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意外な吸血鬼対策?

五胡の砦へと乗り込んでいった一刀達


そして吹音は封忍の一人である吸血忍者・ヴァルド伯爵と戦うのだが


吹音「扇斬り! 」


ズバァーンッ!!


ヴァルド「ぎゃあぁーっ!? 」


戦闘開始からまもなく、吹音はヴァルドを真っ二つに切り裂いたのだった。


これで勝負は終わったかに思えたのだが


吹音「(封忍にしては手応えが無さすぎる) 」


そう吹音が思った瞬間!


シュウゥッ!!


吹音「!? 」


月光「何なのよこいつ!? 」


何と!?切り裂かれたはずのヴァルドの体がくっつき、再生したのだった。


ヴァルド「驚いたかな?我輩こそが真の不死身の封忍なのだよ! 」


ジャンッ!!


そしてついにヴァルドの体は完全に再生されてしまった。


ヴァルド「核という弱点を持つゴーレムとやらと違って我輩は何度倒されようが必ず再生できる。痛みは発生するがな 」


不死身を名乗っていたゴーレムでさえ核を破壊すれば倒されるという弱点があった。


だがヴァルドにはそれがないのだ!


ヴァルド「強いていえば明るいところだと再生するのに時間がかかるという点が我輩唯一の弱点であるな 」


吹音「敵に弱点を教えるだなんて随分余裕ですね 」


ヴァルド「それはそうであろう。これだけ我輩の弱点を知りながらも貴様は我輩に倒される。これほど面白いシナリオはないからな 」


戦いをシナリオだというヴァルド


ヴァルド「それではそろそろ我輩の反撃といこう 」


シュシュッ!!


ヴァルドは印を結ぶと


ヴァルド「忍法・蝙蝠手裏剣! 」


シュシュシュッ!!


吹音目掛けて手裏剣を繰り出した。


吹音「こんなもの! 」


キンキンキンッ!!


鉄扇で手裏剣を弾く吹音


月光「こんな手裏剣ごときで吹音を倒せるわけないでしょうが 」


吹音「あまり私を嘗めていると痛い目をみますよ 」


吹音がヴァルドに向かって言うと


ヴァルド「誰も手裏剣ごときで倒すだなんて思ってもいないさ、問題はこの次だ 」


ヴァルドがそう言った直後!


カタカタッ…


吹音が弾いた手裏剣が独りでに動き出すと


ジャキンッ!!


キキィーッ!!


何と!?手裏剣が蝙蝠へと変化していった。


ヴァルド「これが蝙蝠手裏剣の恐ろしさだ。弾いたからって安心するでない 」


バササッ!!


吹音に襲いかかる蝙蝠達


吹音「月光、私の中に隠れてください 」


月光「その方が良さそうね!? 」


サッ!


吹音は懐に月光を入れると


吹音「くっ!? 」


バシバシッ!!


鉄扇を振るって蝙蝠を追い払う吹音であったが


キキィーッ!!


ガブッ!!


吹音「しまった!? 」


やはり全ての蝙蝠をはたき倒すことはできず、吹音は首筋を噛まれてしまった。


ヴァルド「ハハハッ!その蝙蝠達に噛みつかれたが最後、血を吸い尽くすまで離れはせぬぞ! 」


チュー…


そして蝙蝠達が吹音の血を吸ったその時!


ばたばたんっ!!


ヴァルド「なぬっ!? 」


吹音の血を吸った蝙蝠達が次々と倒れていった。


ヴァルド「一体どうしたというのだ!? 」


ひょいっ!


ヴァルドは倒れた蝙蝠達を拾って近づけた瞬間


ぷぅ〜んっ!


蝙蝠達から物凄い臭いが放たれた。


ヴァルド「くさーっ!!こっ…これは我輩の嫌いなニンニクの臭いである!? 」


ヴァルドは吸血鬼に憧れる前からニンニクが大の苦手であり、吸血鬼になったことで益々ニンニクが苦手となったのだった。


月光「どうやらあれがうまくいったみたいね 」


何故吹音からニンニクの臭いがしたのか?


それは一刀達大陸軍が五胡の地にたどり着く数日前


華琳「みんなには戦いの前に精力をつけてもらわないとね 」


祭「儂らの出番じゃな 」


流琉「頑張ります! 」


戦いを前に気合いを入れるという意味で各国の料理自慢達(月、零奈、華琳、祭、流琉等)が料理を作りに作りまくったのだった。


そして


吹音「ぱくぱくっ! 」


玲「吹音、よくそんなに餃子が食えるな!? 」


吹音「中華料理で餃子は好物ですので 」


吹音は特にニンニクを使いまくった餃子を食べまくり


その事によってニンニクの臭いが血液にまで浸透し、見事蝙蝠達を撃破したのだった。


月光「一応臭い消しは飲んだけど血液にまで臭いは消せなかったようね 」


だがそれによって吹音は血液を少ししか吸われずにすんだのだった。


ところが!?


がくんっ!


吹音「はぁはぁ…!? 」


突然鉄扇を杖のようにして立つ吹音


月光「どうしたのよ吹音!? 」


吹音「わかりません。急に体が痺れてきて… 」


体が痺れた吹音はもはやまともに立てないでいた。


すると


ヴァルド「フフフッ!そういえばいい忘れていたがあの蝙蝠達の牙には速効性の痺れ薬が塗られていてな、一噛みでもすれば全身に毒が回って体が動かなくなるのさ 」


月光「何ですって!? 」


そんなこと、さっきまでヴァルドは一言も話していなかった。


ヴァルド「さてさて、痺れて動かぬ間に蝙蝠達に代わって我輩が直々に血液を吸い付くしてやろう 」


スッ!


吹音に近づくヴァルド


月光「そんなこと、あたしがさせるとでも思ってるの! 」


ジャキンッ!!


バッ!!


月光は爪を立ててヴァルドに飛びかかるが


ヴァルド「猫は引っ込んでおれ! 」


ズバンッ!!


月光「きゃあっ!? 」


ヴァルドのサーベルによって斬られてしまった。


吹音「月光!? 」


ヴァルド「心配するな、貴様を殺したすぐ後に猫もまとめてミイラにしてくれよう 」


バサッ!!


ヴァルドはマントを外すと


シュシュッ!!


ヴァルド「忍法・マントバインド! 」


ギュギュッ!!


吹音「きゃあっ!? 」


外されたマントが吹音の自由を奪うべく巻き付いてきた。


ヴァルド「そして身動きがとれなくなったところで… 」


ジャンッ!!


ヴァルドは懐から真っ赤に染まったストローを取り出した。


月光「あんた馬鹿じゃないの!直接じゃなくてストロー使っても吹音のニンニク血液が… 」


ヴァルド「心配無用。このブラッディストローは血と気しか吸い込まん。たとえ臭いであってもな! 」


ブスッ!!


ヴァルドは吹音にストローを突き刺すと


ヴァルド「では憎き風切一族の気と血液、吸い付くしてもらうぞ! 」


チュー!!


ストローを通して吹音の気と血液を吸い取るヴァルドであった。


〜娘メモリー〜


『火神楽一家のクリスマス』


それはクリスマスを前日にしたある日のこと


一刀・ジュン『サンタクロースをやったことがない!? 』


源治「・・・あぁ、俺はサンタなんて信じないから我が家はサンタからプレゼントがないんだ 」


少年時から源治がエロいものを欲しがったためプレゼントがもらえなかった源治


そのため源治はサンタクロースを信じていない


だが源治の言葉を聞いた一刀とジュンは


一刀「馬鹿かお前は!! 」


ジュン「自分がもらえなかったからって娘達にまでサンタクロースを信じさせない気か!! 」


同じ娘を持つ身として源治の娘に対する軽率な行為に怒っていた。


源治「・・・そ…そんなに迫らなくても!?でもプレゼントも衣装もないし!? 」


一刀「プレゼントは俺が用意してやる! 」


ジュン「衣装は任せとけ! 」


一刀・ジュン『だからお前はプレゼントを渡せ!! 』


源治「・・・お…おう!? 」


こうなっては源治は従うしかなかった。


そしてクリスマス前日の夜


火鞠「…すぅすぅ 」


火奈菊「…すやすや 」


源治と理央の娘・双子の火鞠と火奈菊がすやすや眠ると


スッ!


ジュンが用意したサンタコスチュームを着た源治が現れた。


源治「・・・一刀だけならともかくジュンまで迫りやがって 」


スッ!


ブツブツ文句を言いながらも気づかれないよう一刀が用意したプレゼントを置く源治


だがそんな源治も娘達の寝顔を見ると


源治「・・・ま…まぁ、たまにはいいかもしれないな 」


サッ!


すぐに娘達の側から離れる源治であったが


理央「サンタさん、私に子種をくださいな♪ 」


源治「・・・ぎゃあぁーっ!? 」


その日も理央に襲われたのだった。



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