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真の封忍・パラサイト

五胡軍最強の戦士である瑠璃と戦う一刀


戦いの最中、瑠璃は女の身でありながら努力の結果五胡軍最強の戦士となるも五胡兵士達は敗けを認めず手を抜いたと言うなか、一刀は今まで出会ってきた男達と違うと察した瑠璃は才蔵によって崩れてしまった五胡を救ってくれるよう一刀に頼む


だがその時、突然瑠璃から瑠璃とは別の声が聞こえてきたのだった。


『ケケケッ!やっぱり裏切りやがったな!だからこの世界の奴らは信用ならないんだよ 』


瑠璃「何だこの声は!? 」


どうやら瑠璃自身にも心当たりはないらしい


小助『吹音のような二重人格ってやつか!? 』


一刀「いや、それならば瑠璃の意識はないはず、なのに意識を失わずに他の声が聞こえてくるということは… 」


よく考えてみれば答えは簡単であった。


一刀「何者かが瑠璃の中にいるということだ! 」


一刀がそう言うと


?『さすがは北郷一刀、察しが良すぎるぜ 』


ズブブッ!!


瑠璃の額に顔が出現した。


瑠璃「な…何者だ貴様!? 」


?『俺か?俺は貴様が倒した封忍の一人だよ! 』


五胡の実力を知ろうと才蔵が差し向けた封忍は全部で六人


そのうち五人の五胡戦士達は封忍に殺されたものの、唯一瑠璃だけが向けられた封忍相手に勝利したのだった。


瑠璃「馬鹿な!?奴なら倒したはず!? 」


?『まぁ正確に言うならそいつに取りついていた真の封忍ってことだな 』


真の封忍!?


パラサイト『俺の名は寄生忍者パラサイト!相手の傷口から侵入して体を乗っ取ることができるのさ! 』


小助『寄生忍者!?まさかそんな奴がいたなんて!? 』


だが事実である。


パラサイト『封印された時の体よりこいつの方が強いと判断して傷口から侵入したわけだが、この世界の奴らは情がありすぎるからな、こっそり見届けてやったぜ 』


瑠璃は自分にパラサイトがいるとは知らなかったのだった。


瑠璃「このっ!! 」


ガンッ!!


パラサイトを攻撃しようと額を殴る瑠璃だが


ズブブッ!!


パラサイト『そんなことしたって無駄なんだよ 』


パラサイトは瑠璃の頬に移動した。


パラサイト『それじゃあ裏切ろうとした罰を受けてもらうぜ! 』


すると


ビキキッ!!


瑠璃「うわぁーっ!? 」


一刀「瑠璃!? 」


パラサイト『俺が寄生すると激痛が襲いかかるのさ!今までは止めていたが容赦なくいくぜ!! 』


ビキキーッ!!


瑠璃「ぎゃあぁーっ!? 」


瑠璃を激しい痛みが襲う!!


パラサイト『安心しな、殺しはしない。気を失わせて俺の思い通りに動かせるだけだ!もっとも、激痛で死んでしまっても俺は死ぬことはない!俺を倒したければ体から出すことだ! 』


ビキキーッ!!


瑠璃「がはぁっ!? 」


常人ならば既に痛みで気を失っているか死んでいるレベルであるが瑠璃は体を乗っ取られまいと苦しみながら耐えていたのだ。


するとその時!


一刀「パラサイト、貴様は馬鹿な奴だな 」


パラサイト『なにっ!! 』


パラサイトに話しかける一刀


一刀「強い奴に取りつくのが寄生忍者ならば何故瑠璃より強い俺に取りつかないんだ! 」


確かにあのまま戦っていたら一刀が勝っていたであろう。


一刀「それとも傷口が必要とあらば… 」


スッ!


一刀は気伝丸を構えると


ズブシュッ!!


一刀「俺自らがつけてやる! 」


一刀は自分から右腕を切りつけたのだった。


小助『何やってんだよ一刀!? 』


一刀の行動に驚く小助


一刀「さぁ、どうだパラサイト! 」


一刀がパラサイトに訪ねると


パラサイト『確かに新星ナンバー1の実力である貴様に取りついた方がいいかもしれんな 』


そして


パラサイト『そんなに自分から取りついてほしいと言うのなら遠慮なく取りつかせてもらうぜ! 』


シュバッ!!


パラサイトは瑠璃から飛び出ると


ズブブッ!!


一刀「くっ!? 」


一刀の傷口から侵入した。


小助『一刀!? 』


パラサイト『俺的には自分から寄生されるだなんて初めてだぜ!確かにこの体は素晴らしい!さっきより物凄い力が流れてきて今にも体が熱く… 』


するとその時!


パラサイト『ゲギャギャアァーッ!? 』


小助『へっ? 』


急にパラサイトが悲鳴をあげた。


パラサイト『くっ…苦しい!?何なんだよこの体は!? 』


一体何が起きているのか!?


一刀「そうそう、言い忘れていたがパラサイトよ。俺は過去に蠱毒(こどく)を食らったことがあるんだ 」


パラサイト『こ…蠱毒だと!? 』


蠱毒…毒蜘蛛やサソリ、毒虫等を一つの壺に入れ、最後の一匹になるまで争わせる。そして最後に残った一匹は一番強い毒を持つものであり、この毒が蠱毒なのだ。


確かに一刀は以前蠱毒を食らったことがある。


だがそれは以前解毒したはずであったが


一刀「万が一何かの役に立つかもしれないと毒を残しておいたんだ。貴様が侵入した右腕にな! 」


パラサイト『何だと!? 』


蠱毒に耐性がある一刀は別に痛まないが耐性のないパラサイトは苦しむしかなかった。


一刀は最初からパラサイトに蠱毒を食らわせるつもりで体に侵入させたのだった。


一刀「さぁパラサイトよ、俺の体の中で一人で死ぬがよい! 」


一刀がそう言うと


パラサイト『じょ…冗談じゃねぇ!?蠱毒なんかで死んでたまるか!! 』


ズブブッ!!


一刀から出ようとするパラサイト


パラサイト『よく考えれば蠱毒はテメェの右腕に集中している。ならば体から脱出すれば俺に痛みはないんだよ! 』


確かにパラサイトは体の右腕にある蠱毒で苦しんでいるのであって蠱毒を受けたわけではない


よって一刀から出れば蠱毒の痛みから解放されるのだ。


シュバッ!!


そして一刀から出るパラサイトであったが


一刀「それこそが狙いさ 」


スッ!


一刀は気伝丸を構えると


一刀「北郷流剣技・… 」


シュシュシュッ!!


一刀「霞桜(かすみざくら)!! 」


ズババァッ!!


パラサイト『ぎゃあぁーっ!? 』


一刀は高速で気伝丸を振るい、パラサイトを粉微塵にした。


パラサイト『こ…これで勝ったと思うなよ!?生憎俺には再生能力があってな、破片が一つでもあれば再生できる。こうなったら時間をかけてでも再生を… 』


粉微塵になりながらもいまだに生きているパラサイトであったが


一刀「(かつ)っ!! 」


ゴォッ!!


一刀が腹から出した気合い砲によって


シュウゥッ…!!


破片一つ残らず消滅してしまった。


小助『普段はあんまり相手を殺さない一刀だが外道に対しては殺意すらも持ってしまう。恐ろしい奴だぜ!? 』


そしてその後


一刀「しばらく休んでおくといい 」


瑠璃「うぅっ…!? 」


パラサイトによって傷ついた瑠璃を横にすると


一刀「安心しろ。才蔵は俺が倒す!奴さえ倒せば五胡もまともになるだろう。いくぞ小助! 」


小助『おうよ! 』


瑠璃を残して先を進む一刀


一刀「(みんなも無事でいてくれるといいが) 」


一方その頃


天の国こと現代では


五右エ門「はぁはぁ…。ようやく着いたな権左エ門!? 」


権左エ門「だな五右エ門!? 」


姫子の下僕である鬼の五右エ門と権左エ門が山の中を歩いていた。


五右エ門「まったく、鬼使いの荒い姫様だ。今回の首謀者について知っているからそいつの里に行ってこいだなんて 」


権左エ門「俺達目立ちすぎるから電車もバスも使わずに来るのは苦労したぜ!? 」


五右エ門「だがその里はもうすぐそこだ 」


権左エ門「ようやく苦労が報われる! 」


スッ!


里に到着した鬼達であったが


五右エ門・権左エ門『な…なんじゃこりゃーっ!? 』


里を見て驚く鬼達であった。


オリキャラ紹介


パラサイト


封忍の一人。姿は紫色の体に一つ目。相手に寄生することができる寄生忍者。再生能力も持っているためほぼ不死身

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