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神々が観る世界 神々に魅せる世界  作者: 朧華
成長と広がる世界
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第13話 初めての昇格

おお

遂に昇格か・・・先生のおこずかいも昇額しないかな・・・

316日目

 早朝、6人はモノリスの前に集まっている。


「それじゃ、私から昇格するね。」


 未来がモノリスに触れて、職を選択するとモノリスから出た光が未来を包み、その腕にある腕輪の模様に集まる。そして、模様が変化を始める。

 元々は、弓矢を模した白い模様だったが、今回の昇格で弓矢の文様が肩に移動し、右腕全体に模様が施された。所々に加護を与えた神の紋様なのか、猟犬とナイフ、弓があしらわれている。そして、色が肩から手の甲にかけて、赤から緑のグラデーションに変わる。


「うわ!これなんか、とてもおしゃれだけど、めっちゃタトゥーみたいで、グレたみたい。」

「未来さん、とても綺麗ですよ。」

「・・・神のセンスがいい。」

「あっちの世界では中々、勇気のいるおしゃれですよね。まさにおしゃれ番長って感じに見えますね。」

「でも、とても神秘的よ。私が言うんだから、間違いないわ。」

「だろだろ、これな加護を与えた神と選んだ職で変わるんだが、それぞれ神が自作してるんだぜ。カッコいいだろ!」


 女子が盛り上がる中、湊は我関せずとモノリスに触れて、職を選択する。すると、同じように光に包まれる。


「あ!湊がもう始めてる。」

「湊さんは相変わらずですね。」

「・・・無駄嫌い。」

「なんというか。ブレないのが最近すごいと感じ始めます。」

「少しは感想とか言いなさい。未来が可哀そうでしょ、バカ。」


 女子が講義する中、湊の手首の模様が変化して、鎖骨の上の辺りに移動、そこから片方の肩にかけて全体に模様が施される。

 元々は、白に宝石のような物をあしらっていた模様は、重なる2つの宝石を細い糸が包み込む様な模様となり、所々に神の紋様なのか球体と翼、特徴的な天の輪があしらわれている。色は鎖骨から肩にかけて、紺色から白色にグラデーションしている。


「湊、なんと言うか・・・。」

「・・・エロい。」

「そうですね。どこか色気を感じてしまう、細工です。」

「いい!いい!」

「お姉、落ち着いて。でも、確かに・・・って、そうじゃない、そうじゃない!」


 全員が全員、湊の鎖骨に視線が釘付けである。美穂は頭から消そうとするように、正気に戻るように頭を振っている。

 湊は、フツメンよりは少しイケメンよりである。が、その性格からか、元の世界では特にモテることはなかった。

 しかし、マリアージュ、まさに神的組み合わせで、健康的で引き締まり、男性らしい色気のある首筋を強調する模様が、予想以上の色気を振りまいている。


「さっすが、アリスちゃん。最高の出来です。」

「元々、素材はいいのだ。しかし、その性格上忘れてしまうのだ。」

「あぁ、だがこうして見ると。」

「ニシシ、私達でも魅入られるね。」

「す、すごい。」

「はぁ。」


 神たちも中々テンションが上がっている。

 そんな、女子と神に呆れつつ、しかし、恥ずかしさを紛らわすように声をかける。


「一先、ステータスを確認するぞ、未来。」

「えっ!あ、あぁ、了解、了解。」


(本当に大丈夫か。)


 湊と未来のステータスはスキルなどを取得して、次のようになった。


ステータス

一ノ瀬 湊   錬創師:H

スキル

上級 鑑定:H

中級 応用錬成:H 並列計算:H 並列処理:H

下級 短剣術:D 基礎魔法(全):D

   瞬動:H

アクティブ パーティー化 パーティー念話 パーティー位置共有

カンスト 基礎錬成 身体強化魔法 体力強化 魔力強化 攻撃強化 防御強化 走力強化 知力強化 魔法防御強化 自然回復強化【体力】 自然回復強化【魔力】 精神強化 五感強化

     毒耐性 麻痺耐性 睡眠耐性 熱耐性 魅了耐性

     耐性看破 弱点看破

レガリア 創世回帰【リビルド】下剋上【ジャイアントキリング】

加護  創造神アリス

パラメーター

身体:2 精神:7 思考:5 適応:3 感覚:5 才覚:1


鮫島 未来   中位弓技師:H

スキル

中級 体力大強化:H 攻撃大強化:H 走力大強化:H

下級 魔法防御強化:B

   弱点看破:H

アクティブ パーティー化 パーティー念話 パーティー位置共有

カンスト 短弓術 魔力強化 防御強化 知力強化 自然回復強化【体力】 自然回復強化【魔力】 精神強化 五感強化

     身体強化魔法 貫通弓 剛撃弓 散発弓 連撃弓 広範囲弓

     毒耐性 麻痺耐性 睡眠耐性 熱耐性 魅了耐性

レガリア 組換技能【オーバードライブ】下剋上【ジャイアントキリング】

加護  狩猟神アルミス

パラメーター

身体:8 精神:4 思考:4 適応:5 感覚:6 才覚:3



「ここからの予定だが、昇格の終わった俺と未来は、一度第一拠点に戻って、あっちでの諸々を終わらせてくる。」

「湊、諸々って?」

「拠点の整備、周囲の調査、素材の補給とかだな。」

「それでしたら、残りの私たちは鍛錬でしょうか?」

「あぁ、一先、全員がランクSまでは上げといて欲しい。」

「わかりました。」

「それで、第一拠点までのルートたが、サバンナの方からではなく、湖の北側を抜けて台地に沿う様に行こうと思う。」

「それは、松也さんたちが話してた魔物を見るためですか?」

「それもある。」


 それは、数日前のこと。


「松也さんたちは、どうして数十日も拠点を空けていたのですか?」

「あぁ、僕とライラは雪原の調査とここから北西にずっと行った所にある冷帯の調査に行っていたんだよ。」

「お2人だけで、ですか?」

「危ないよ。私達も初めての所は、6人で行くのに。」

「ライラは、もの凄い索敵能力を元の世界から持っていたんだよ。少数での戦闘を避けた調査が得意なんだ。」

「凛お姉ちゃんに未来お姉ちゃんも心配してくれてありがとうなの。」


 その後、冷帯方面の話をしていたら、突然、ライラがエリアボスの話をし始める。ライラはかなり明るく接している。


「雪原には、いっぱい怖いのがいたの。でも、ものすご〜く大きな狼さんは、もっと凄かったの。唯一、ライラに気づいてたの。」

「あぁ、なんかそんなこと言ってたな。僕は正直見えにくかったんだけど、少しピリピリしてたのは感じたよ。」

「威圧してたの。あと一歩、近づいていたら近づいてきてたかもしれないの。」

「それは、こちらも注意したほうが良さそうですね。」

「あとね。寒いところに大きな渓谷があって、そこにヤギさんの頭をしたやつがいたの。あの子も、凄く怖かったの。尻尾が萎んじゃったの。」

「そっちも、少し気になるね。湊にも伝えとこう。」

「聞こえてるから、安心しろ、未来。」

「相変わらず、マルチタスク作業ね。」


 イリアと交渉しながら答える湊に呆れる、アリス。どんな状態でも五感からの情報収集に余念がない。


「あぁ、ちょっかいをかける気はないが、一度見ておこうと思ってな。」

「十分気を付けて下さい。それと、西回りで第一拠点に向かえるのですか?」

「大丈夫だと思う。もしも、向かってないように感じたら、引き返すか、崖を登って台地の方を通って行くよ。」



317〜327日目

 全員で数十日、2人分の準備を終えて別れることとなる。アイテムポーチがあるがかなり大荷物になっている。


「湊さん、未来さん。どうかお気を付けて。」

「・・・すぐ合流する。バカミナ、未来。」

「私達もある程度まで、鍛えたら向かいます。」

「また会うまで、死ぬんじゃないわよ。別に気遣っているわけじゃないんだからね。」


 一応、話すと残りの4人もある程度したらサバンナの方を通って、第一拠点に向かい、あっちで合流する手はずになっている。


「心配しなくても、戦闘は最小限、調査をメインにする。」

「湊のバカは私が止めるから任せていろ。」

「未来ちゃん、ほんとにお願い。私じゃ無理だから。」

「確かに、俺も少年止められる気しないわ。」


 5人の一番の懸念は湊の頭のおかしな行動なため、未来は大きな責任を持って歩いていく。魔物よりも警戒しているかもしれない・・・。



328〜330日目

湊サイド

 湊たちは湖の北側に着いた。雪はちらつく程度にしか降っていないが、肌をつんとさす空気は、寒さを実際以上に感じさせる。


「さ、さぶ。」

「しっかり、外套の前を閉めてないからだろ。」

「だって、動かすのまだ慣れないから・・・。」


  一応、腕を通せるようにされた外套だが、未来はマントの様に使っている。湊としては理屈は分かるが、さっさと慣れる方が効率的だと思う。


「にしても、凄く壮観な景色だよね。日本じゃまず拝めない景色、タイガの大森林。」

「北海道の知床になら似た景色あるかもね。」

「アリス様、あそこは似て非なるものじゃねぇか?」

「あははは。って!湊がもう行っている。待って!」


 湊は興味ない会話を気にもせず、淡々と先へ向かう。未来たちは慌てて、後を追う。


「先が思いやられる。」

「確かに、アリス様、頑張ろうぜ。」



いつもはYouTubeで活動してます。

平日夜には作品の制作配信してますので観に来てください

https://www.youtube.com/channel/UC3wzuZXPJ0Izmji-vlTWgdg

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