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男友達だと思ってたやつがなんかおかしい  作者: Саша


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64話

朝。



熱はもうない。体もだいぶ軽い。

でも左右に響と秋山がまだくっついている。


響は胸に顔を埋めている。

腕をぎゅっと回している。


昨日より強い気がする。

秋山は反対側で腕にしがみついている。


静かな朝。

少しして響は少し安心した顔になる。

でも腕は離さない。


むしろまたぎゅっと抱きつく。


「……よかった」


小さく言う。

秋山が体を起こす。


「学校どうする?」


俺が言う。


「一応休む」


「まだ?」


「昨日38度あったし」


秋山は頷く。


「まあそうだね」


響が聞く。


「……休む?」


「うん」


響は少し黙る。

それから当たり前みたいに言う。


「……私も」


俺が言う。


「なんで」


響は普通に言う。


「……看病」


「もう治った」


「……まだ」


秋山も笑う。


「じゃあ僕も休もうかな」


俺が言う。


「お前も?」


秋山は肩をすくめる。


「心配だし」


響が小さく頷く。


「……うん」


俺はため息をつく。


「三人で休むのか」


秋山が笑う。


「そうなるね」


響はもう一回俺の胸に顔を埋める。


「……今日」


「何」


「……ここ」


「家?」


「……うん」


少し間。


「……一緒」


俺は言う。


「いつもだろ」


響は少しだけ笑う。


「……うん」


そのまま。

三人とも布団から出ない。

時間がゆっくり流れる。


少しして秋山が言う。


「お腹すいた」


響が顔を上げる。


「……作る?」


秋山が笑う。


「作れるの?」


響は少し考える。


「……たぶん」


俺が言う。


「やめとけ」


響は少しむっとする。


「……できる」


秋山が笑う。


「じゃあ一緒に作ろうか」


響は小さく頷く。


「……うん」


二人が布団から出る。

でも響は一回戻ってくる。


ぎゅっと抱きつく。


「……東海林さん」


「何」


「……動かない」


「寝てる」


響は少し安心した顔をする。


「……うん」


それからやっと部屋を出ていく。

キッチンの方から小さな音。

秋山の声。


「それ火ついてないよ」


響の声。


「……あ」


少し笑い声。

俺は布団の中で天井を見る。


静かな朝。


少しして響がまた部屋に入ってくる。


手にはコップ。


「……東海林さん」


「何」


「……水」


「ありがと」


響はコップを渡す。

でもそのまま布団の横に座る。


「……まだ」


「何」


「……心配」


俺は少し笑う。


「大丈夫だって」


響は少し黙る。

それからまた布団に乗ってくる。


「おい」


「……少し」


そして胸に寄りかかる。


「……ここ」


小さく言う。


「……安心」


そのまま。

また静かな時間が流れた。

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