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詩帖拾遺  作者: 坂本梧朗
2000年代

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134/296

その31 「身辺」で生きていけ   夭折

   「身辺」で生きていけ

                


七分(しちぶ)でいい

すぐパンパンに張り切ってしまうが

ふっと抜いて


三分(さんぶ)は相手のために

残しておけ


ぬいた三分で

お前も息を継げるのだ


所詮 人間は

人間(じんかん)に浮いている

己の意志も

人間(じんかん)が醸し出すもの


身体の外縁から溶け出し

身体を包んでいる

フワフワとした靄

透明なゼラチン

―「身辺」と呼ぼう

ここで人は人と接する


やわらかな「身辺」であれば

自他の電気がより多く

ViViと飛び交う


ぱっくんと

エネルギーをもらい

楽しく生きていけよ




   夭折

                    坂本梧朗


短かった時間


詰めすぎた

生き急いだ


この世では

寛げなかった

弱かった


百歳が覚える感懐を

二十歳で知り得た


もっと生きたかった

もう十分だった


「馬齢」という言葉とは

無縁でいられた


ポキンと折れた

茎の先から

滴る水









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