手を握る、手と手で包む
「ひ、ひどい目に遭った……」
床に両手をついてぜえぜえと肩を上下させつつ、リリアナは呟く。
先ほどまで色々けしからん状態だった男は今、彼女のすぐ脇の地面にうつ伏せで張り付けられている。
いくら外の耐久力が高いと言っても限界はあるし、それに竜にだって生ものである以上弱点はある。
鱗でおおわれていない部分――たとえば目に何かが当たれば怯むし、口や鼻、耳などもそうだ。
また、それらから侵入した体内への攻撃も、ヒトよりは多少打たれ強いとはいえ、効くには効く。
その辺をうまく利用すれば、こんな風に普通に魔術の攻撃を与えることも可能なのである。
――と、昔リリアナが同じように自分に電撃を浴びせ、ドヤ顔で服を剥きながら言っていた思い出がよみがえる。
そういえば、謎の空気に固定されるだけではなく、火の輪の中に閉じ込められたことも、氷漬けにされたことも、土の中に埋められたことも、謎の植物に絡め捕られたことも、果てはなんかよくわからない飲み物を飲まされて痺れたこともあったっけ。
冷静に思い返せば割と過激な遊びだった。というか、遊ばれていた。
第三者から見ればこれもういじめじゃないか? と言われるほどであろうが、やられている方が懲りずにお仕置きされるようなことをすると言うかむしろ喜んで実験台になっていたので、まあ自業自得である。
無垢とは、無知とは、時に残酷だ。
知らないうちに自らが変態を訓練していたことを知ったリリアナが深く後悔するのは、もう少し先の話である。
そんなこんなで、油断しきっていたところに直撃を受け、軽めの走馬灯が走っているティアなのだった。
リリアナとの甘い時間の終わりは、つまるところ彼が調子に乗ったせいで撃退されて終わった。
せっかくだからとティアは肩周りから背中の中ほど、そして最初の宣言通り腰を万遍なくさする所業に及んでいた。
そこでやめておけばよかったものを、スケベ心のままに太ももに手を添えシャツをまくり上げようとした瞬間――ついに彼女の中の許容ラインを越えた。
子竜はただでさえ普段回らない頭を補っていた野生の勘を、頭に血を上らせた結果鈍らせ、彼女がかっと目を見開いた瞬間に正しい対応ができなかったのである。
彼の惚気フィルターで見ているとしょっちゅう忘れがちだが、リリアナもまたか弱き乙女の定義に入れるのはいささか憚られるような少女だった。
当代随一の魔術師であり、気難しくて激しい気性の持ち主。
そういう大変扱いの難しい側面も彼女は持っている。
であるからして、いくら見た目が弱弱しいからと、いくら腕力体力がなかろうと、いくら抱きしめると温かくて華奢でふにゃんとやわらかくていい匂いがして快い触り心地で調子に乗りたくなってくるリアクションを取ってくるのだとしても。
断じて迂闊なことをして怒らせていい相手ではないのだ。
その辺の大事なことを、しばらく手痛い反撃を食らっていなかったティアはすっかり失念していた。
「まったく、何がせっかくだから、だ! 大体癒すってなんだ? 余計疲れた気がするんだが……」
彼女はぶつぶつ言いながら、あちこちに剥がれて投げ捨てられた自分の上着や靴下、ブーツを回収し、速やかに淡々と身支度を整えている。
着終わると、最後にさすられた腹部あたりを非常に微妙な表情で押さえた。
そうしているうちにひくひくっ、と倒れている男の手が震えだしたのを目の端でとらえると、戻ってきて脇に仁王立ちする。
が、何を思ったのかふと何か言う前にブーツを片方そっと脱ぐと、その足で倒れてひくついているティアの背中のあたりを踏みつけた。
「……反省しろっ」
そう言いながら、踵のあたりでソフトに、ふみっと。
怒りに少しの優しさと思いやりを加えたかんじで、背中をプッシュする。
足の裏が柔く背中に沈んだ瞬間、ティアの身体が跳ねあがって全身が痙攣するが、お許しが出ていないのかそれ以上は動けない。
びくんびくんと電撃を受け続けているかのように、踏まれるたびに身体が跳ねる。
踏んでいる脚の先から、どきどきと早鐘を打つ心臓のリズムが伝わってくる。
リリアナ本人は、ごく真面目な顔をして事に当たっており、自分の行動はお仕置きのつもりである。すごく頑張って、でも手加減して、お仕置きしているつもりである。
踏んでいる方が、踏まれている方が天国にも昇らんばかりに喜んでいることを知らないどころか可能性にすら思い至れないのは、幸なのか不幸なのか。
しっかりしているようでかなりの天然、というかアホの子、と自分が子羊たちから密かに言われているのを、彼女は知らない。
変態の事を全然馬鹿に出来ないのである。
彼女はだから、屈辱に打ち震えているのだな、と解釈し、結構楽しそうな顔でうりうりと肩甲骨中ほどを押している。
もちろん、ティアの方は全力で踵の感触を楽しんでいる。それはもう、だらしのない顔で楽しんでいる。
楽しみすぎて、次第に体全体が緊張から弛緩に移行しつつある。完全にリラックスしている。
なんという悲しく深刻なすれ違いであろうか。
だが、実態を(主にリリアナが)把握した暁には、双方ともに損をする気がするので、これはこれで平和なのかもしれない。
内部の様子を窺っていたフィリスは、そう思うことにして相変わらず現実逃避している。
今、この空間に入ることだけは、したくない。
フィリスがそう思うのを、誰が咎められたと言うのか。
そしておそらく、約200年前に子どもたちの戯れの様子を窺っていた当時の見張りも、同じような心境だったに違いない。
しばらくそうしてから溜飲が下がったらしいリリアナは、腕組みして仁王立ちになった。
ようやく動けるようになったティアは、直ちに彼女の前で神妙に正座させられた。
先ほどのプレイもといお仕置きでリフレッシュした顔も、睨まれてしゅんとしぼむ。
「最初に言うことは?」
「ごめんなさい」
「ほう?」
「申し訳ありませんでした」
「……よろしい」
威圧まみれの声と冷ややかな目のリリアナに、流石に空気を読んだティアだった。
リリアナはふっと目を細める。
「もう二度としませんは?」
途端に、そんな殺生なとティアの目が潤んだ。嘘のつけない男である。
一瞬だけ涙にたじろぎそうになったリリアナだが、太もも(の内側、さらには鼠蹊部にかけて)をねっとりなぞりあげられたのが許せなかったのか、はたまたシャツをめくりあげられた際にうっかり(勝負用じゃない)下着を見られそうになったのがだめだったのか、怒りの方が勝っているらしい。
ふわあっ、と彼女の見事なブロンドが謎の風で広がり、部屋の中に不穏な空気が漂い出した。
「お前、まだ懲りてないのか……何ならもう一発逝っておくか、ん? 肉体言語の方が得意なんだろ? 今度は何にする? 火で炙るか?」
子竜は半泣きで、必死に言葉を返す。
「だって、途中までは結構リリアナだって良さそうだったじゃないか!
割とまんざらでもなさそうっていうか、気持ちよく俺にもたれかかってたって言うか、一回くらいもっとって言ってくれたって言うか――」
「黙れそれ以上言うなっ!」
「はい」
先ほどの言葉を訂正しよう。やはり朴念仁は朴念仁、アホはアホ、ティア=テュフォンは空気の読めない男であった。
しかし、リリアナもまたリリアナである。
自分の醜態を掘り返されると一気に弱くなる。
「ぜ、全然気持ちいいなんて思ってなかったんだからな! ただちょっとこう、お前が一生懸命だから黙って付き合ってあげないとかわいそうかなってそういうあれだったんだからな!」
「えっと――?」
「何か言ったか?」
「いや、何も」
再び真顔になったリリアナに、ティアは途中から普通に喘いでいたじゃないかとの余計なひと言を飲み込んだ。
電撃のせいか、野生の勘が今はちゃんと働いているらしい。
リリアナは少しの間冷たい目でティアを睨んでいたが、やがてばかばかしいとでも感じたのか、深く脱力した。
「……まあ、なんか余計疲れた気はするけど、身体は確かにちょっと軽くなった気がするし、さっきの分も合わせて今回の事はそれでいいことにする。わかったな」
もちろん、ティアはさっきのアレについては完全にご褒美であると受け取っているので、次回が存在するならおそらく彼女の考えているのとは別の方向に反省して改善してくることだろう。
今も、こくこくと頷きながら、一体どの手つきが悪かったのか、その件についての反省会を頭の中で繰り広げているのだから。
リリアナはふっと息をつくと、書類がみっちり積まれている机に歩いて行って、そこの椅子に腰かける。
先ほどのクッション付きソファーはリラックス用、こちらは仕事や作業用らしい、座ると姿勢がよくなりそうなものだった。
ティアが邪魔にならないように後ろから覗き込むと、眉間に皺を寄せながら羽ペンを滑らせ始める。
うっとりとその達筆に見入りながら、ティアは声をかける。
「それ、仕事?」
「……そんなところ」
「リリアナが一人でやってるの?」
「……まあね」
短く答えて、リリアナはすさまじい速さでそれらを読んでは筆を滑らせ、という作業を続けている。
右の紙束から取っては、終わったものを左に、いくつかの束に分別しているようだった。
分けられた紙には、済、保留、未了、などの走り書きがされたり、文章に線が引かれてリリアナのコメントがあったりする。
「これ、全部?」
「いや、そっちにもまだ残ってる」
すっと左手が示した先を追うと、他の机の上にまだ五束程度紙の束が積み上げられていた。
きらっとティアの目が、いいこと思いついた、と言う感じに光る。
「手伝おうか?」
「おとなしく武芸に励め。お前がやっても資源の無駄だ。紙ごみが増える。――触るなよ。どうせ破くだけだぞ」
返ってきたのは、思わず涙が出るほど、飾り気のない率直で的確なお言葉である。
ちょっとだけ傷ついたが気を取り直し、気になっていたことを思い出してティアは尋ねる。
「やっぱり、この間の地震のせいで忙しいの?」
リリアナはそれを聞くと手を止め、作業を中断して彼の方に振り返った。
「さすがにわかるか。……なあ、ティア。近衛兵たちは、今回のことについてどう言ってるんだ?」
「どうって?」
「先輩たちが、何か話していなかったか?」
ティアは思い返す。ぼんやり聞いていた先輩たちの会話は、特に新意見もなく、無難なものだった気がする。
「まあ、実際古いんだし、老朽化も仕方がないって。
あとは、確かに結構揺れはしたけど、すぐに収まったしその後は何もないし、もう大丈夫だろうって」
リリアナは羽ペンを置くと、その手で髪の毛をくるくると指で弄りだした。
「――それじゃ、お前の師父は? ヘイスティングズはどう言っている? 何か特別なことを言っていなかったか?」
リリアナが意味深に投げかけてきた質問への答に、ティアには大いに心当たりがあった。
地震直後に師父に連れられて城内の見回りをしていた時のことだ。人気のないところで二人きりになったのを見計らって、ヘイスティングズがぽつっと彼に話したことがある。
他言するなよ、だが大事な相手には別だ――師父はそう、ウインクして最後に付け加えた。
「確かに城は古いけど、ライフラインや浮力装置は常時モニタリングしてるし、そこまで致命的な欠陥があるとは思えない。――地震の本当の原因は、施設じゃなくてその供給源の不足にある。つまり――」
そこでいったん区切ると、さすがに賢いリリアナは師父が言わんとしていることをその時点で察知したらしく苦笑いになる。
ティアの方は、聞かされていた当時もちろんわからないで聞いていた。こりゃわかってないなと判断した師父がその後付け加えた捕捉に至って、ようやく彼の言っていることが他言無用であることを理解したのだ。
リリアナはゆっくりと唇を開く。
「さすがに団長クラスにはやっぱりばれていたか。そうだよ。城は至って問題ない。
だから――ガタがきてるのは、お父様の方なんだ。
あの地震は、お父様が発作を起こして倒れたのが本当の理由だ。
意識は戻ったけど、体内に爆弾を抱えていることが判明した。持ってあと数百年の命、だそうだ」
――公式発表では、そんなことは一度も聞いたことがない。
ただ、最近魔王が表に出てこないことは感じていた。
「……誰にも言うなよ」
「わかってる」
打って響いたような弾む答えに、リリアナはふっと表情を緩める。
「ティア。もうすぐ私の成人式だ。覚えているか?」
もちろんだった。少し前までは、いよいよその時なのだと指折り数えていた。
けれど今はそれが、待ち遠しいだけではないのだと感じる。
リリアナの顔は、うかない色に染まっているから。
「……大人になったら、リリアナが王様になるの?」
「――まだだ。だけど、準備は始まる。また忙しくなるから、お前にはさびしい思いをさせるかも」
「俺はいいよ。我慢する。でも、リリアナが寂しいんだったら、いつだって飛んでくるよ。俺がやることを言って。リリアナの言うことが、俺の全部だ」
彼は深く物事を考えない性質だし、リリアナと四六時中一緒に居たくてたまらない。
けれど、彼女の感情を察せないほど馬鹿でもなかったし、ちゃんと一緒にいるために己を抑えると言うことも知っていた。
そうやって今までずっとやってきたのだから、これからもそうだと思った。
たとえ、彼女の周囲が、自分の周囲がどれほど変わっていこうとも。
いつも通りに心を込めて言うと、彼女は笑った。だけどその顔は、どこか泣いているようにも見えた。
「……手を握って、ティア」
そう言って黙り込む彼女の手に、ティアは自らの武骨で大きなそれをそっと重ねる。
彼女の手はひんやりと冷たく、わずかに震えていた。
「ティア、私は――」
小さな手を、彼は両手ですっぽりと包みこんで囁いた。
「怖くないよ、リリアナ。俺がそばにいる。ずっと一緒だ」
彼女ははっと目を上げ、そして伏せた。
「……ありがとう、ティア――」
ぽつっと漏れたリリアナの言葉に、彼は笑って答える。
「俺は、リリアナの竜だから」
一拍遅れて、それは心強い、と笑った彼女の顔は、やっぱりどこか泣いているように見えた。
無性に悲しくなって、ティアは彼女の手をいったん放すと、代わりにそっと抱きしめた。
フィリスが咳払いして入ってくるまで、二人はしばらくそうやって互いの呼吸と心臓の音を聞いていた。
そんなやりとりがあった、その数日前のことである。
使用人たちが普段使っている廊下の壁を撫でながら、男はつぶやく。
「時が動く。王者が入れ替わる。動乱が、混乱が訪れる」
指でなぞると、彼にはその下で脈打つ魔術回路と、底に流れる魔力の様子が手に取るように理解できた。
王城の基本的な機能は、王と貴族たちの魔力で賄われている。
雑多な三下の雑音を煩わしく感じながらも神経を研ぎ澄ませると、やがてそれらよりもはるかに強力な流れに行きつく。
これが、王の供給している魔力だと彼には理解できた。
しかし、以前は一つだけだったそれは、今現在さらに調査を進めると二つの力の集合体なのだとわかる。
一つは、落ち着いたどっしりと構えるもの。長年この城を支えてきた、老王のそれである。
重みと深みがあるが、しかしその流れは少し前に比べるとどうにも頼りない。
それを補うかのように、瑞々しく初々しい力が流れている。
それは時折不安定に揺らぐものの、甲斐甲斐しく父を支える娘の姿そのものに見えた。
「――なるほど、これが次代魔王。確かに若い。ああ、それにしても、なんて美味しそうな香り。甘いかな? 苦味はどうだろう? 若いのって言うのはどうにも、あっさりしすぎていることが多いが……」
男は囁くように発音する。
嗄れ声の男の側には、彼と同じフードを被っている人物が静かに付き従っている。
従順に主が喋るのを聞いているのは、まるで生気のない、けれど整った顔立ちをした、人形のような少女だった。
「老いぼれが倒れたおかげで警備に穴ができて、こちらには好都合だったけどさあ……」
そう言うと、彼はゆっくりとフードを下ろす。
男の顔は、左半分が崩れていた――おそらく前に、溶かされてそのままなのだろう。
その崩れていない方のやや整った顔が、妙に子どもっぽく拗ねる顔立ちになった。
実際、幼い子供のように駄々を踏んで頬を膨らませている。
「シーアールー。せっかく来てやったのに、主役のお前がいないと始められないじゃないかっ。
迎えだって寄越したのに、逃げちまって行方知れずと来たもんだ。
甥っ子の方も、気配は感じるのに姿を見せないし。
お兄ちゃんいい加減飽きたよーお腹減っちゃったよー早く大虐殺したいんだってばー、もー」
口調や仕草はまるで子供のようだが、見た目は顔が半分溶けている立派な成人男性、声は調子の軽い軟派男のようで、けれどどこか冷え切ったものである。それらのちぐはぐな組み合わせによって、一目でそれが異様であることが見て取れた。
独り言を続けている男は、突如目を光らせる。
「そうか! あはは、そうだよ! むしろいない方がよかったんだ。ここで騒ぎを起こせばいいんだ!
そうすれば、あいつだって戻って来られずにいられないんだし――」
しかし、急に盛り上がった男は、同じくらい急に黙り込む。
振り返ると、無表情な少女の瞳が、同じく虹色の彼のそれに向けて数度瞬いた。
男は一気に不機嫌そうな顔になる。
「……なんだと。僕に指図する気か?」
つかつかと歩いていくと、その細い喉元に手を伸ばし、絞めつける。
苦悶の表情になることもなく、ただ人形のような少女はうつろな虹色の目で男を見つめている。
「うるさいなあ……お前は何のために生まれてきたんだ? 何のために生かしてやっていると思っている? いつからそんなに偉くなったんだ、え?」
男がそう言うと、彼女は少し遅れてから、数度虹の目を瞬かせて返答した。
「そうだ。余計なことをするな、鬱陶しい。黙って僕の言うことを聞いていればいいんだ。どうせ、僕にかかってる命なんだから、僕を守れ、付き従え。そのためにお前を作ったんだから、ちゃんと役に立ってから死ね」
男は少女から手を放し、ふっと目を細める。
どこか遠くから、誰かの笑い声が微かに聞こえてきた。
親しそうに、嬉しそうに――幸せそうに談笑しているのが、遠いここまで伝わってくる。
廊下を移動しているらしいそれが通り過ぎていくまで黙り込んでから、男は――エデルはつぶやいた。
「そうだ。今の奴を最初にやろう」
それを受けた少女は再び瞳を瞬かせると、すっと陰の中に消えていく。
悪夢は闇の中で妖しく目を輝かせながら、歪な三日月の笑みを浮かべていた。
ティアがリリアナと久々に一緒に時を過ごしたその翌日、地震騒ぎから一段落して落ち着いていた城はさらなる衝撃に揺れることになる。
そしてそれこそが、悪夢エデルとの戦いの始まりであった。




