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敗者の証

大陸軍が五胡兵士達と戦っている頃、一刀は最後の封忍と戦っていた。


だがこの人物は封忍ではなく、五胡最強の戦士である女・瑠璃であった。


瑠璃「ハァッ!! 」


バッ!!


鎧を脱ぎ捨てた瑠璃は一刀目掛けて突っ込んでいった。


ちなみに瑠璃の鎧は重量がある一刀や銀錬の鎧と違って逆に動きやすさを重視した軽量型である。


一刀「ほっ! 」


キンッ!!


瑠璃の一撃を受け止める一刀


瑠璃「ハァーッ!! 」


キンキンッ!!


その後も攻める瑠璃と防ぐ一刀の剣のぶつかり合いが続いた。


一刀「(この女、中々の実力だ。五胡最強の戦士を名乗るだけはある。このままでは決着がつきそうにないな) 」


バッ!!


そう思った一刀は一旦瑠璃から離れると


シュシュッ!!


一刀「火遁・火焔輪の術! 」


ゴォッ!!


瑠璃目掛けて次々と火の輪を繰り出していった。


これに対して瑠璃は


瑠璃「なんだこんなものっ!! 」


キンキンッ!!


剣で火の輪を防いでいった。


一刀「ならばっ!! 」


スッ!


ズズズッ…!!


一刀は居合いの構えをしながら瑠璃目掛けて向かっていくと


一刀「北郷流剣技・進撃唐竹割り! 」


シュバァッ!!


瑠璃目掛けて剣を繰り出した!


普通の相手ならば一刀に切られるのだが


ガキィンッ!!


一刀「なっ!? 」


一刀の一撃は瑠璃によって防がれていた!


瑠璃「どうした?これが大陸軍最強の男の実力か?私を失望させるな! 」


ブォンッ!!


一刀「うおっ!? 」


瑠璃はそのまま一刀をぶっ飛ばしてしまった。


瑠璃「それとも何か、貴様も他の奴らと同じく女である私に対しては本気を出せないという奴なのか!だったらこの場で死ぬがよい!! 」


一刀に向かって叫ぶ瑠璃


瑠璃は自分が女という理由で手を抜く男が大嫌いなのだった。


ここで一旦話は瑠璃の過去へと移る。


そもそも五胡にとって女は子孫を残すための道具としてみなされ、戦士は全て男であった。


だが


瑠璃「私は戦士になる! 」


そんな状況のなか、瑠璃は女の身でありながら戦士になることを決意した!


ところが


ドシャッ!!


瑠璃「がはぁっ!? 」


五胡兵士「また俺の勝ちだな瑠璃♪ 」


瑠璃は最初から強かったわけではなく、何度も敗北を味わってきた。


そしてその度に


五胡兵士「さぁ、敗者は敗者らしくしな! 」


五胡にとって弱いことは罪であり、模擬戦であっても敗北したものは敗者の証を背中に刻まれる。


瑠璃「ぐわぁーっ!? 」


女でありながらも戦士としての道を選んだ瑠璃とて例外ではなく、敗者の証を背中に刻まれた。


その後も瑠璃は負ける度に敗者の証を刻まれ続け


五胡兵士「女が男に敵うわけないだろ♪ 」


五胡兵士「大人しく子作りの準備でもしてろってんだ♪ 」


瑠璃は五胡兵士達に馬鹿にされ続けた。


瑠璃「私は諦めるわけにはいかない…!? 」


だが瑠璃は決して諦めることなく、戦士としての道を進んでいった。


それから数年後


ドシャッ!!


五胡兵士「がはぁっ!? 」


瑠璃「貴様の実力はその程度か!! 」


鍛練に鍛練を重ねた瑠璃の実力は五胡でも上位になっていた。


だが彼女にやられた五胡兵士達はみんな揃って


『女相手に本気を出せるか 』


『相手が女だから手加減してやったんだよ 』


と負け犬の遠吠えのごとく口にしていった。


瑠璃「弱者の戯言なんて言い訳にしかならぬ!! 」


折角戦士としてかなりの実力を持ったというのに回りからは認めてもらえない


そんな状況が瑠璃を襲うなか


劉豹「ほぉ、貴様らは女は弱き者と決めつけているようだな 」


五胡兵士達『りゅ…劉豹様!? 』


同じ女である現五胡王の劉豹


彼女だけが瑠璃の理解者であった。


瑠璃「劉豹様、ありがとうございます! 」


劉豹「気にするな瑠璃よ。お前は更に強くなる期待しているぞ 」


瑠璃「ハハァッ! 」


その後、劉豹の言葉の通りに瑠璃は女でありながら五胡最強の戦士として強くなり、劉豹の側近にもなったのだった。


そして現在


瑠璃「私が女だという理由で手を抜いているのであればこの場で死ぬがよい!! 」


瑠璃の叫びに対して一刀は


一刀「俺は別に手加減しているわけではないのだがな 」


瑠璃「ならそれが貴様の全力だというのか! 」


一刀「そうではない!大戦が終わってからも鍛練は欠かさずやっていたが実戦は久し振りなので体がついていかなくてな、安心しろ。ようやく体が解れて(ほぐれて)きたところだ 」


スッ!


一刀「ここからは本気で攻めさせてもらう! 」


一刀は構えると


シュバッ!!


高速で移動し、瑠璃の目の前から消えてしまった。


瑠璃「馬鹿め!貴様の動きは既に見切った! 」


スッ…


瑠璃「そこだ! 」


ブォンッ!!


瑠璃は現れた一刀目掛けて剣を振るうが


すかっ!!


瑠璃「なにっ!? 」


切りつけた一刀は残像であり、空振りしてしまう瑠璃


バッ!!


そして瑠璃の背後から現れた一刀は


一刀「北郷流剣技・進撃唐竹割り! 」


ブォンッ!!


進撃唐竹割りを放った!


瑠璃「(一度防がれた技を再び繰り出すとは愚か者め!) 」


サッ…


瑠璃は再び防ごうと構えるが


ガキィンッ!!


瑠璃「なっ!? 」


瑠璃は防ぎきれずに剣を弾かれてしまった。


瑠璃「(こいつ、さっきまでとまるで別人ではないか!?) 」


シュッ!


そして一刀は瑠璃の前に立つと


一刀「北郷流体術… 」


ガシッ!!


瑠璃の両腕を交差させるように捻り


一刀「真空竜巻投げ!! 」


ブォンッ!!


瑠璃「うわぁっ!? 」


瑠璃を高く投げ飛ばし


ドカァッ!!


瑠璃「がはぁっ!? 」


瑠璃は天井に激突してしまった。


一刀「いかん!?少しやり過ぎたか!? 」


自分でもついやり過ぎてしまったと感じる一刀


だがその時!


パサッ!


一刀「んっ? 」


一刀の頭に布が被さり


ドシンッ!!


天井に激突された瑠璃が落ちてきたのだが


瑠璃「お…おのれっ!? 」


その瑠璃の姿は…


ぷるるんっ♪


ブラとマントが外れ、おっぱい丸出しの姿であった。


そう、さっき一刀に被さった布がまさに瑠璃のブラとマントなのである。


そして


ブッバァーンッ!!


瑠璃の生乳を目撃してしまった一刀は鼻血を噴いてしまった。


小助『やっぱ際どい姿には耐えきれてもおっぱい丸出しは耐えられなかったようだな 』


瑠璃「貴様!何鼻血を出しているんだ!! 」


自分がどんな姿をしているのか知らない瑠璃


小助『おい姉ちゃん、嫁入り前の娘がそんな姿でいいのかよ? 』


瑠璃「そんな姿だと? 」


スッ…


小助に言われ、瑠璃が自分の姿を見てみると


瑠璃「うわぁーっ!?/// 」


ようやく自分の状況を知り、恥ずかしがる瑠璃であったが


瑠璃「み…見るな!?/// 」


ぷるるんっ♪


その隠そうとする手は胸ではなく背中を隠そうとしているためおっぱい丸出しのままであり


ブッバァーンッ!!


一刀「がはぁっ!? 」


小助『背中隠して乳隠さずってか!? 』


一刀は再び鼻血を噴いてしまった。


どんな羞恥心を持っているのかと思っていたら


バァンッ!!


小助『何だあれ!? 』


小助は瑠璃の背中にいくつかの火傷の痕があるのを発見した。


これが五胡に伝わる敗北の証であり、負けた者は背中に焼き印を押し付けられる。


弱きことが罪である五胡にとって背中を見られることは裸を見られるよりもつらく、恥ずかしいことであった。


それを理解した一刀は


バサッ!!


瑠璃にマントをかけると


一刀「忍にとって背中の傷は敗者の証ではなくむしろ誇りある傷とされている 」


スッ!


そう言いながら自身の背中にある傷を見せる一刀


この傷は以前蓮華を救うために負った傷であった。


一刀「そうでなくてもその火傷はお前の努力の証でもある。むしろ誇りに思うがよい 」


瑠璃「北郷… 」


小助『あ〜あ、またフラグなんて立たせやがってこのフラグ建築士が 』


一刀「なっ…何を言うか!? 」


小助『蓮華姉ちゃんに話ちまおうかな♪きっと荒れ狂うだろうぜ♪ 』


一刀「このっ!! 」


小助とじゃれあう一刀


だがこの時、瑠璃は初めて自分を罵倒したり、同情しなかった一刀に心を奪われていたのかもしれない


そう思った瑠璃は


カチャッ!


ブラとマントを装着すると


瑠璃「北郷一刀、こんなことを言うのはおかしいだろうが貴殿の実力を見込んで頼みがある! 」


瑠璃「五胡を救ってくれ! 」


バァンッ!!


何と!?一刀に五胡を救ってくれと頼む瑠璃


瑠璃「今の五胡はあいつのせいで狂ってしまったんだ!あいつが劉豹様に近づかなければ… 」


一刀「その話、もっと詳しく… 」


と、一刀が詳しく聞こうとしたその時


『ケケケッ!この女、やっぱり裏切りやがったな 』


一刀「! 」


小助『な…何だこの声は!? 』


何処からか謎の声が聞こえてきた。


そしてその声の出所が…


『だからこの世界の奴らは信用ならないんだよ 』


瑠璃「な…何だというのだ!? 」


バァンッ!!


何と!?瑠璃から聞こえてきたのだった。


〜娘メモリー〜番外編


『パパっ子の遺伝元』


今から約20年ほど昔の外史の世界、まだシャオが生まれる前


幼い蓮華「とちゃま♪ 」


まだ幼い蓮華がいた。


父「よしよし、蓮華はかわいいでちゅね〜♪ 」


妻である炎蓮は戦に明け暮れ、子育てはしなく


長女である雪蓮も炎蓮についていくなか


蓮華はパパっ子になっていた。


だがシャオが生まれてまもなく


幼い蓮華「とうちゃま…、死んじゃやだ!! 」


父は子作りのやりすぎで死亡したのだった。


そんなパパっ子である蓮華の娘なのだからか


孫登「父様♪ 」


孫慮「とちゃ♪ 」


一刀「よしよし 」


二人の娘はパパっ子になってしまった。


まぁパパっ子なのは孫登達だけではないので遺伝かどうかはわからない

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