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殺害 概要

8月31日


「まて、まて、待ってくれ。」

学生は夏休み最終日にそんな声が響いた


9月1日

「昨夜、福岡県桐越中学で男子生徒の遺体が発見されました。警察は殺人事件とみて捜査をしています。」

全国にテレビをつけるとそんなニュースが流れた。


「ねぇ見た?殺されたって!それも桐越だってよ。」

家から一歩でも出るとそんな話が聞こえてくる。

何せここは田舎だ。すぐ話は回るし、隣の声だって聞こえてくるのだ。

「あぁ見たよ。俺はいつかこんな日が来るんじゃねーかと思ってたさ」

そんな声も聞こえた。


ここ福岡県屋田村にある桐越中学は悪い評判ばっか最近は出ていた。イジメが起きた。先生が辞めていった。そんなのばっかりだ。



「待って待って死んだって本当なの?」

「死んだの旬らしいぜ。」

学校に行っても今日はその話で持ち越しだ。

普通ならば今日は学校は休みになっても可笑しくないが校長の永田が、休みにしなかったのだ。


「校長先生からお話があります。」

生徒会長が全校集会でそう言った。

勿論、体育館は静かではない。校長先生の話だと言うのに、ざわざわしている。


「みんな知ってるとは思うが、昨夜、3年E組の藤田旬君が殺されました。あまりこの話はしないように。」

どこか落ち着いたように永田校長はそう言った。

事の重大さを確認したのか生徒は静かになった。



「近藤さん、どうしますか?」

「あぁ行くぞ。小栗。俺たちの出番だ!」

特別捜査連邦機関 通称SI

これが彼らの所属している係だ



E組


「どうなってんですかー?」

クラスの子が声を上げてそう言うのも無理は無い。

教室の後ろには知らない人が2人立っているからだ。

「ええー今日からお世話になる、SIと呼ばれる人たちだ。警察の一種だと思ってくれ。」

そう担任が言った。少し表情は強張ってる。

「SIに所属している近藤と小栗だ。昨夜の事件について捜査する。ついては今日から私たちの捜査に協力してもらいたい。」

いくら田舎だ、イジメだと言っても将来の事はしっかりと考えている故、3年生となり受験でピリピリしている。

なかでもこのE組は荒れているが頭が良いクラスだ。

なので正直、調査の協力なんて御免だったが、あまりの風格で話を聞くしかなかった。


しかし、これは協力とは言えないものだった


**


「池松、言っといた件調べついてるか?」

「あぁ。出来てる。驚きだぜ。あのな…」

「ひゃぁぁはっは。面白くなってきたぜ。」


**






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