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転生令嬢はリュートを弾く  作者: プリン
リュート視点
10/11

謹慎なう

事件の後、僕は父親に命じられ、家で謹慎していた。

学園に通っていた目的自体、同級生の王子と親しい関係を築き今後に役立てるという

下心とか野心に溢れるものだった。

「王子殿下はダメかもしれない。少し外に目を向けた方が良いだろう」

父の薦めで、外国語教育を受ける事になった。

偶然なのか、故意だったのか、ジョアンナと同じ教師に習う事になった。

教師からジョアンナの様子を聞いた。

彼女は留学を考えているらしい。

留学されたら、本当に手が出せないと焦っていたら、

「体を鍛えて、精神を叩きなおして来い!」

父に、王都の騎士団に行き訓練を受けるよう命じられた。


男しか居ない集団で鍛えられた。着替えの時に彼らの下着が気になり聞いた所…

ステテコの快適さを熱く語られた。

庭を歩く程度なら、Tシャツ+ステテコ+ゴム底サンダルで歩く猛者もいるとか。

「むしろ、そのために作ったとしか思えん」と隊長が言った。

「ズボン下か…毛織物で作れば、寒い時期の外作業も快適だよね」と何気に言ったら、

「それだ!」と彼らが目を輝かせた。


夕方、僕はフルートをもって彼女の家の前に向かう。

彼女の弾くリュートに合わせて、フルートを弾く。

一瞬だけ、昔に戻ったような錯覚に陥るけど、彼女は決して僕の前に現れない。


僕のポケットの中には、あの時渡せなかった首飾りが入っている。

ジョアンナが僕の前に現れてくれたら、彼女がいつもの様に笑ってくれたら…

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