第37話 お願いしたい中谷さん
「...お願いします!」
「...いや、普通にやってるよね...」
いま私、中谷は猫村くんにどうしてもやってほしいことがあります...
それは、尻尾フリフリです!
なんとしても猫村くんにフリフリしてもらって写真を撮る!
「お願い!」
「だからいやだ...」フリフ「シャッターチャーンス!」カシャッ
タラ~ン...
「にゃぁあああ!?なんで尻尾が垂れてるの!?」
「...普通のときを撮ってよ...緊張してご飯も食べられないじゃん」
「早弁!?まあそれはいいけどさ...むー...仕方ない...こうなったら普通の時を撮る!」
★
「ふぁああ...間宮、おやつー」
「あるかよバカ。とりあえずここ。絶対に入れないといけないぞ?」
「アンケートって美味しいの?」
「アホか」
「...え?」フリフリ
(今!)カシャッ
「とぼけるな」
「...ふぁああ」
(な、間宮さんのツッコミが先だった!?尻尾タラ~ンだ...次!)
★
「はい!パス!やったー!ん?あ、休憩?わかった!」
「神崎さん...凄いね...ふぁああ」
「あ!猫村くん!そうだね...私少し疲れちゃったよ...ふぅ」
「そっか...とりあえずタオルね」
「あ、ありがとう!」
「...」フリフリ
(!)カシャッ
「あ、ごめん...落としちゃった...」
「ん...わかった...妹呼んで洗濯する」
「そこまでしなくていいよ!?」
★
「ふぁああ...やっぱ屋上はいいなぁ...ふぁああ」フリフリ
(おお!猫村くんの尻尾がいつもよりフリフリしてる...これは完璧だぁあ!)
「むにゃむにゃ...弁当...食べない...」フリフリ
(よし!せーっの!)カシャッ
タラ~ン
「ななな、なんで!?」
「んにゃ?...ふぁああ...あ、中谷さん...どうかした「どうかしたかじゃありません!」
「んー?」
「なんで写真を撮ろうとすると尻尾さんはフリフリしないんですか!」
「いや知らんし」
「私、猫村くんの尻尾がフリフリしているところを撮りたいのに...」
「えー...なにその欲望...ふぁああ...」
「...私ね、猫派なの」
「なんか話はじめた...まぁ、猫派ならいいよ...犬派でも許すけど」
「許すんだ!?...ごほんごほん...それでね...いろんな猫の尻尾とかを撮ってたの」
「それまたなんで...しかも尻尾だよ?あまり価値が「価値はあります!」
「...」
「私は尻尾をフリフリしている猫さんが可愛いと思うんです!」
「おー...」
「だから次は猫村くんです!」
「へ?」
「猫村くんの尻尾フリフリを見たい!撮りたい!すりすりしたい!」
「本性出した...ふぁああ」
「だから!撮らせてください!」ペコッ
「...」
...仕方ない...
「...わかった...フリフリする」フリフリ
カシャッ!
「つ...ついに...ゲットぉおおおお!」
タッタラタッタターン♪
「やったぜ。ありがとです!猫村くん!」
「うん...」
「ふっふふーん♪」
ガチャン...
「...そろそろ寒い季節だから屋上から早く出よう...ふぁああ」
こうして、中谷さんの頼み事をした猫村くんであった...
「...ずるい」
次回の猫村くん
どうも、間宮です
猫村に目を付けるのはいいことでも悪いことでもありません。
中谷さんが正しいのですってなんだこのセリフ!
次回!
「プロになりたい神崎さん」
プロのカメラマンを目指している神崎さんの裏の顔...




