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配下からの信頼が重すぎる  作者: きなこもち
第3章 『魔導王国と神話の遺産』

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「蒼海商盟ルヴァンディア」

 


 蒼海商盟ルヴァンディアは、海の国というより、流れを操る国だった。


 船が流れる。

 金が流れる。

 人が流れる。

 噂が流れる。

 そして、どの国でも表へ出せない情報ほど、最後にはだいたいこの国のどこかを通る。


 港を押さえているからではない。

 それだけなら海軍国家でもできる。

 ルヴァンディアが厄介なのは、流れそのものへ値札を付けるのが異様にうまいことだった。


 誰が何を欲しがっているか。

 何を怖がっているか。

 何を口では否定しながら、内心では一番知りたがっているか。

 そして、その欲と恐れがどれだけ長く価値を持つか。


 それを測り、通し、時に少し濁らせてから、最も高く買う者へ売る。


 北方禁域の件もまた、例外ではなかった。


 帝国が北を重く見始めた時点で、軍事情報の相場は上がった。

 連邦が神敵認定を保留した時点で、宗教・教義系の情報はさらに値を持った。

 そして今、魔導王国が神話級遺産案件として北へ触れようとしている。


 ここまで来ると、もう単なる辺境不穏ではない。

 北方禁域は、四大国家それぞれが別の理由で手を伸ばす“長く高い案件”へ変わっていた。


 ---


 商都ルヴァンディアの中央取引院は、他国の宮殿や議堂とは違う意味で威圧感があった。


 高い天井。

 磨かれた青灰の石床。

 海図と物流路を象った巨大な壁図。

 四方の回廊には、船主、保険屋、仲介商、情報商、傭兵窓口の札が並び、そのどれもが忙しなく人を飲み込んでは吐き出している。


 祈りの気配はない。

 軍の緊張も薄い。

 あるのは算盤の音と、契約が締まる時の小さな静けさだけだ。


 ここでは、正しさより先に採算が問われる。

 勇気より先に回収率が見られる。

 そして誠意ですら、値段のつかないものとしては信用されない。


 だからこそ、この国は強い。

 綺麗ごとへ価値を置かない代わりに、綺麗ごとで足元をすくわれにくいからだ。


 総代メリゼアは、その最上階にある私室兼会議室で朝の報告を受けていた。


 女傑、と呼ばれることが多い。

 実際その呼び名は間違っていない。


 年は四十代前半。

 海風に晒されても崩れないような短めの濃紺の髪、すっきりとした目元、装飾を削った濃緑の上衣。

 豪奢ではない。

 だが素材も仕立ても一目で一級品だと分かる。

 商盟の頂点に立つ者らしく、“見る者が見ればわかる”服だった。


 机の上にはすでに三つの報告束が開かれている。


 帝国経由の北方監視情報。

 聖冠連邦の巡察帰還報告の要約。

 そして、商盟独自の情報商たちが拾ってきた断片群。


 メリゼアはそのうちの一枚を読み終えると、淡々と言った。


「値が下がりませんね」


 向かいにいた情報商カイルが、口元だけで笑う。


「むしろ上がっております」


 三十代半ば。

 痩せているが貧相には見えない。

 身なりは整っているが、わざと印象に残りにくく作ってある。

 灰茶の髪、薄い色の上着、どこへでも溶け込める顔。

 情報商としては理想的な曖昧さを持った男だった。


「帝国は慎重を崩さず、連邦は神敵認定を見送りました」


 彼は手元の結晶板を軽く弾く。


「つまり、北方禁域は“すぐ終わる案件”ではなくなりました」


 それが一番大きい。


 商売において、危険そのものより価値が高いのは、“長引く危険”だ。

 すぐ戦争になるなら賭けは短い。

 すぐ収束するなら市場も薄い。

 だが、各国が重く見つつ、なお結論を出せない案件は長く高く売れる。


「帝国は見る」


 メリゼアが指を一本折る。


「連邦は割れた」


 もう一本。


「次に魔導王国が動く」


 最後の一本。


「なら、黒翼庭はまだ市場に価値が乗る」


「はい」


 カイルは頷いた。


「しかも、今度は“脅威情報”だけでなく“神話級遺産情報”の値が乗り始めています」


 そこが、いままでとは違う。


 黒翼庭がただの危険勢力なら、売れるのは軍事情報だけだ。

 兵力、配置、境界、侵攻可能性、宗教対抗策。

 だが、もし北方禁域が失われた王権神話と繋がるなら、話は変わる。


 遺産の位置。

 封印鍵。

 起動条件。

 神話記録。

 王権系譜。

 副次施設の痕跡。


 いずれも金になる。しかもずっと長く。


「海軍はどう見ている」


 メリゼアが問う。


 カイルは少しだけ肩をすくめた。


「提督ロドウェルは、相変わらず“北そのものを敵に回すな”の一点張りです」


「賢明ね」


 メリゼアは即答した。


 ロドウェルは商盟の武力担当だが、戦争好きではない。

 むしろ、戦うより“どこまで戦わずに圧を保てるか”を考える種類の現実主義者だ。

 だからこそ、この手の案件には向いている。


「北と本格的に敵対して得をする者は、今のところいないわ」


「はい」


「帝国ですら押し切れていない。連邦ですら神敵と置ききれない。そんな相手に、商盟が真っ先に喧嘩を売る理由はない」


 それがメリゼアの判断だった。


 商盟は中立ではない。

 中立を売り物にしているだけで、実際は常にどこかへ重心を寄せる。

 だが北方禁域に関しては、今のところ“重心を寄せすぎないこと”自体が利益になる。


 どちらかへ肩入れした瞬間、情報の売り先が半分になる。

 逆に、誰に対しても“道を用意できる側”でいれば、全員が顧客になる。


「では」


 カイルが問う。


「魔導王国からの接触は受けますか」


 メリゼアは視線を上げた。


「もう来ているのでしょう?」


「ええ」


 カイルが少しだけ笑う。


「筆頭賢者オルフェン名義で、流通と仲介路の相談が」


「早いわね」


「知の国らしく、必要なところだけは」


 メリゼアは机上の封書へ指を伸ばす。

 まだ開かれていない蝋封に、青灰の印。

 いかにも魔導王国らしい、飾り気のない封だ。


「条件は」


「一次評価結果の共有、認証子真贋の協力依頼、北方補給線の便宜、その代わり黒翼庭本体との敵対行為は企図せず、と」


「綺麗ね」


 メリゼアはそう言ってから、ふっと目を細めた。


「綺麗すぎる」


 それは褒めていない時の言い方だ。


「知りたいのでしょう」


「ええ」


 カイルは否定しない。


「かなり」


「なら、こちらが売るべきは道だけじゃないわ」


 メリゼアは封書をまだ開けず、机へ置いたまま言う。


「“どこまでなら近づいてもいいか分からない”という恐れごと売るの」


 商人らしい発想だった。


 物資や船だけではない。

 不確実性そのものが商品になる。


「北に近づく者には、船と道と時間を売れるわ。けれど、本当に高いのは“どこで引くべきか”の情報よ」


 カイルは心の中で、やはりこの人は総代に向いていると思う。

 北方禁域の件を軍事でも宗教でもなく、すでに“高く売れる不確実性”として捉えている。


「では魔導王国へは」


「受ける」


 即答だった。


「ただし最初から全ては見せない。認証子の流通痕跡も、北方仲介路も、小出しにしなさい」


「帝国と連邦には?」


「同じよ」


 メリゼアは言う。


「ただし内容は変える。帝国には“連邦が割れた”ことを強く。連邦には“帝国がなお重く見ている”事実を強く。魔導王国には“神話級遺産としての可能性”があることを強く」


「相変わらず、お上手で」


「これは商売よ」


 それだけで片づける。


 だが実際、商盟にとってはそうなのだ。

 誰が正しいかではなく、誰に何をどう見せれば一番高くなるか。


 情報そのものより、情報の角度に値段がつく。

 ルヴァンディアは、その角度を売る国だった。


 ---


 そこへ、扉の外から控えめなノックが入った。


「総代」


 秘書役の女が入ってくる。


「ロドウェル提督がお見えです」


「通して」


 メリゼアが言うと、少しして海軍提督ロドウェルが部屋へ入ってきた。


 大柄ではない。

 だが厚みのある体つきで、日に焼けた肌と短く刈り込んだ灰褐色の髪が、最前線で長く船を率いてきた人間だとすぐ分かる。

 軍服も装飾より実用寄り。

 商盟の海軍らしく、見栄よりも“海で死なないこと”を優先した服だった。


「呼ばれたのでな」


 椅子へ座る前にそう言う。


「北の件だろう」


「ええ」


 メリゼアは頷いた。


「結論から言うと、魔導王国との仲介は受けるわ」


 ロドウェルは眉一つ動かさなかった。

 予想していたのだろう。


「条件はなんだ」


「黒翼庭との直接敵対には座らないこと」


 そこで初めて、ロドウェルの目が少しだけ和らぐ。


「それなら異論はない」


 彼はあっさり言った。


「北に近づくのは好きにしろ。ただし、王そのものを敵に回す旗印へ商盟の印を載せるな」


「随分はっきり言うのね」


「はっきり言うさ」


 ロドウェルは腕を組む。


「帝国も連邦も、北を“すぐ片づく相手”とは見ていない。なら、商盟が色気を出して前へ立つ理由はない」


 もっともな話だ。


 商盟の武力は、他国の軍のように理念で動かない。

 守るべきは航路であり、積荷であり、契約だ。

 勝っても市場が焼けるなら意味がない。

 だからロドウェルは、勝ち筋より先に損失線を見る。


「だが」


 彼は続ける。


「本当に遺産があるなら、放っておけば他国だけが掴む」


「だから仲介に入るのよ」


 メリゼアが即答する。


「道は売る。船も売る。情報も売る。でも、表立って敵対はしない」


 それが最適解だった。


 ロドウェルは短く頷く。


「よし」


 それで十分らしい。

 軍人としては、むしろ話が早い方なのだろう。


 だが彼はそのまま終わらず、カイルの方を見た。


「お前にも言っておく」


 低い声だった。


「北を探るのはいい。だが、高く売れるからと何にでも手を出すな」


 カイルは肩をすくめる。


「承知しております」


「本当にか」


「本当にです」


 その返答に、ロドウェルは鼻を鳴らした。


「お前の“本当に”は信用しきれん」


 だがそれ以上は追及しない。

 商盟では、その程度の灰色さはむしろ仕事のうちなのだろう。


 ---


 ロドウェルが去った後、室内は少しだけ静かになった。


 メリゼアはようやくオルフェンからの封書を開く。

 中身は予想通り簡潔だ。

 目的、条件、利益、そして余計なことは書いていない。


「好きだわ、こういう文面」


 ぽつりと呟く。


 カイルが笑う。


「魔導王国は無駄な修辞を嫌いますから」


「違うわ」


 メリゼアは紙を机へ置いた。


「必要なものだけで、人を動かそうとしてるところが好きなの」


 それは商人の美意識に近い。


 長々しい大義や感情ではなく、必要な価値だけを並べる。

 その方が、あとで話がこじれにくい。


「ただし」


 そこでメリゼアの目が少しだけ冷える。


「綺麗な文面ほど、裏に大きい目的があるものよ」


「補助宮、でしょうか」


 カイルが問う。


 メリゼアはまだ、その語を口にしたがらなかった。

 商盟は知の国ほど神話の名に強くない。

 だからこそ、むやみに重い言葉を使わない方が得だ。


「北の遺産」


 そう言い換える。


「少なくとも、魔導王国は“黒翼庭そのもの”より“その周辺に触れられる何か”を探している」


 カイルも頷く。


「こちらの売買記録から引いた認証子の略図が、向こうでかなり効いたようです」


「なら、その出どころも洗い直しなさい」


 メリゼアは指先で机を軽く叩く。


「ただし、持ち主に気づかれないように。商盟は情報を売る国だけれど、“鍵そのものを盗みに行く国”だと思われるのは損よ」


「承知しました」


「それから」


 メリゼアは少しだけ視線を細めた。


「北に近い古物市場、封印品流通、沈んだ倉庫、保険未請求貨物。この四つを重点的に」


 カイルが即座にメモを取る。


「理由を伺っても」


「認証子みたいな品は、正規市場に長く残らない。だいたい誰かが怖がって流し、別の誰かが価値も分からず寝かせる」


 経験則だった。


「つまり、“何だか分からないから安く流したもの”の中に本物が混じる」


「いつも通りですね」


「ええ」


 メリゼアは言う。


「高いものって、最初から高いって顔をしてないのよ」


 ---


 その日の夕方、カイルは中央取引院を出て、古い港湾倉庫群の方へ足を向けていた。


 商都ルヴァンディアは昼と夜で顔が変わる。

 昼は契約の街。

 夜は流れの街だ。


 表の台帳に載らないもの、国をまたぐには少しだけ面倒なもの、価値はあるが由来が怪しいもの。

 そういうものは夜の方が動きやすい。


 カイルはその境界を歩くのが得意だった。


 倉庫街の外れ、小さな酒場の裏手にある半地下の帳場。

 そこが、今日の最初の聞き込み先だった。

 表向きは保険未請求貨物の整理屋。

 実態は、出どころのあやふやな古物を短期で流す小さな窓口だ。


 帳場の男は、カイルを見ると露骨に嫌そうな顔をした。


「またお前か」


「またです」


 カイルはにこやかに返す。


「今日は少しだけ古い封印品の話を」


「何も話はない」


「聞く前に?」


「お前が聞くことはだいたい碌でもない」


 それは否定しない。


 カイルは帳場へ銀貨を二枚置いた。

 男はしばらくそれを見ていたが、やがてため息をついて一枚だけ取る。


「去年の冬に、北回りの古物船から一つ妙なのが入った」


 やはりあったか。


「鍵みたいな形で、黒い翼の刻印。だが、開く場所が分からん。呪具屋が嫌がって、封印師も値をつけず、結局市場には流れなかった」


「今は?」


「買われた」


「誰に」


「商会名義は隠されてたが、受け取り印は…」


 男が帳簿の端をめくり、眉を寄せる。


「白線運輸」


 カイルの目が少しだけ細まる。


 白線運輸。

 商盟本流ではない。

 だが、北方交易の端をかじる中堅運送商会だ。

 大きくはないが、怪しい品を“よく分からないまま中継する”にはちょうどいい。


「ほかに」


「もう一つ、似たようなのがあった」


 男が続ける。


「こっちは鍵というより、割れた輪の欠片みたいなやつだ。黒翼紋。妙に冷たかった」


「今は?」


「沈んだ」


「沈んだ?」


「積み替え中に、船倉ごと」


 それは本当か、あるいは本当のふりをした隠蔽か。


 だがどちらにせよ、価値の匂いは濃い。


 単発の珍品ではない。

 流通の複数枝で、似た意匠の品が出ている。

 それはつまり、どこかに“出どころ”があるということだ。


 カイルは銀貨をもう一枚置き、帳場を後にした。


 海風が強い。

 夜の匂いが濃くなる。


「補助宮か」


 小さく呟く。


 商人である彼にとって、その語はまだ確定した実在ではない。

 だが、値段の上がり方だけは本物だと分かる。


 北の王が高いのではない。

 北の王に連なる“開くかもしれない扉”が高いのだ。


「面倒な話になってきたな」


 そう言いながらも、口元は少しだけ笑っていた。


 面倒な話ほど、正しく触れれば値が付く。

 だが今回ばかりは、値が高すぎるぶん、触り方を一歩間違えると指ごと持っていかれそうな気配もある。


 そこが普段と違う。


 ---


 夜更け、総代メリゼアの私室には、カイルからの追加報告が戻ってきていた。


 白線運輸。

 黒翼紋の認証子らしき品。

 割れた輪状の欠片。

 沈んだ船倉の噂。


 メリゼアは報告を読み終えると、椅子の背へもたれ、窓の外の港を見た。


 灯りがいくつも揺れている。

 海は黒い。

 船影が出入りし、どこかでは今も取引がまとまり、どこかでは契約が破られている。


 世界は流れている。

 その流れの上に、今は北方禁域という新しい値の塊が浮かび始めている。


「本物ね」


 小さく呟く。


 認証子が一つ二つあるだけなら、古い呪具の類で済む。

 だが、流通記録が複数の枝で出るなら話は違う。


 誰かが意図的に流したのか。

 あるいは、昔どこかで崩れた施設の部材が少しずつ市場へ漏れているのか。


 どちらにせよ、北に近い場所へ“扉になりうるもの”がある。


「カイル」


「はい」


 まだ部屋の隅で控えていた彼が顔を上げる。


「魔導王国との仲介は受ける」


「承知しました」


「ただし、条件を一つ足す」


 メリゼアは視線を戻す。


「黒翼庭本体に対する直接敵対が発生した時点で、商盟は即時に仲介を切る。そこは契約へ明文化しなさい」


 カイルは少しだけ眉を上げた。


「かなり露骨ですね」


「露骨でいいの」


 メリゼアは即答する。


「北の王と真正面から敵対する席には、うちの印を置かない。その線だけは先に引くわ」


 賢明だ、とカイルも思う。


 商盟は欲深い。

 だが、欲深いからこそ“どこで降りると一番損が少ないか”も考える。


「それから」


 メリゼアが最後に言う。


「魔導王国へは、認証子の件を全部は出さない。まずは白線運輸の流れだけ。沈んだ輪の欠片は、こちらで先に探る」


「了解しました」


 そこが商盟らしい。


 協力はする。

 だが、元手まで丸ごと渡す気はない。

 同盟と裏切りが同じ席へ着く国というのは、こういう時に本領を見せる。


 ---


 窓の外では、夜の港へ霧が薄く降り始めていた。


 メリゼアはそれを見ながら思う。


 帝国は北を重く見ている。

 連邦は北を名づけ損ねた。

 魔導王国は北を知ろうとしている。


 なら、商盟が次に売るべきは“北へ行く道”だ。

 ただし、道を売るのと、奈落へ落ちる梯子を一緒に渡すのは違う。


「北へ近づく者には、船と道を売りなさい」


 誰に聞かせるでもなく、そう口にする。


 カイルは静かに頭を下げた。


「はい」


「ただし」


 メリゼアの目が冷たくなる。


「黒翼庭そのものを敵に回す席には、座らないで」


 その言葉は命令であり、商盟ルヴァンディアのこの件における線引きでもあった。


 利は追う。

 だが、喧嘩は売らない。

 高い値札は見る。

 だが、値札そのものに食われる席へは着かない。


 それが海の国の現実主義だった。




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