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93 銃口が火を噴くと同時に
あっ!
近い!
ぐっ、どこ!
まずい!
人通りのない、天井の低い細い通路。
ひときわ暗く、闇が溜まっている。
背後!
敵の位置を察知したときには、殺気は最高潮に達していた。
くっ!
振り向きざまに地面に伏せようとしたが、間に合わない!
黒いローブが翻る。
すぐ後ろ!
身構えたチョットマの胸先に、銃口がぴたりと据えられた。
動けない!
チクショウ!
軽装備のため、シールドは張れない。身上の俊敏さも普段より半減している。
銃口が火を噴くと同時に避けるしかないが、距離わずか三メートル。
クシに容赦はない。
問答無用でぶっ放す。
「クシ!」
叫びも虚しく、銃口の奥が光った。




