変態的能力者
6月15日㈯会社編
朝、まだ誰もいないオフィスで、マサキは会社に来て荷物を整理していた。その時に部長が出勤してきた
「あ、おはようございます」
「うん、おはよう」
部長は他の社員と違って、奇抜な色のスーツで、言葉では言い表せない程の柄のネクタイをしていた
「ぶ、部長…不思議な格好ですね。何か仮装大会でもあるのですか?」
「…今、仮装大会と言ったかね?この格好が仮装大会に思えるのか?」
部長はこっちを睨んでいた
「…い、いえ、失礼しました」
「失礼したと思っているか?」
「いえ、思ってません!(あ、やばい本音が)」
そいつはマサキに近づいた
「あ、本物はもう死んでいるから安心しな」
「なっ!てめえ、本物とか意味わかんねぇ話をするな!」
「本物はもう死んでいるんだ。この私、サディスト・ワンスターが殺したからなぁ!」
「…死んだ?じゃぁお前はなんなんだよ!」
「これは死んだ森 星一の肉体を乗っ取っているのだ」
「乗っ取る…お前は一体…」
「私の能力、ライフスクレイパーは人生を削り取り、その人物に成り代わることができるのだ。そうやって、私は何十年と生きてきた」
「…お前は人間じゃないのか?」
「ただの能力者さ」
「何かしらの能力持ってる時点で人間じゃないだろう」
「…まあ、確かに。だが!…何をしている?」
マサキは仕事をした
「…」
「おい話を聞け!」
「目的の分からない人には構ってあげれないよ」
そう言って、仕事に取り掛かった
「そうだな、目的だな。私の目的は貴様のその綺麗なガラス玉をえぐり取りたいと思ってな」
「ガラス玉?」
「眼球のことだ」
「どっちを?」
「両方だ。私は、人の眼球が好きなんだ。分かるだろう?」
その男の趣味は、男女問わず宝石のように美しい眼球を瓶に詰め、コレクションしているイカれたやろうだ
「わかるよ」
マサキは立ち上がり、そいつの近くに立った
「わしの場合はコレクションよりかは、食べたりするの。こん感じにぃ!」
マサキは大口を開いて、化け物のようにそいつを貪り食った
「…ゴクン。あと少しだっのにね、可哀想に。さ、仕事仕事」
マサキは気を取り直して、お昼休憩になるまで仕事をした。お昼休憩、食堂で食べていたら、ハルト王子がやって来た
「あれ?あのセクハラ部長は?」
「あー食った食った」
「へー」
「てかさ、なかなかみんな出社してこないんだけどなんで?」
「いや、今日土曜日。休日なの。普通の人は来ないのよ。普通の人は」
「あ、そうか。ねえ、普通の人間に何かしらの能力ってあるの?」
「あるわけないじゃん。異世界の出身じゃなければ」
「それもそうだな」
マサキは考えるのをやめて、食べた
登場人物
マサキ
ハルト王子
サディスト・ワンスター(森 星一)
天気:晴れのち曇り




