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きっと美しい言葉を追えば  作者: につき()
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文学とは

 拡散的な文を求めているのである。つまりは一般的な人間の文章である。身の内に抱えきれるものである。そしてそんなものは文学ではない。

 到底生きられぬ境遇を求めるならばドキュメンタリーでよい。到底己には生きられない生き様からの言葉を求めるからこそ、文学は成り立つ。安寧の日々のままで人外にはみ出た感覚に触れることを刺激として衆は喜ぶ。深淵と繋がった手触りを、あたかも形骸化された遺跡巡りと同一に扱われては堪らない。

 童話は世界の成り立ちを今一度振り返るためにある。嘘が嘘であることを。本当が本当にあることを。そして嘘は消えなければならないことを示し、本当こそが現れなければならないことを示すためにある。

 そして文学は質の悪い嘘であり、そしてそれこそが人間の本当に一番近いことを示す。隠されていたものを明らかにし、誰も口に出来なかったことを言葉にする。しかしそこには慎みがあり、品が在るべきである。つまりは作者の在りようがそこに示され、シャーマン的な拡大していく自意識が部分として示されている。

 恥である。そして罪ですらある。後悔あれど喝采はない。そのようなものだろう。きっと文学の本質とは。

まあ、このなろうでは文学というジャンルは不明確ですが、わたしの時代遅れの感覚ではこうなのです。

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