表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
『扇風機を持って異世界転移!? もふもふ達と共に扇風機を操り俺はこの世界を生き延びる!!  作者: ありぽん


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

44/75

44話 街へ向かって、ミルフィーの攻撃の師匠?

「おい! そろそろ出るぞ!!」


「分かった!! シルフ、ミルフィーがどこに居る分かるか?」


『ニワットの所にいるよ』


「何でまた、出かける前にニワット達の所へ行ったんだ? 仕方ない呼んでこよう。みんなは父さん達の所に行っててくれ」


『分かった、みんな行こう』


 街へ行く日になり、今日は朝早く起きて朝食を食べ、いざ出発、となったら。ついさっきまで俺の側に居たはずのミルフィーの姿が見えず。俺はシルフに教えてもらった通り、すぐにニワットの小屋へと向かった。


 そして小屋の中に入ればそこには。お辞儀をして、ニワット達に挨拶をしているミルフィーの姿が。


『ししょう!! いってきます!!』


『うむ、向こうでも訓練をするんだぞ』


『朝訓練をすると良い。体を動かせばその日1日、元気に過ごせるしな』


『そうだな。街に行っている時は、やることがいっぱいで、他の時間は訓練できないはずだ。だからやはり朝だ。少しで良いから訓練をしろ』


『やり過ぎはダメだ。疲れると、その後の行動に支障が出るからな』


『わかりました!! あさ、すこしだけれんしゅうします!!』


『よし、行ってこい』


「みんなおはよう。ミルフィー、父さんが出発するって、早く行くぞ」


『は~い!!』


『リョウおはよう』


『今日も元気か?』


「ああ、元気だよ。みんなも?」


『もちろんだ。皆元気だぞ』


『すぐに帰ってくるからな。家のこと頼むな』


『任せろ!! 何かあれば我々がこの家を守る!!』


「頼りにしてるぞ。じゃあ、行ってくるな」


 ミルフィーを頭に乗せて父さん達の元へ向かう。まったく、昨日挨拶したって言うのに。


「ミルフィー、何でまた挨拶しに行ったんだ? 昨日、今日の朝早いから、先に挨拶をしておくと、もう挨拶しておいただろう」


『くんれんのあいさつしてなかった。だからいいにいったの。あさ、くんれんだって、すこしだけ』


『ふっ、朝早くから訓練か? 頑張れよ』


「うん!!」


 ミルフィーは一昨日、ニワット達に弟子入りした。トールにもいろいろなことを習っているが、ニワット達には戦闘を習うらしい。

 のニワトリ似で、姿から弱い魔獣なのかと思っていたニワット。実はそうじゃなかった。戦闘力抜群の魔獣だったんだ。


 この世界の魔獣は、ライトノベルと同じようにレベルで分けられていて。Eランクが1番弱く、D、Cと強くなり、A、Sと続き。最後、SSランクが1番強い魔獣だ。


 そしてこのニワットだけど、個体差もあるが、平均がBランクという、かなり強い魔獣だったんだよ。最初に父さんに教わった以外、詳しく調べていなくて。一昨日聞いた時は驚いた。


 そしてそんなニワットに、弟子入りしたのがミルフィーだ。何故そんな事になったのか。それはミルフィーが、トールに相談したことが始まりだった。


 俺とシルフ達の攻撃を見て、自分も防御魔法だけではなく攻撃をしたい、と思ったらしいミルフィーが。その事をトールに相談。相談を受けたトールは、良い師匠がいると、ニワットをミルフィーに紹介してくれて。

 

 話しを聞いたニワットは、強くなりたいと思ったミルフィーのことを、とても気に入り、その日から訓練が始まった。


 最初は体力作りだと、走り込みやジャンプと、いろいろと運動をして。ただそれだけだと飽きてしまうからと、基本の攻撃を1つ、足蹴りを教えてくれた。

 ミルフィーは初日と昨日、ニワット達から教わった事を、しっかりとやっている。ついでにシルフ達もな。


 が、今日から街だから、それで『訓練の挨拶』をしに行ったらしい。いつまで続くか分からないけど、本人は頑張ると言っているから。俺はいつも、俺を応援してくれるミルフィーのように、俺もミルフィーを応援する事にした。


「よし、来たな。じゃあ今日はこいつに世話になるぞ」


『リョウ、よろしくな』


「ルーガーよろしく!!」


 タイラーと同じ、ブラックパンサーのルーガー。昔からの知り合いで、契約という話まで出たらしいんだけど。自然でゆっくり生活したいからと、最終的には契約しなかったらしい。


 そういう理由で森へきたルーガー。が、何故か父さん達まで森に来て。結局同じ森に住んでるっていう。ただ、契約はしないで、そのままの関係でうまくやっているようだ。


 森は広いから、俺が歩いたら時間がいくらあっても足りないって事で。ルーガーに頼んで、森の出口まで運んでもらう。

 帰りもルーガーに頼んであるから。その時に街で何かを買ってきて、ルーガーにあげる事になっている。


 今回はステーキが良いとか言っていたから、父さんが美味しいお肉屋さんを知っているので、そこで買ってくる予定だ。


 こうしてルーガーに乗せてもらうと、すぐに出発した俺達。出口までは半日もかからないでついた。さすがスピードで上位に入るタイラー達だ。

 ちなみにどれだけ速く走れても、俺や父さん達の体に負担がないのは、タイラーとルーガーが結界を張ってくれているからだ。


「じゃあ、さっき言った通りだ」


「分かった。俺はこの辺でフラフラしているから、お前達の気配を感じたら、ここで待っている」


 そう言い、森へ入って行ったルーガー。ここからは徒歩で向かい、1日だけ野宿して。次の日のお昼前に、街へ着くことができた。


『証、作るのが先だぞ!』


『こ、これで完璧?』


『ええ。これで何も問題なくなります』


 問題がなくなるって。お前達が精霊王っていう問題は、なくならないんだからな? と心の中で思いながら、門を潜る俺達。


 だけどまさかここで、ワイバーン事件に巻き込まれるとは、この時の俺は思ってもいなかった。そしてまさかなの出会いがあるとも、思っていなかった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ