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電脳狂戦士 現代ダンジョンに挑む  作者: saikasyuu
電脳狂戦士 妹のお願いを聞く
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高校のダンジョン部について

次の日。


「えぇ!?と、戸村が引率!?」

「そんな驚くことかよ・・・」


月曜日のお昼。

まだ暑さの残る時期に外で昼飯を食べるのは厳しい。

なのでこの時期は校舎内のとある空き教室でお昼を食べている。

誰も使ってないし、ただ本当に空いてるだけだから使われてない限りはここを使っている。


そこで昨日の話をしたのだが、それはもう驚かれた。

珍しく今日は遠島以外にもいたので余計驚かれた。


「あの学校は厳しいと噂でしたが・・・そうでもないのですか?」

「いや妹があそこ通ってるから、それもあるかな」

「なるほどそうでしたか」

「え?戸村って妹いたの?」

「あれ。言ってなかったっけ?妹二人いるぞ、片方は義理だけど」

「ギギギギギ義理!!??」

「だから何だその驚き方は」


いやまぁ義理の妹がいる同級生って珍しいかそら。

アメリアの場合はちょっと事情も特殊だしな。


あ、そうそう。今日一緒に昼飯を食べているのは小鳥遊だ。

遠島のチームメンバーで、豊宝竜の時にもいたな。

その時のあれこれで俺に怯えてるかなとか思ったんだけど、今日こいつは自分から俺を誘いに来たのだ。

何なら遠島より早く来てたくらいだ。


だがそれにしたって遠島は驚きすぎ・・・慌てすぎ?な気もする。

一体何があったというのか。


「ですがダンジョン部ですか。冒険部ではないんですね」

「中等部も入ってて、ダンジョンについて学んだりってのもあるかららしいぞ」

「ふむ。ためになるお話ですね」

「ん?お前らも作りたいのか?ダンジョン部」


それはちょっと・・・意外だな。

基本別にこいつらなら部活動としてやらなくても大丈夫な気もするが。

実力だって学生としてみるなら十分以上にあるわけだし。


だが小鳥遊曰く、そんなことはないんだとか。

そもそも実力の問題では無いそうだ。


「情報共有?」

「はい。もちろん自分で調べればそれで良いんですが」

「それが出来ない人もいるからね、実は学校側からも言われててさ」


遠島が補足する。

やはり学校側か見ると、冒険者活動と言うのは扱いに困るらしい。

怪我をするのは当たり前。そうでなくても疲れて次の日まともに登校出来ないってこともある。

準備不足が酷ければ死ぬ危険性もある。


「今のところ流石に死人はいないよな?」

「流石にねぇ。てかそんな本気で危ない所行ってるの戸村だけだって」

「ん?そろそろお前らも十五くらい行ってるんじゃないのか?」

「いや行ってないって」

「装備がどうしても整えられなくて」

「あー」


やっぱりそこは問題だよなぁ。

俺みたいに特殊個体を倒してってパターンはまずやれない。てかやっちゃいけないやり方だからな。


「あとレベルも上がらなくてさ」

「ん?そら階層が低いんだろ」

「え?」

「モンスターが弱い・・・階層が低いと経験値だって入らないからな」

「あ!!そういえばそんなこと言われたっけ」

「すっかり忘れてました・・・」


確かに結構忘れがちな所だよな。

レベルの低いモンスターをいくら相手にしても自分のレベルは上がらない。

だから低い階層に長い時間いても全く強くはならないのだ。


これは推奨レベルとは別のモンスター自体のレベルの話だ。

なので基本一人で戦っている俺には関係の無い話だと言える。

そもそも低いモンスターってのレベル差は結構大きくても問題なかったりするしな。

経験値はマジで微量にしか入らないので、それこそ俺みたいに一人で戦って経験値独占しないと意味ないだろうけど。


「話戻すけど、何でお前らがダンジョン部何か頼まれてんの?」

「そりゃ戸村を除けば一番下に進んでるの私達だし」

「え?マジ?」

「マジマジ」

「上級生の方もそこまで本気で潜ってる方はいませんから」

「なるほどねぇ」


いっそのこと部活動として作ることで、冒険者活動をしている生徒を管理しやすくしたいってのもあって、

そこで今一番活発な活動をしている遠島達にお声が掛かったと。

でもそれで言うなら俺はどうなんだ?と思ったけど、俺は俺で色々例外過ぎて話にならないことにすぐ気が付いた。

俺以外に俺みたいなのいたら驚くわ。


「んじゃ作るの?ダンジョン部?」

「いやまぁ作るには作ると思うけどさ」

「けど?」

「面倒だなぁって」

「私たちも目的がありますので」

「ま、そらそうだわな」


顧問自体は言えばやってくれる人はいるらしい。どの先生かは知らないが。

でもそうなるとやっぱり問題なのは冒険者としての活動経験者ってことになる。

今回に限っては俺もダメだろうしな。


「いいなぁ。そっちの学校は戸村で」

「いいのかそれ?」

「それに女子校なら女の子しかいないし?戸村も嬉しいだろうし?」

「今日なんか面倒だなこいつ」

「放っておいて大丈夫ですよ」

「そう?」


でも構ってほしそうにちらちら見てくるんだもんなぁ。


ちょっとした好奇心で人差し指と親指だけを伸ばして遠島の前に置いてみる。

すると一瞬きょとんと首を傾げて、そのまま指の間に顔を乗せて来た。


「・・・」

「・・・」

「・・・何してるんですかそれは」

「スヌートチャレンジ???」


確かそんな名前だった気がする。

あとどうしてお前はその状態でちょっと嬉しそうな顔をするんだ遠島。


「そういやふと思ったんだが」

「え、その状態で続けます?」

「一から作るの面倒ならさ、いっそのこと他と合体しちゃえばよくね?」

「・・・詳しく」

「お、元に戻った」


何かいいことを聞いたとばかりに遠島が元のテンションに戻った。

小鳥遊も真剣なまなざしになっている。


「いやさ。よくあるだろ。他校の部活と一緒に活動するのって」

「よくはどうか知らないけど。確かに聞いたことあるね」

「そうですね。既にダンジョン部がある所と協力する形を取れば・・・真昼さん」

「OK。今日は会議だね」

「大変だねぇ」

「あ、戸村も一緒に来てね」

「は?」


何故か放課後の予定が埋まった。いやまぁ暇なんだけどさ。

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― 新着の感想 ―
[一言] だけん扱いに喜ぶ同級生ヒロイン…ば可愛い? その前に主人公の行動が謎すぎる件
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