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キュレネへの魔法修行!




 「お兄ちゃんオークキングはどうするの? 」

 そうなんだよね、オークキングがいたらエルフの村も大精霊も安心して生活出来ないだろうな……

 オークキングがエルフの村を襲ったら大精霊さんはまた号泣するしね。


 「あ!そうだキュレネ、レベルアップの修行する? 」

 「うん! 私もっと強くなる! 」


 よしよしこういう時は昔のキュレネ()なんだよなー……



 空に滞空して地上の魔力残渣を探る為に、目に魔力を込め視力と魔力の感度(かんど)を上げる。


 「あそこ、だな…… 」

 (オークキング)がいるだけあって集団活動をしているようで、すぐにオークの(むれ)がいる場所が分かった。

 雪の中で蠢く魔物達は何かを楽しみながら宴を開いているようだ。


 「…… チッ!」

 どうやら大精霊の湖で殺されたと思っていた女冒険者がオークに犯されているようだ。


 大精霊(ヘタレ)は最後まで見ていなかったみたいだしな……バラバラ死体では生死の確証は得られなかったのだけど…… 気分が悪いな。


 女冒険者は逃げられないように四肢(ウデとあし)を切断されていた。出血を抑える為に火で焼かれたか、または回復魔法をかけられたか、無くなった手足から血は流れていない。



 (フック)を背中に刺して、皮膚や肉が切れないように炭化するまで焼いて、フックの鎖を木へ(つな)ぎ宙ぶらりんにしてから、執拗(しつよう)にオークの陰茎で片目、口、下半身の穴を犯している。


 オークキングは離れた場所で笑いながら犯されている女冒険者の頭に小石(こいし)を投げている。



 「これは酷いな…… キュレネはまだ見たらダメだ」

 ボコボコと()れ流すレモンより黄色く濃いオークの体液の中、女冒険者は回復薬を投げかけられ痙攣(けいれん)をしている。これでは死ぬに死ねない。


 「これはもう駄目だろうな…… 」

 俺は光魔法で10メートル程の光の(やり)を作り女冒険者へ向けて(はな)合掌(がっしょう)した。

 「せめて天国へ行けますように……」


 光の槍は女冒険者に当たるとその周囲を(ふく)めて蒸発した。


 「お兄ちゃん…… 」


 「──────うん、もう目を開けていいよキュレネ…… このオーク達は生かしては駄目だ。キュレネの適正魔法は風と火魔法。森を燃やしたらダメだとしたら何を使う?」

 「うん、風魔法を使うんだよね?」


 オークは飛来した光の槍により騒ぎが起こり、オークキングか真っ先にこちらに気がついたようで弓矢を放ってくる。


 その攻撃を瞬間移動(テレポート)しながら(かわ)し、キュレネが風魔法を薄くのばし大鉈(おおなた)のようにした物を連続でオークに飛ばすと木やオークが輪切りになりまとめて倒れる。



 (くそ)を投げてくるオークもいるが空や地上に瞬間移動(テレポート)しながら縦横無尽(じゅうおうむじん)に消えては(あらわ)れる俺とキュレネをとらえる事が出来なかった。


 またキュレネも瞬間移動(テレポート)にタイミングを合わせて淡々と処理(・・)をしていくからオークの数はどんどん減っていき、最後にオークキングだけが残った。


 「さてと…… キュレネ風魔法はもっと強力な攻撃が出来る。試すから見てて?」

 「うん見とく!」


 オークキングは俺とキュレネの力にガタガタと震え地面を()って逃げようとしている。


 そこに手を向け風魔法の(うず)をイメージして放つ。


 放散(ちりぢり)になった風魔法が雲に届き光と雷を放ちながら広がり…… 強い下降気流(ダウンバースト)が下のオークキングを地面に縫い付ける。

 魔法で風を操作してオークキングの周りにある風は数百キロのスピードで回り出す。


 「お兄ちゃん光魔法も使った?」

 「いやあれは超巨大積乱雲(スーパーセル)だ!」

 キーンという耳鳴りと風の轟音の中でキュレネは目を見張る。


 回転する風魔法は空の雲を吸い込むと竜巻に姿を変えた。


 オークキングを囲んだ竜巻を風魔法で圧迫していく。


 切り刻まれ、押しつぶされ雷を撃たれたその体は、血を撒き散らしながらボロボロと肉体を維持出来ずに裂かれて天高くへ散っていった。

 

 …… 風魔法を止めて暴れる風を空に逃がしてやると、ヒューッと最後に風が吹き抜けて丸く傷ついた大地だけが残っていた。


 「風魔法は気圧も操れる。キュレネの魔力はもう(たい)したレベルになってるからな! 気圧操作、それを覚えたらこんな魔法も使えるようになるぞ」

 「キアツ…… ? お兄ちゃんは神様なの? 」

 ニッコリ笑いかけて首を横にふる。


 俺は神様じゃないよ!どんな人か知ってるけど!


 

 女冒険者のいた場所に木を刺して墓を作り、いくつかのオークをブロック肉にして俺たちは町に戻った。


☆★


 「シノ様よう…… 」

 「はい」

 「町に大公様を置いてどこに行ってたんだよう…… 」

 「はい…… あ…… あの…… お土産っす」

 オーク肉をドワーフに差し出すと、チッ! 酒じゃねーのかよという声が広がる。


 「アーネさんとお父さんと俺達(ドワーフみんな)に言う言葉があるんでねぇの? 」

 まわりにはドワーフと…… 遠目から父さん(オーディオ父さん)とアーネがジトッと見ている。


 「あの…… ごめんなさい」


 パンッとアネゴに肩を叩かれる。

 「新しい何かを…… 作るよね? シノ? 」

 「う…… はい」

 軽く痔になりそうなので尻に回復魔法をかけた。


 …… そんな兄を見て。


 お兄ちゃんやっぱり神様じゃないわ…… と認識を改め直すキュレネであった。




◻︎◻︎◻︎◻︎◻︎◻︎◻︎◻︎◻︎◻︎◻︎◻︎◻︎◻︎◻︎◻︎◻︎◻︎◻︎◻︎◻︎◻︎◻︎◻︎


挿絵(By みてみん)

空を走る兄妹のイメージ




ボールペンと100均マジックです

手が変になりましたが修正液ないのでこのままですすみません。

米の袋を忘れてましたすみません。

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