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10.4回裏

 4回裏、なろう軍団はトップの呂彪から。

「さあ、突き放していきましょう」

 初めて監督らしいことを言う齋藤です。

「まあ、それくらいのことは解かります」

 地の文に対して素直な反応を見せる齋藤にやる気をなくす地の文です。


 呂彪、大橋が連打で出塁。無死一・二塁。打席にはりきてっくす。まともにバットを振れないりきてっくすは送りバント。ランナーがそれぞれ進塁。一死二・三塁。

 一仕事を終えてベンチに戻って来たりきてっくすは律子と二人で酒を酌み交わす。

「ちょっと! りっきさんはまだ試合に出てるんだから飲んじゃダメでしょう」

「ちょっとだけだから。許してね。まゆりんこ」


 バッターは律子に代わって4番に入った赤塚君。赤塚君は名取の懇親の速球をライト前に流した。ランナー二人が返って7-3。水無月も続く。日下部はバントでランナーを進める。二死二・三塁。そして、日下部はベンチに戻ると圭織の元へ。

「まあ!」

 日下部の手を見た圭織は思わず声を上げた。律子の剛球を受け続けたせいでりきてっくすのように左手が腫れていた。

「鉄人も生身の人間ってことね。それよりも次の回もキャッチャーやるつもり?」

「まあ、ピッチャーが変わったので何とか大丈夫でしょう」

「それならいいんだけど」


 追加点のチャンスにバッターは7番寛忠。フルカウントまで粘った7球目を左中間へ運んだ。しかし、センター小暮のファインプレーに阻まれてなろうファミリーはこの回の攻撃を終えた。


 次の回、酔いどれ軍団の攻撃もトップからだ。はたしてなろうファミリーは逃げ切れるのか…。





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