真実1
「おのれ、聖王の犬どもめ」
そういやこのボス、戦闘開始前はしゃべっていたな、と思い出した。
「もろとも吹き飛べぇ!」
?! やべぇこれたぶん自爆攻撃だ。
「皆、俺の後ろへ! 急げ!」
こっちもスクリーンバリアを展開する。耐久力は全快している。
クニヒロとキャバリアの二人が間に合わない?!
くっ、弓子ちゃんには悪いが、キャバリアを守らなければ!
スクリーンバリアをはった俺自身がスクリーンバリアの影から飛び出してキャバリアをかばう。
依然として見えていなかった頭が魔力で膨れ上がり、青い爆発として弾けた。
俺のパーソナルフォートレスはブルーキャバリアのハインリヒさんはかばえたが、ブラックキャバリアのフォードさんは一部爆発に巻き込まれてしまった。
そしてクニヒロは完全に爆発に巻き込まれた。
一方でスクリーンバリアは吹き飛んだが、その後ろにいたサンダルフォンが翼で全力でかばってくれたおかげか、その後方に集まれたジョニーMとゴールキーパーは無事だったようだ。
俺のパーソナルフォートレスのバリアは粉砕、アーマーも吹き飛び、ストラクチャはぼろぼろだが、全損にはなっていないようだ。しかし脱出を促す警告音が響いているので、緊急脱出を行う。背中のメンテナンスハッチが開き、操縦カプセルごとそこから射出される。
ジョニーMが誘爆、自壊していくパーソナルフォートレスからキャバリアたちをかばってくれた。俺のカプセルは壁と天井に当たって落ちた。もちろん落ちる時に逆噴射アポジモータのおかげで衝撃は最小限になってはいたが、したたかに打ち付けられた。
げふっ。痛ぇ。これで確信したが、もう一つの懸念はどうなるのかまだ不明だ。俺は……助かる、はず。気が遠く、なっていって、失って、しまっ……。




