初めての戦闘
魔法都市ガザニアは、森林に囲まれた都市で、花と水が豊かにある。街は3ヶ所出入り口があり、それぞれ西門南門東門となっている。
ラフィーネが今いるのは西門で、西門を出て道なりに進んでいくと、中央都市が見えてくる。
「すっごい大きな木がいっぱい…」
ラフィーネは、首が折れそうなほどの高さな木々を見上げて感嘆の声をあげた。
「ここ、魔法都市ガザニアはその名の通り、魔法使いの街です。魔法は、自然の力を借りて行うのですが、この地方は森林、火山、海に囲まれた、絶好の場所なのですよ。」
えっへんとブック・2は腕を組み解説する。
「ふーん…あ!あれがモンスター?」
目の前に、大型犬ほどの大きさのバッタが草を食べていた。
「そうですよ!さっそくやっつけましょう!まずは…「えーーい!!」」
ラフィーネはブック・2を右手で持ち、角をモンスターに向けて走り出した。
「いやぁああああ〜!」
ブック・2から悲痛な声が聞こえてきたが、ラフィーネはそのままブック・2の角をバッタ型のモンスターに叩きつけていた。
「えい!えい!えい!あ、倒したよ!」
高速で数十回叩きつけて、文字通り叩きのめしたようだ。ブック・2はラフィーネの手から逃れて、へろへろと地面に倒れた。
「違います…使い方が違います…!あぁ、ラフィーネ様、背中にある杖をお使いください…!」
ブック・2がラフィーネの背中にある杖を指差す。両手持ちの杖で、かしの木でできている、
「えっ!あ、これが武器だったんだ…ごめんねっ」
ラフィーネが両手を合わせてごめんごめんとブック・2に謝る。
「いえ、説明するのが遅れました。ラフィーネ様は、白魔導師の加護を受けておられます。ですので、覚える魔法は回復系のもの。武器は杖となります。」
「そうだったのかぁ…魔法はいつ使えるようになるの?」
ラフィーネは、杖をなでたり振ったりしている。
「もう少し、モンスターを倒して経験を積みましょう。時期が来たら、私からお伝えします。」
「わかった!じゃあモンスター倒してくるね!」




