ローダイブ
そのまま摂条を持ち上げ。地面に投げ捨てる。リングの床に穴が開き、摂条は床を破って地下まで落ちて行った。
「魔力が、装置の許容範囲をオーバーしてる。こんなことって…」
男らの一人が言った。
尚太は男らをギョロリと睨み付ける。
「僕の勝ちだ。さあ、約束通り真琴を返してもらう」
男らは尚太を見て黙り込む。
「それとも僕と戦いたいのか?いいだろう。さあかかってこい」
尚太はそう言って、地面を蹴り瞬時に男に近づき、急所を右手で殴る。後ろからくる敵のこめかみを右肘で突き、もう一人が振りかざした金属パイプを左腕で受け止め、右足で蹴り飛ばした。
奪った金属パイプを右手で溶かしながら剣のように形成する。
横から殴りかかってきた奴の顔に温まった右手をお見舞いし、腹に剣を刺す。剣を抜くと、男は血を吐いてその場に倒れた。
少し離れた所にいる男に剣を投げ、剣が刺さると同時に、隣のもう一人の男に飛び蹴りをくらわす。
「ったく。らちが明かねえ」
剣を投げ捨て、真琴のもとへ向かう。
「敵が減らないから、もうこのまま逃げるぞ」
と、言って尚太は真琴を抱きかかえようとする。しかし、真琴は尚太の背後から剣を持った男が走ってきているのを見る。
「危ない!」
その瞬間、剣を持った男はその場に倒れた。――シアンだ。
「はあ。まったく、背後には気を付けてください」
シアンはこの工場でさっき拾った魔法銃を持って、そう言う。
「シアン!何故ここに、けがは?」
「尚太さんが心配で。私は魔法薬飲んだから大丈夫です。真琴は私が連れ出しますから尚太さんは気にせず戦ってください」
「ああ、頼んだ」
シアンは真琴の元へ駆け寄り、窓からの脱出を図る。
「所詮、二階。飛び降りますよ」
「は、はい!」
真琴の返事とともに窓から一緒に工場の外へ飛ぶ。運よく、下の屋台がクッションになり、無事、真琴とシアンはビルの外へ出た。
尚太はそれを見て
「よし、やっちゃうか」
と、足を広げてその場に踏ん張る。
床を蹴って天井を破り空高く舞い上がり、そのまま真下に自由落下する。
そして、勢いよく、屋上から地下まで、一直線に穴をあけて落ちた。すると、自重に耐え切れなくなった廃工場は、騒音と砂埃をたて崩れていった。
砂埃が去り、何事かと慌てふためく町人達。尚太の安否を心配する真琴とシアン。
しばらくすると、廃工場のがれきに埋もれた尚太ががれきをどけて顔を出した。
「あー、いてて」
「「尚太!!」」
交信遅れました。
言い訳させてもらうと、なんかやる気がわかなかった、故です。
待ってた人がいたら申し訳ございませんでした。
てへぺろ。




