表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
『扇風機を持って異世界転移!? もふもふ達と共に扇風機を操り俺はこの世界を生き延びる!!  作者: ありぽん


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

46/75

46話 世界と精霊王達、シリアスな話しはどこへ?

「リョウ、お前はなるべくここに居ろ。ここなら俺とタイラーの目もとどくからな。本当だったらお前達も避難させたいところだが、今のお前は行かない方が良い。避難所の中で、お前の記憶にないことで、何かをしなないといけない状況になったとき、対処できないといけないからな」


『特に今は、頭上に気をつけておけ。ワイバーンが来なくとも、奴らの攻撃によって、何か落ちてくる可能性もあるからな』


「分かった」


 俺達は今、街で1番広い広場へ来ている。そして父さんとタイラーに居ろと言われた場所は、見晴らしの良い、大きなお店の前だった。布の屋根が少しだけ出ていて、それでも一応頭上を守れそうな場所だぞ。


「それからシルフ、お前達だが、どこまで手を貸してくれる?」


『ん~、僕達はリョウや、リョウの家族を守るくらいかな』


『だな』


『う、うん』


『あまり関わりません。世界のバランスが崩れるのはダメです。それにいくら私達がいろいろできるといっても、それは自分いるできる範囲ですし。ワイバーンの場合は飛ばされる可能性の方が高いです』


「父さん、みんな、何の話し?」


「分かった、それは当然のことだからな。だが、リョウ達に何かあったら、その時は力を貸してやってくれ。それと俺達は、もう位置に着かないといけないからな。どういうことかリョウに話してやってくれ」


「分かったぁ」


「リョウ、シルフから話しを聞いてくれ。それとお前の前を通った住民が、助けを求めていたら、できる範囲で助けてやってくれ。だが、さっきも言った通り、あまりここから動くなよ」


「うん、父さんとタイラーも気をつけて!!」


 父さんとタイラーが、広場の中央へ走って行く。父さん達以外も冒険者と騎士達が集まってきていて、これからここでの守りについて、簡単に話し合いをすると言っていた。


「よし、みんなも俺から離れるなよ。それとシルフ、さっきの話しは何だったんだ?」


「あれはね~」


 俺達の前を通る人達の邪魔にならないように、なるべく下がった俺は、すぐにシルフ達に話しを聞いた。


 すると話しは簡単で、シルフ達は精霊王。自分達の属性魔法だったら、その辺の魔獣がシルフ達に敵うわけもなく。ついでに言えば、属性魔法以外だって、ただの人間なんかより、ぜんぜん強いだろう?


 そんなシルフ達がその力を、この街だけに、この国だけにバンバン使ってしまえば。今まで保って来ていた世界の力関係が、変わってしまう可能性があると。

 もちろん少しの手伝いだったら、俺と一緒に魔法を使うとかな。それくらいなら問題はないけれど。大きな力となると……。


 力を使った後は、絶対に他の国がシルフ達の存在に気づき。この国は精霊と関わりを持っている、自分達もその力を使おうと。もしかしたら、戦争、なんてことになる可能性が。

 現にかなり昔だけど、戦争になったことがあり。先先代の時だったけれど、大変なことになって、世界がなくなりかけたらしい。


 だからそうならないためにも、シルフ達は人に、なるべく力を貸さないということだった。


『ま、バレない範囲でだったら大丈夫だよ。それに家族は絶対に守るしね』


『ただ、俺達には俺達の役目があるからな」


『う、うん。僕達が強い力を使う時は、この世界の自然にある、風と火と水と土の力を借りないとダメ。お、王だけど1匹じゃダメ。そ、それと、それぞれの力を守存在だけど、守る時はそれまでに溜めていた力を使うの』


『その溜めている力も、元々の自分の力ではなく、世界が私達に少しずつ力を分けてくれている物で。世界規模で何かあった時は、その力を使い、私達は世界を守るんです』


『見守り、自然界のバランスを保つ。それが本来の僕達の役目だからね。だからそのためには力を使うよ。だけど、1つの国に加担するわけにはいかないんだ』


「そうだよな。お前達は王だもんな」


『魔獣が襲ってくるなんて。どこかで必ず起こることだからね。いちいちそれに僕達は関与していられないよ。自然の出来事で、それでそこに住んでいる人達が、どんな運命を迎えるか。それはその人の運命だからね』


 なんかここに来て、運命っていうのを考えさせられるとは。異世界に来て、いろいろと理解してきたつもりだけど。地球で毎日ドタバタと、どうしようもない同じ生活を繰り返していた俺と比べて、毎日が命との向き合いなんだな。


『たださ、リョウ達を守る時は頑張るけど。ただの僕達はそんなに強くないからね』


『そうそう、ワイバーンくらい強い魔獣なら。お前達がいなかったら、ワイバーンの気配を感じた瞬間逃げてるよ』


『う、うん、ワイバーンに吹っ飛ばされる。ま、前に1度吹っ飛ばされた。と、とっても遠くに飛んじゃって、怪我もして大変だった』


『危険ですからね。近づくなんてもってのほかです』


『だから何かあったら、リョウ達の事は守るけど。僕達も守ってね』


「あ、ああ」


『みんなで、リョウの洋服の中に隠れてれば安全じゃない? リョウの攻撃の時も、僕達は服の中から魔法をかければ良いし』


『お、それ良いな』


『は、早く入る』


『確かに1番良さそうですね』


 そう言って、俺の洋服の中に入ってきたシルフ達。だけどきつかったらしく、シルフとプルルは胸のところにとどまり。フルールとコロンは左右のポケットに分かれて入ることになった。


 そして頭の上は危ないということで、今日は肩に乗ってきたミルフィーとトール。


『これで完璧だね』


『ああ、安心だ』


『リョウが転がったら危ない』


『転がらないように気をつけてください』


『ボクは、今日は肩で応援』


『リョウパパ、おとなり、なんかいいにおいするよぉ?』


 ……なんか違くないか? さっきまでのシリアスな話しと、家族を守る!! は何だったんだよ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ