PHASE:05 {リミッター解除}
赤城が緑谷と合流しようと走っている時、課長から無線モードで連絡が来た。
課長
「赤城、そっちの状況はどうだ?」
赤城
「なんとか耐えてますけどキツいです!
ゴブリンだけじゃなくてなんかデカい奴らも出てきましたよ!」
課長
「今そっちに応援を向かわせてる。だがまだ暫くかかるだろう。
すまないが何とか持ちこたえてくれ。以上だ」
課長からの無線は途絶えた。
赤城
「……くそ、応援はまだか?とにかく緑谷の所に行かないと……」
赤城は走り続ける!
リザードマン
「ギシャアアアアア!!」
緑谷
「その程度かあ?トカゲ野郎おおおおお!!」
リザードマンを制止する為、緑谷はリザードマンと戦っていた。
両腕に身体改造用義手のストロングアームを移植したマッチョの緑谷、
その緑谷にも負けない程に同じく屈強な肉体のリザードマン、
両者どちらも逃げる様子など微塵も見せず
真正面から力と力をぶつけ合っていた。
リザードマン
「ギアアアア!」
リザードマンが片手に持っている斧を緑谷目掛け振りおろす!
緑谷は横に素早くかわし、リザードマンの顔面に右ストレートを喰らわせる!
ドガ!!
ガード不能でもろに右ストレートを喰らったリザードマンは
衝撃で吹き飛ばされた!
ズザザー!
リザードマンは地面に倒れこむ。緑谷はそのまま畳み掛けようと駆け寄る!
リザードマンは起きながら斧を緑谷に投げつける!
緑谷
「!!?」
緑谷は咄嗟にガードする!
ガッ!
緑谷のガードした右腕に斧が刺さった!
緑谷
「!!!クソ!」
緑谷が刺さった斧を抜いて投げ捨てる。
その時、緑谷の眼球のコンタクト端末に警告が表示された。
『 !警告!
右側義手前腕破損
サポートセンターに
連絡しますか?
[今すぐ連絡] [後で]』
緑谷
「余計なお世話だよ!」
緑谷がそう愚痴った時リザードマンが立ち上がり襲い掛かって来た!
リザードマン
「ギシャアアアアア!!」
リザードマンは何度も緑谷に殴りかかって来るが、怒りに任せた両の拳は
攻撃を読む事も容易く、緑谷は軽々とリザードマンの拳をかわす!
緑谷
「そんな大振りなパンチ当たるかよ!」
リザードマン
「ギヤアアアア!!」
リザードマンが苛立ちに任せ全力の左ストレートで緑谷に殴り掛かる!
バシイィ!
緑谷は右手でリザードマンの左の拳を受け止めた!
左手を封じられたリザードマンが右の拳で殴る!
ビシイ!
緑谷はまたリザードマンの右の拳を左手で受け止め、
両者腕を互いに押し合い、力比べのようになる!
グググ・・・
リザードマンと緑谷、両者共に一歩も退かず腕力を込め相手をねじ伏せようと
互いに腕を押し合う!
リザードマン
「ギシャアアアア!!」
リザードマンは叫んだ直後、更に力を込めて緑谷の両腕を押さえつける!
緑谷
「ぐ、クソ!」
リザードマンの怪力に緑谷は押され気味になって行く。
斧のダメージも影響し劣勢にされていく中、コンタクト端末に表示が出る。
『左右両義手過負荷
強制停止の可能性あり』
緑谷
「ぐうう・・・リミッター解除おおおおお!!!」
コンタクト端末に表示が出る。
『!リミッター解除!
最大出力200%
身体保護システム作動
左右ストロングアーム強制停止まで
残り 0:30秒』
直後、緑谷の両ストロングアームの二の腕の放熱ファンが開き白煙を放った。
ストロングアームの内部からキュイイインと激しい回転音が聞こえる。
緑谷
「うおおおおおお!!!!!」
リミッター解除により200%の力を得た緑谷はリザードマンを押し返し、
そのままリザードマンを後ろへ突き飛ばした!
ズザザー!
リザードマンは地面に倒れこむ!緑谷はリザードマンに飛び掛かり
マウントポジションを取った!
『左右ストロングアーム強制停止まで
残り 0:25秒』
ドガ!バギ!ゴガ!
緑谷は200%の力でリザードマンの顔面にマウントパンチの連打を浴びせる!
緑谷
「死ねえ!トカゲ野郎!!」
ゴキ!グシャ!ビシャ!ブチ!
リザードマン
「グエ!ギエ!グオ・・・」
緑谷
「…ハア、ハア、…」
動かなくなったリザードマンを確認し、緑谷は握った両の拳を解き、
立ち上がった。
『左右ストロングアーム強制停止まで
残り 0:10秒』
緑谷はリザードマンに背を向け立ち去る。その時、
リザードマン
「ギシャアアアアア!!!」
死んだふりをしていたリザードマンが背後から緑谷へ襲い掛かる!
『左右ストロングアーム強制停止まで
残り 0:05秒』
緑谷
「!!!」
緑谷は左腕をリザードマンへ向け前腕ハッチを展開し、
内部格納小型ミサイルを発射した!
ドシュウウウ!
ミサイルはリザードマンに着弾した!
ドーーーン!
ミサイルは爆発し、炎と煙が収まると、
リザードマンの上半身は無くなっていた。
・・・・ドチャッ
リザードマンは真後ろに倒れ、その直後、緑谷のコンタクト端末に表示が出た。
『!警告!
身体保護システム作動中
左右ストロングアーム
クールダウン・再起動完了まで
残り9:59秒』
緑谷
「ふふ…無茶しすぎたかね……暫くは戦えそうに無いな……」
また表示が出た。
『プレミアムプランに加入して
クールダウン時間を縮めましょう
[今すぐ加入] [後で] 』
緑谷
「だから余計なお世話だっつうんだよ!」
[TO BE CONTINUED]




