の使徒…… 」


 そう書いてありました。

 ああ神様はやっぱりいるんだ! 神様の使徒だから孤児院も直せたんだ!


 神様の使徒さんは何かをずっと考えてから水晶の壁を指でトントントントンと何度も叩きます

 最後に指を光らせてトンとすると


 「あ! やっぱり! 」

 喜びながら人族さんはブツブツ話して言ってから神様の使徒さんは指で水晶の壁を触っています。

 …… 何か書いてるのかな?


 神様の使徒さんが喜んでいると、その声で起きそうなのかナールがゴソゴソと動き出しました。


 「あー! 起きたか…… しゃあねぇなぁ…… でも助かった…… 」

 神様の使徒さんは窓に使った黒い魔法を解くと風のように走り去りました。


 「うーん…… お姉ちゃん…… ごめんね寝てたね…… 」

 「いいのよナール、わたしは…… 神様の使徒さんを見れたから」

 ナールが目をパチパチして私を見て笑った。


 「さむいね」

 「さむいね…… 」

 「帰ろっか!」

 「うん! 」


 2人はちょっと…… 臭い布団を大切に持って孤児院に帰って行った。



☆★

 教会にいた子供が起きたのを感じて教会を後にした。

 俺のステータスはかなりエグい事になっていた。



ラインが切れているので名前の表示はできません

レベル:1500


種族:人間

年齢:11

性別:男性

職業:神の顔馴染み


体力

28000/28000

魔力量

1499800/1500000

魔力

107000

筋力

13000

敏捷

900


○適性魔法

自然属性(エレメント)全属性魔法+α

錬金術

魔法付与

魔法の定義内での追加の習得が可能



○称号

神の使徒

女泣かせ

文化の躍進者

兵器の伝達者

妹に狙われし者


○スキル

知識ファイル

高速移動



○固有能力

超能力



 こう、となっていた。


 この職業はなんだよ…… 貴族の子息とかもっとあるだろ?

 どうやら神様は俺が思うより、暇つぶしに俺をよく見ているらしい…… いろいろとプラスプラスで能力のアップデートしてくれるから、嬉しいから大丈夫。

 これからもお願いします神様。


 しかし王都にある水晶の壁は流石(さすが)の性能で俺のステータスでも割れなかった。

 収穫はさらにあった。今まで俺が触ると水晶の壁はすぐ割れるから気付かなかったけど一番下に▼が表示されているのに気づいた。


 じっくりと確認しないと、本当に小さく端っこに表示されていたから普通は気付かないだろう。

 というか、他の人には無いのかもしれない。

 はい!神様ボーナース!


 俺は地球にいる時に倉庫管理の仕事をしていた。

 休憩時間はPCで暇つぶしにゲームを遊んでいたので…… なんとなく、これはゲームによくある『表示の続きがある』という意味じゃないか?と思い画面を送れないかな?


 そう思って▼をトントントントン指で押すけど表示は動かない


 神様ボーナスならもしかして。

 と全属性魔法を指に集めてトンとするとゆっくり表示が下に動いた。


 次の画面にはこう書いてあった


工-------------

工 スキルの取得をしますか?

工 はい ・ いいえ

工-------------


 はい!神様ボーナス!!

 即座に[はい]を全属性魔法を込めた指で押した。


 次の画面には様々なスキルがあり俺はステータス表示のスキルがないか探す。

 『ステータス表示が自分で出来たらスキル取得も水晶の壁がなくても出来るんじゃないか? 』と思ったからだ。


 お目当てのスキル[ステータス表示]が見つかり全属性魔法を込めた指でタッチしながら取得していく。


 スキル必要なポイントがあるみたいだが今はとにかく後ろに寝ている子供が起きる前に済ませたいのでポイント云々は後回しにしてステータス表示を取得した。


 試しに、ステータス表示と心で念じると目の前にステータスが表示される。

 よく見ると▼もちゃんとあり全属性の魔力を目に()めて▼を見ると下に画面がスクロールした。

 めっちゃ眼精疲労がすごい。

 目がしょぼしょぼする……


 これは回数できない…… 白内障になる危険とかありそう……


 「よっしゃぁぁぁ! 」

 やっぱり、スキル取得をセルフで出来ると分かり、思わず叫んでしまい、後ろに寝ている子供が起きたような気配を感じて教会を離れた。


 「〜♪この星ちょっと俺に有利すぎない?〜♪〜♫ 」

 スキップしながら宿屋に帰る間、ずっと神様に心の中で感謝をした。


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