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異世界で目覚めた訳




 「さてそれじゃぁ何から話しましょうか」


 女の人に連れられ私は突然現れた家のリビングに座っていた。

座ると同時に目の前の机にポンッて音と同時に何故か紅茶ではなくミルクティーとプリンアラモードが出てきた。

 対して女の人はそれに気にすることなく私とは違い突然出てきた紅茶を飲みながら話し始めた。


 「え〜とね、まずはお気づきの通りあなたは死にました。そしてねあなたの世界の物語にあるような間違えてとか不注意でとかじゃないの」

  「そうなんですね、と言うか私の世界の物語を読んだことあるんですね」

 「読んだことはないわよ、ただ最近の事故で亡くなった人にそういう物語の展開を期待してる人が多くて知ってただけなのよ」

  「そうなんですね」


 ところでさっきから普通に話してるけどこの人どこの誰なんだろう?

 そんな疑問が顔に浮かんでいたのだろう女の人は何かに気づいたって顔で私の疑問に答えた


 「そうそう、自己紹介がまだだったわね、私は異世界の神をしている植物と動物の神フーリア・アニマ・プラントール、フーリって呼んでねフフッ

 この世界には私以外にも神はいるのだけどおいおいまた会えると思うわ。今回私が来た理由はねいろいろあってね実は」


 女の人もといフーリの話によるとあの日本来車は居眠り運転をして事故を起こすはずではなかったそして私はちゃんと寿命で死ぬはずだったがあの日何者かの悪意の介入があり死ぬことになったそうだ

 そして私が異世界のあの花畑にいた理由がその何者かが私の魂に干渉し危害を加えようとしていたのを(ただ)ちに察知して保護した後あの花畑に私を隠したそうだ

 私が出れなかった理由が外部からの干渉を出来ないように外界との接続が切られていた為に出ることが出来なかったそうだ



 「何者かの悪意ですか」

 「ええ、他の神々はその際に生じた狂いの修復とその悪意を探しているの、残念な事に現段階でわかっているのはその悪意がいまだあの世界であなたの魂を探していることだけ

 本当はこのままこの空間にいて欲しいのだけどいつ解決するかも分からないのにそんなお願い無理でしょ?だからこの世界で自由に生きて欲しいの」

 「自由にですか?」

 「えぇ、恐らく相手はこの世界の存在を知らないはずだし私たちで厳重に守っているから自由にしてもらって大丈夫よ」


 うーんよく分からないけどとりあえずは大丈夫ってことでいいんだよね

 それに何故だかこの人は信頼できるって感じてる、それにフーリの言う通りずっとここにいても暇だろうからこの提案はありがたい


 「わかった、それなら外に出て旅をしたい」

 「フフッわかったわ、それなら必要なものをあなたに渡すわ今ならここを自由に出入りできるから好きな時に出てね、何かあったら話しかけるから本当は神々は地上の生き物に干渉するのは禁止なのだけどあなたなら問題ないわ」

 「?わかった」


 頷いた私を見てフーリは席をたったこれからフーリも他の神様の手伝いに戻るみたい


 「あら、そうそう忘れていたわ」

 「どうしたの?」


 何か思い出した様子のフーリは何も言わず私のおでこに手を置いた。その瞬間フーリの手と私のおでこの間に魔法陣が浮かび上がり光ったそして私の頭の中に様々な情報が入ってくる

 その()()に私は声が出なくなった。


 「それじゃ、私は行くわね何かあったら呼びかけてちょうだいフフッ」

 「ええ、色々ありがう゛またね゛……………」


 ニコリと微笑んだフーリは私に手を振って消えていく、手を振り返し見送る私は先程流れ込んできた情報(記憶)を思い出しながら別れの言葉を言う_____________________
























______________________________゛またねフー姉様゛

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