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46 ハーレムランチ

 さて学食。

 俺は同じクラスの麿莉奈と桃香と一緒にやって来た。


 学食は校舎一階の別の建物である。渡り廊下を歩いて行く。

 学食の入り口前で、千紘姉さんが先に来て待っていた。振り返ると、藍とニーナちゃんもやって来る。


 俺はまたしても美少女5人を引き連れて歩く。

 学食に集まってきた他の生徒の注目を集めているのを感じる。


 学食の券売機に並ぶ。

 児童養護施設育ちで、金がなかった俺は学食を使うのが初めてである。


 券売機で食券を買ってから、トレイを持って、カウンターに並ぶシステムであることを藍から教わっている。


 先頭の俺は振り返って話す。

「みんな好きなものを食べてね。お金は俺が払うから」


 俺は数十万円の現金を氷室さんから渡されている。

 バトルロワイヤル開催中、女の子たちの生活費は俺が(まかな)う約束になっているとのこと。学食で食べる料理のお金も払ってあげる。


「やったー」

「やったです」

「幸斗先輩、ゴチになります」

 無邪気に喜んでいる女の子たち。藍も、たかる気まんまん。


「私は学食で食べるの初めてだよぅ」

 千紘姉さんがわくわくしている。俺と同じで児童養護施設育ちでお金がなかったからね。


「ふふ、俺はSランチにするよ。みんなもSランチにしたらいいよ」

 700円もするSランチは、学食の最高級メニュー。Aランチが500円で、Bランチが400円。ラーメンが350円であることから、Sランチがいかに高級かわかるというものだ。


 同級生の男子どもは時々、金がある時やテストでいい点を取った時に自分へのご褒美としてSランチを食べる。その素晴らしい体験を誇りに感じるのだ。


 Sランチを食べられない者からすると、食べる奴はセレブ扱いである。「氏ね、上級国民め」と呪いの言葉を吐くこともあるくらいだ。


「Sランチだと!? マジか、ゆきとー!?」

「そんなことが許されるですか、幸斗先輩」

 桃香と藍が大袈裟(おおげさ)に驚いている。


「いいよいいよ、余裕余裕」

 俺はなにしろ資産1兆円だからね。お嫁様バトルロワイヤルはストレスが溜まるだろうから、せめて女の子たちには贅沢をさせないとね。


「私は一番安い掛けそばでいいよ」

 千紘姉さんが遠慮している。掛けそばは250円だ。


「ダメだよ、ちゃんと栄養バランスのいいものを食べないと。6人全員Sランチね。まとめて買っちゃうよ」

 俺は一万円札を券売機に入れようとするが、一万円札は受け付けない仕様。

 千円札を3枚入れるのがめんどくさい。


 一度に食券は3枚までしか買えないし。俺のような超金持ちを想定したシステムじゃないのは当然かな。

 俺は2回に分けて食券を買う。そして6人でトレイを持ってカウンターに並ぶ。


 周囲がザワザワしている。

「Sランチを6枚買うなんて」

「あいつ、何者だ?」

「女子5人におごってやるなんて」

「しかも女子全員がSランクじゃないか」


 千紘姉さんが学校一の美少女だったけど、ニーナちゃんの入学で地位が脅かされている。

 さらに麿莉奈も転校してきて、1位の座がますます揺らいでいる。

 桃香はめったに学校にこないレアキャラだから、存在を知られていないが、見ればとてもエロかわゆい。

 藍は目立っていなかったが、千紘姉さんらと隣に立つと遜色(そんしょく)ない、キリッとした美少女だとわかってしまう。


 俺はSランク美少女を独り占めして、全員にSランチを振る舞ってやる。ハーレムランチで王様気分を満喫だ。

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