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『扇風機を持って異世界転移!? もふもふ達と共に扇風機を操り俺はこの世界を生き延びる!!  作者: ありぽん


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21話 無事に終わった契約?

「よし、じゃあ契約するか。あ、タイラー。悪いんだけど、俺が契約の準備をしてるうちに、父さんを呼んできてくれるか? ついでにちょっと、簡単に説明しておいてくれると助かる」


『はぁ、分かった。呼んでくる』


『ボクはここで見てる』


『リョウパパ、あたらしいかぞく?』


 タイラーがすぐに父さんを呼びに行ってくれた。


「ああ、そうだよ。今日から家族になるんだ、仲良くな。と、お前何歳か分かるか? いや、魔獣って、あんまり歳って関係ないんだっけ?」


 一応ミルフィーやトールの歳は分かっているけど。本人達はあんまり歳の事を気にしていない。タイラーなんて分からんって言うし。


 魔獣と契約すると、プレートにその魔獣の情報もしっかり載るんだけど。父さんにタイラーの歳はって聞いたら、歳の表示部分がハテナマークになっているから分からないって。だから歳を聞かれると、毎回適当にバラバラの歳を言うらしい。


 他の魔獣もそんな感じで、あんまり歳のことは気にしないと。大体魔獣の寿命は人よりも長い事がほとんどだから、歳なんて関係ないんだろうって、父さんに言われた。

 それと……、契約している魔獣は契約主が死ぬと、共に眠る事が多いみたいだ。それは強い絆で結ばれている契約主だと尚更で……。


 その辺はしっかりと考えないといけない事だ。だけど今は、この世界に来たばかりの今は、楽しいことだけを考えていたいかな。


『僕、けっこう長く生きてるよ。ここにいるみんなよりも歳上。もしかするとこの森の中でも1番歳上かも』


「は? そんなに長く生きてるのか!?」


『契約していない魔獣なんてそんなもんでしょう? あ、でも僕は、魔獣とはちょっと違う存在だから、余計に長生きだよ』


「魔獣とはちょっと違う? どう言う事だ?」


『まま、そんな話しは今は良くて、早く契約の準備して。えと、リョウって言うんだよね。リョウは魔力を溜めないと、魔法を使えないんでしょう?』


「あ、ああ。ミルフィー、ええと、そうか。この子はミルフィーのお兄ちゃんだぞ」


『おにいちゃん!! おにいちゃんふえた、うれしい!! おにいちゃん、おなまえは?』


「ああ、名前は後から決めるから……」


『あ、名前はシルフだよ!!』


「名前があるのか?」


『うん! 僕の名前はシルフ、シルフお兄ちゃんだよ!』


『シルフおにいちゃん!! ふへへ、シルフおにいちゃん』


『お兄ちゃん、ボクにもお兄ちゃん、へへっ』


 嬉しそうなミルフィーとトール。自然界の魔獣は名前がないって、父さん達言ってなかったか?


 いろいろ気になったが、それでも先に契約かと、俺は準備を始める。そして父さんが来る前に、魔力を溜めるところまでは終わった。


「父さん達はまだか?」


『ねぇ、契約しちゃおうよぅ。契約は絶対でしょう? お話しは後でで良いじゃん』


「まぁ、そうだけどさ。一応父さんに……」


『契約!! 契約!!』


『け、い、や、く~♪』


『契約♪』


 契約を連呼するシルフに、勝手に契約の歌を作り、それを歌いまくるミルフィーとトール。まぁ、煩い煩い。


「分かった分かった。はぁ、今日から家の中が、凄く煩くなりそうだな」


 俺は父さん達がまだ来ていなかったけど、先に契約を済ませることにした。


「じゃあ、いくぞ。テイム!!」


 俺の体全体が光に包まれ、シルフも光に包まれる。目を綴らなくても良いほどの光だから、そのままシルフを見ていると光が消えて、シルフと繋がった感覚がした。


「どんな感じだ? 今一応、ステータスで確認するけど。たぶん契約はできていると思う。それと契約で、具合が悪くなったとか、気分が悪いとかないか?」


『大丈夫!! やったー!! 契約、契約!! 家族、家族!!』


『か~ぞ~く~♪』


『家族♪』


 と、そこまで終わったところで、ようやく父さんを連れたタイラーが戻ってきた。


「戻ってくるの遅いし、みんな契約契約って煩かったから、先に契約しちゃったよ」


『すまん。こやつ、またもやトイレに入っていて、なかなか出てこんかったのだ』


「父さん、またトイレだったの?」


「悪い悪い、ちょうど入っててな、ガハハハハ」


「はぁ、まぁ良いや。今日は悪い事じゃないし。契約は終わったから、これからステータスで確認するところだよ」


「そうか」


『と、お前、まだ気配を消していたのか。さっさと解け。家族になったんだから、そんなことしていてもしょうがないだろう』


『あ、忘れてた。……これでどう?』


『ああ……って、お前かなりの魔力を持っているな。やはり気配を消す事ができるだけあるな』


『ふふん。そうでしょう』


「おう、俺はカーライルって言うんだ。よろしくな!!」


『僕はシルフ。よろしくねぇ』


「何だ。もう名前を考えたのか?」


「いや、俺が決めたんじゃなくて、自分からシルフって名乗ったんだよ。魔獣は名前がないって聞いていたけど、名前がある魔獣もいるんだね」


「名前がある? 名前が?」


「じゃあ今から、プレートを見てみるよ。しっかり契約できてると思うんだけど。やっぱり見るまでは緊張するね」


 俺は首に下げていたプレートを取り出して、魔力を流そうとする。


『ん? 名前、シルフだと? 確かシルフといえば。いや、まさかな。魔獣の中には時々名前に憧れて、自分で名を考える者もいる。それに上位種の魔獣ともなれば、もともと名を持っている者も。……上位種? ……気配を簡単に消すほどの魔力量? ……まさか本当に!? おい、カーライル!!』


「何だ? 今リョウのプレートの確認するから待ってくれ」


『いや、確認するのは良いんだが。いや、よくないのか? と、じゃなくてだな。おい、問題が発生した可能性が高い!!』


「何だ? 契約ができていないかもってか? まさか、リョウの魔獣使いのレベルは9だぞ。そうそう失敗しないだろう」


『いや、そうではなくてだな。契約は良いのだが。いや、よくはなくてだな』


「おい、一体何が言いたいんだお前は」


 なんか騒いでいるタイラーを横に、俺はプレートに魔力を流した。そいして浮かび上がったステータスを確認する。


 契約魔獣の下、ミルフィーの名と、ミルフィーのステータスの下に、しっかりとシルフの名があった。うん、ちゃんと契約できたようだ。って、何だこれ。俺はじっとステータスを見つめた。

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