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18話 招待されました

お久しぶりです!

ブックマークありがとうございます。

これを励みに頑張ります!

 ミリーの着せ替え人形という名の買い物をし終えた私と和也は立ち寄ったカフェでぐったりとしている。



 ちなみに、普通に椅子に座ってもテーブルで飲食できないため、クッションをいくつか借り、それを重ねたりして座っている。



 そんな私たちとは逆にミリーはほくほくとしながらチョコレートケーキを食べている。


 ちなみに買い物を終えた今の私の格好はというと、アルの作ってもらたワンピースの上に猫耳のフードが付いた赤いポンチョを着ている。靴下は白いレースのフリルが付いたもので、赤いリボンがアクセントになっていて、靴はリボンがついた桜色のロリータシューズ。



 このほかにも上から足のつま先までの一式を沢山買った。それに加え成長していくことも考慮して大きめの服や靴、下着を買ったため、荷物持ちの和也も重労働となった。全部持たせると和也が荷物に埋もれるため、後半はアイテムボックスの中にしまった。



 最初からこうするべきだったのだろうが、混乱していた私は思いつかなかったのだ。



 和也が恨めしそうな顔をしていたが、元凶でもあるのだからこれぐらいの罰は受けてほしものだ。



 ひとまずは落ち着こうと、紅茶を飲もうとしてミリーに制止される。



「ディアナ様、紅茶はのんではいけません」



「でものどがかわいちゃのよ」



「でも今のディアナ様には紅茶は毒です。ホットミルクにしましょうか。デザートは消化にいいものにしましょうね。ここのメニューならマフィンなんかがいいですけど、プレーンとドライフルーツどれにします?」



「どらいふるーちゅ!」



 ドライフルーツは結構好きなためテンションが上がる。私のものと一緒に和也もコーヒーを頼んでいる。



 私がわくわくとしながら食べていると、向かい側に座っていた和也がクスリと笑った。



「そうしてる本当に子どもみたいだなぁって」



「いまはこじょもだもん(今は子どもだもん)」



 開き直った私はホットミルクを飲む。足をプラプラとしながら飲む姿が微笑ましいのか、周りの女性客の黄色い声が聞こえてくる。



 つい視線を向けると、「きゃー」と嬉しそうな声が上がったので、首を傾げながら手を振ると、頬を紅潮させながら悶えていた。



 前世でも女子高生とかが小さな子どもとか赤ちゃんに「かわいい」を連呼して触ったり抱っこさせてもらったりしている姿を見たことも自分もしたこともあるため、懐かしく感じる。今はその逆の立場だけれど。



「ディアナ、あざといな」



「ディアナ様が最高に可愛らしいのですから、興奮してしまうのは仕様がないことです。強いて言うならば、その可愛らしさが罪なんです」



「あじゃとくないしみりーもわけのわかりゃないこといわないでくれりゅ(あざとくないしミリーも訳の分からない事言わないでくれる)」



 二人は「いや、あざといだろ」、「えぇー? わけりませんか?」と言ってくるが、スルーする。



「あとここでやしゅんだらかえりゅのよね?」



「いいえ。まだ買い物は思わってませんよ」



「えっ」



「げっ」



 私と和也は思わず声を零す。



「残念ながらお洋服ではなく、食器類ですが」



「しょっき?」



「はい。今のディアナ様ではお屋敷にあるスプーンやフォーク、お皿では食べにくいでしょうし」



 それは確かに、と思い私はうなずく。



 しばらくして飲み終えた私たちは、可愛らしい食器などを買い私の移転の術で帰宅する。



 迎え入れたアルは私たちの荷物量に驚くどころか当然だというような顔をして運んでいく。



 居間に行くとルークがゆったりとしながら紅茶を飲んでいた。



「るーく、なんでいりゅのよ」



 とことこ近寄った私を見ながらルークは笑みを浮かべながら抱き上げた。



「たまたま用事があって来たらディアナが子どもになったと聞いてな。これは目に収めないとと思うだろ? 将来の俺たちの子どももディアナか俺にそっくりなるんだ、その事前練習もできると思ってな」



「うりゅしゃい、へんなこといわないで!」



 子どもの力では大したダメージは無いだろうがルークの胸元をぽかぽかと殴りながら私は下すようじたばたする。



 すると助け舟を出すように、和也がひょいと私をつかんで抱っこした。



「ルーク、ディアナにあんまり意地悪しないでくれないか?」



「これは意地悪ではなく可愛くてしかたなくて構い倒してるだけだ」



「それを意地悪というんですよ」



 荷物を運び終えたアルは呆れたようにして言葉を挟んだ。



「しょれで、ようじはにゃに?」



「あぁ、これだこれ」



 ルークは懐から豪華な書簡を取り出した。明らかに舞踏会とかの招待状だ。



「ディアナがあまりこういうのは好きではないと知っているんだが、どうも強制でな。一週間後聖誕祭が行われることは知ってるだろ? その舞踏会のパーティーの招待状だ」



 ルークの言葉に私は顔を顰めた。確かに嫌いだ。面倒くさいのだ、社交界は。にこやかに微笑んでいなければいけないし、めかしこまなければいけないし、貴族同士での会話は相手の腹を探り探られ、それをうまくかわさなければいけない。



 本来の私の姿なら男からの熱い視線と女たちの嫉妬の眼差しがきつい。それでけでもつけれるのに、今は結婚適齢期を少し過ぎたため親も結婚をさせようと強引になるかもしれない。そこは私の兄がなんとかするかもしれないが、周りの貴族はこれぞ好機と言って私に縁談を勧めてくることだろう。



 私は重々しくため息を零す。



「二歳児が零すため息じゃないぞ、ディアナ」



 和也が苦笑をしながら指摘する。



「しょうがないでちょ。ためいきもちゅきたくなるわ。こんなのにでなきゃいけないなんて。しょれにるーくからわじゃわじゃしょうたいじょうがてわたしゃれたんだもの(それにルークからわざわ招待状が手渡されたんだもの)、ごういんにけっしぇきすることもでくにゃいわ(強引に欠席することもできないわ)。ということで、しょのしょうたいじょううけとりゅわ(その招待状受け取るわ)」



 そうか、と笑みをこぼしながら招待状を私に手渡す。



「それでは早速ディアナ様のドレスと作らなくてはいけませんね!」



 興奮したようにしていうミリーはどこか嬉しそうだ。



「それなら、師匠の成長が進んだ時のことも想定しないといけませんね」



 ミリーとアルは二人してドレスについて相談し始めた。



「るーく、いましゃらだけどいまのこどものしゅがたでしゅっせきしてもだいじょうぶなの(今更だけど今の子どもの姿で出席しても大丈夫なの)?」



「ん? あぁそこは新しい魔法の練習中だと伝えておくさ。白銀の乙女が新しい魔法を作るのは皆知っているからそれで納得するだろう」



 いいのかそれで。というかそれで納得してしまうこの国の貴族たちに不安を抱くが、それで済むなら仕方がない。



 一週間後のことを考えると憂鬱でならない。



 久しぶりに兄に会えるのは嬉しいけど、ミリーに似たテンションなため気疲れしそうだ。



 再びドナドナしはじめた私はひとまずホットミルクを飲んで気を落ち着かせた。


ここまでお読みいただきありがとうございます。

本当にお久しぶりですね。実習中更新できるかなと思っていたのですが、あまりの疲れと眠気に更新できませんでした。

幼稚園よりも疲れました、保育園。本当に体力仕事です。お昼寝の時間は睡魔との戦いです。赤ちゃん可愛くて癒されましたけど、今の時期は人見知りが酷いので大変です。金曜日は夜の九時前に寝て起きたら土曜の午後3時でした。どれだけ寝てるんでしょうね(汗

と、話はかわりまして、本当に久しぶりすぎて書くこと忘れてました。次はまぁ大体は想定できるとは思いますが、またしばらく間が空きます。来週の週末になりそうです。

楽しみに待ってくださるとうれしいです。これからもよろしくお願いします。

アドバイスや誤字脱字報告があればお気軽にどうぞ!

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