第六話「完成した作品とこれからの作品」
[現在]
オレは、過去に戻って来た。
中学時代をバイトと執筆に費やし、SNS『ツブヤキっター!!』での活動を進めていた。
私立の高校に入り、前の人生での愛する恋人。
木陰雛子に会うために入学した。
でも、学園内に……彼女の姿はなかった。
他の教師は名前も知らないと言う。
不思議で、おかしくて、頭が痛くなったけど。
今はやるべきことをやろうと決めた。
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自宅にて、親と兄がいない間にオレは考えをまとめていた。
雛のことは仕方ないとして。
まずは、小説の執筆だな。
とりあえず中学時代に書いたやつは四つ。
一作目は、短編のエッセイみたいな感じの作品だ。
タイトルは「人の裏顔。」
まあ、これは自分の過去の経験を少しいじって書いてみた。
自分ではロマンチストと思ってはないが、作品の内容はロマンチックな感じに仕上げたと思う。
まあ、恋愛でもあり、人生感の内容だな。
伝えたい事としては、人の価値観や考え方。そして、本質を問うための事を書いたつもりだ。
出来としては、まぁ普通か。
良くも悪くも、表現を理解できる人なら分かるかもしれないけど、ただ本を読むバカには理解なんてできないような作品だ。
作品の本質を捉えた……"深み"を理解できる読者は少ない。
まあ、仕方がないことでもあるんだけどな。
だって、人の気持ちが透けて見えれば苦労なんてしないだろ?
作品も同じだ。
解説がなければ、それは読者の解釈となる。
でも、"作者の解釈と完全に一致する"読者なんて、ほんの数ミリ。いるかいないかだと思う。
でも、解説を入れると、それは作品の良さを半減させ、ただの物語となる。
読者の想像が膨らむような物語を、作者は考え、構築し、執筆する。
それをどう解釈されるかは、分からないし。
作者しか答えを知らない。
そう、"作者のみぞ知る特権"だ。
そのことを明かした時、マジかっ!!って、あっとするように驚かれた時の、出し抜いてやったぜ感は、味わってみてぇよなぁ………猫柳さん。
猫柳さんは、オレが新人だった頃にアドバイスをくれた師匠的な存在でもある。
いつから書いてるのかは忘れたけど、今も諦めずに……頑張って書いてるんだろうなぁ。
負けてられないな。
今回はオレのライバルとなるかもしれないんだし。ハハハッ。
さて、二作目は、ファンタジー長編ものだ。
タイトルは「黄昏の旅人─ギト─」
コイツは、旅人「ギト」が、正義のために義徒という組織に入り、人々を救う物語だ。
まあ、よくあるありがちな、冒険譚モノの内容だな。
能力ものと言えばそうだが、少しだけマイルドにしてみた。
まあ、ゴリゴリの武闘派集団という設定を活かして、能力バトルというよりは、物理的な攻撃が多めだな。
迫力はあるが、戦闘のパターンが少しネックだった。
まあ、だから長編でも少し短めになった。
でも、続きを書こうと思えば書ける。
それくらい冒険譚ものは幅広く展開を書きやすいからな。
三作品目も長編だ。ただし、ジャンルは異世界恋愛だ。
タイトルは「異世界 溺愛浪漫救」
正直、一番難しかった。
まあ、今見ると、このタイトルは無いな。と思うレベルには酷いな。
難しかったところは、現実世界の恋愛ではないし、異世界の要素を入れなきゃいけなかったから、ファンタジー要素も必要となる。
まあ、要素って言っても、何パターンかある。
・一緒に冒険をするパターン。
・一緒に冒険はするけど、戦闘がほぼないパターン
・冒険はせずに、ほのぼのと生活しながらのパターン
まあ、他にもあるが……この辺が王道だろうな。
オレはその中でも、一緒に冒険するパターンにした。
考える事は多くなるが、元々得意なファンタジーに、少しだけ恋愛描写を挟む方が考えるのが簡単だったからだ。
まあ、あとは少しだけ描写の表現を複雑に書いたり、お互いの心情ではなく、片方だけの心情をえがくことにした。
それによって、お互いの気持ちを分からせないことで、読者にもどかしい気持ちにさせること。
そして、ファンタジー要素として、緊張感を持たせたかった。
世界を救う男が、内心キャピキャピしてる描写ばかりだと、不安になるだろ?
だから無くした。
まあ……これは、あったらあったで、ギャグ路線が使えるから悪くはないんだけどな〜〜。
でも、オレの書きたい物語には必要なかったから、やらなかっただけだ。
どっちが良くて、悪いなんて無いと思ってる。
四作品目も長編だ。ジャンルは青春野球ものだ。
タイトルは「青春の青空バッテリー」だ。
この作品は、野球経験がないオレからしたらかなり苦労した。
覚えることが多くて、知らない知識ばかりだったからな。
まあ、その分、スポ根青春ってこんな感じなんだろうか。とか甲子園球児の気持ちとかも、甲子園見ていて、こうだったんじゃないだろうか。とか、書いてて色々と面白かった。
まあ、勝ち負けが絡む内容なだけに、感動したり、熱くなったりする描写は気合が入った思い出がある。
こうしてみると、王道なとこは書いてるもんだな〜。
まあ、あとは純粋な恋愛小説とミステリーとかが王道か?
この辺りも書いていきたいとこだな。
あとは、ネット向けの公募でよくある……ワードやテーマが狙い撃ちの作品とかだな。
この辺は何が来るかは分からないけど、季節とかで大方の予想は出来る。
だから、事前に書き溜めておくって手もあるからな。
まあ、今のうちに書けるジャンルは全て書く。
そして、書きたいジャンルは……より設定を練って、面白い物語を完成させてやるッ!!!
待ってろよ!絶対にデビューしてみせるからなッ!!




