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『扇風機を持って異世界転移!? もふもふ達と共に扇風機を操り俺はこの世界を生き延びる!!  作者: ありぽん


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54話 みんなと無事の再開

 光に俺は目を閉じる。が、数秒後にはシルフの声が。


『目、開けて大丈夫だよ。無事に到着!!』


 俺はそっと目を開けた。と、俺は急いで光魔法を使う。街はみんなが光魔法で明るくしていたが、ここは森らしいからな。近くの木々は確認できるけど、奥の方まで確認することができなかった。


「ライト!!」


 レベル1だが、周りが見えるくらいの光は出せる。うん、周りが見えるようになった。やはりここは森の中で、少しだけ開けた場所だった。


「あ、ごめんごめん。向きが逆逆、反対だった。振り返って。それからそれ以上は光魔法使わないようにね。光に魔獣が集まってきちゃうかもしれないから」


「大丈夫だよ。俺基本魔法はレベル1だから。これ以上はもともと強くできないし」


 そう言いながら振り向けば、そこには。大きさ的には軽自動車と同じくらいの、色は茶色で、目がくりっとしている、とても可愛いワイバーンがちょこんと座っていて。ワイバーンの方にはフルール達が乗っていた。


 それからワイバーンの隣には、キツネに似ている、大きさはゴールデンレトリバーくらいの魔獣が座っていて。色は最初白だと思ったけれど、よく見ると薄い青色だった。


「良かった、みんな無事だったんだな」


『ええと、この子がチビワイバーンだよ。チビワイバーン、リョウだよ。それからトールにミルフィー。あと、チビワイバーンを元気にしてくれたのが、僕の友達のライジングフォックスね』


 ライジングフォックス。名前と姿からカミナリキツネって感じか? なんかもふもふしていて、顔を埋めたいな。と、今はそれは置いておいて。


「俺がリョウだ。チビワイバーン、無事にあの群れから逃げられて良かったな」


『うん!! みんなありがとう!! リョウも僕の声、聞いてくれてありがとう!!』


「ああ。それと、ライジングフォックス、チビワイバーンを元気にしてくれてありがとう」


『元気にするくらい簡単なの!! すぐになおしちゃうなの!! あのねぇ、ボク、人間とお話しするの初めてなの!! いっぱいお話しいいなの?』


「ああ、お話し良いぞ。ただ今は、ちょっと時間がないから、今度ゆっくりお話しでも良いか?」


『うんなの!!』


 なんか俺の周りのは、可愛い魔獣達が集まるな。


 それから俺達は、チビワイバーンと話しをした。もちろんこれからの事だ。シルフ達の話しから、契約した方が良いって言うのは分かっているけれど、でもいざ契約となるとな。俺は契約歓迎なんだけど。


 相手はワイバーンだ、ミルフィー達とは違う。なぜチビと言われていたのか聞いたら、ワイバーンの中で1番小さく、他の同じ歳のワイバーンの子供よりも、ひと回り小さかったため。皆からそう言われるようになったと。ちなみに歳は分からないらしい。


 この感じ、まだ子供なんだろうとは思うけどな。ただそれにしても、軽自動車と同じくらいの大きさだからな、羽を広げればもう少し大きくなるし。戦いは嫌いとは言っても、普通にしているだけでとても強いワイバーンだ。


 確か契約する魔獣に、規制はなかったはずで、ドラゴンを連れている人もいるとか。だけどやはり、もし街にチビワイバーンを連れていったら。今のう状況だと、ほぼ間違いなく攻撃される気がする。街が落ち着いてからなら、大丈夫だとは思うが。


 だって契約したら、みんな一緒に行動したいじゃないか。1人だけ家で留守番なんて可哀想だ。それにチビワイバーンは、人との暮らしに憧れていたみたいだし。


 そしてもう1つの問題は、父さんとタイラーだ。契約したい、なんて言ったらなんて言うか。というかワイバーンがいると聞いたら、どんな反応をするか。速攻撃、なんて事はないだろうけれど。契約は反対されるかもしれない。


『リョウ、僕ね、リョウと契約できたら嬉しいなぁ。あのね、あのね、リョウとお話ししてた時、街からとっても気持ちいい、あったかい感じがしたんだ。それでここでリョウと会ったら、その気持ちがいい、あったかい感じがリョウからしたの!! きっとリョウは、とっても優しい人間なんだ!! だから僕、リョウと契約できたら、とっても嬉しい!!』


「ああ、俺もだよ。俺もお前と契約できたら、とっても嬉しい。だけど、俺の家族が何て言うか、まずは聞いてみないと」


『えー、聞いてダメだって言われたらどうするの?』


『そうだぜ! ダメって言われたらどうするんだよ』


『そ、それはダメ』


『契約は絶対です』


 シルフ達の中では、もう契約することになっていた。


「だけどな、こういう事はきちんと家族に相談しないと」


『でも、契約するのはリョウじゃん。契約するもしないも、リョウが判断する事だよ。リョウと相手のことなんだから、誰かが何か言うのはおかしいでしょう?』


「あー。まぁ、そうなんだけど」


『それにさ、契約して帰っちゃえば、何も言えないんじゃない? 何だ? 契約した? じゃあしょうがない、ってさ。何だっけ、人がよく言うやつ。契約したい人が、家族に反論された時、良く言ってるんだよね。……ああっ!! 契約したもん勝ち!! だ』


 ……シルフは、誰かに良くないことを、いろいろ教えられたんじゃないだろうな? 頭の回転が妙に早いっていうか、悪知恵が働くっていうか。それをシルフに、教育した人でもいるんじゃ?


『ね、だからササッと契約して。終わったらリョウは街に戻って、チビワイバーンはとりあえず、先に家に連れて行っておくよ。それで僕達はリョウの所に戻って、みんなで家に帰る。詳しい話しは帰り道にすれば完璧』


「完璧って……」


『契約したくないの、契約したいの? リョウの考えが大事』


「俺は……」

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