表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/3

3.ファーストフードはいいねぇ……リリンの産みだした文化のキワミ、アッー!!

後日。近所のファーストフード店で待ち合わせ。

私は時間を守る人間だと自負している。

約束の時間の30分前行動。

余った時間は適当につぶせばいい。


とか言っていたのが、最初の間違いでした。


「マモノ……だと……。」


なんとも安易なハンバーガー型のマモノ。

ハンバーガーのレシピと数体の生贄で特殊召喚できそうな感じの見た目である。

奴は今にも人を襲おうとしている。

そう易々とはやらせない。私はサキュバスではある。しかし、人々を愛おしく思う気持ちに偽りはない。


「……セイッ!」




魔法で強化した肉体で一撃。

この程度のマモノなら容易に狩れる。

あの人達の手を煩わせる必要はないだろう。


でも、そう上手く行くわけはない。


破壊されたマモノはそのまま修復を開始する。

奴は私を外敵ないしは脅威と認識したのか飛び掛かってくる。


「野郎!これでも喰らえ!」


背後から飛んできた人影による一撃。


「よぉ、クリーム、っつったな。ここを切り抜けるぞ」

「貴女は……この前の。」

「李 白『リー・パイ』だ。」

「パイパイさん!」

「二個くっつけんなドアホ!」

「だって立派なパイパイが」

「好きで育ったんじゃねぇぇぇっ!」

「おお テンプレテンプレ」


そんなやり取りをしていたら思いっきり反撃を喰らいました。

ピクルスが手裏剣みたいに飛んでくる。


「ちぃ!?避けろクリーム!」

「駄目、これは……!」


思い切り、体に当たる。

これは死ぬかもしれない。


「……あれ、痛くない。なんかべちゃってした。」

「うわぁぁぁ!これ本当にただのでっかいピクルスだ!酸っぱい匂いが止まらないぃぃぃ!!」

「美味しいですよ?」

「何喰ってんの!?毒かもしれないんだぞ!?」

「今度はビーフパテを飛ばしてきましたね!」

「聞けよ!あれは当たったら体中油まみれになるぞ!」

「いただきまーす!」

「おい!」


飛んできたパテに噛みつく。が。


「ファアアアアアアアアア!!」

「クリーム!?言わんこっちゃない!」

「すっごく熱い!?」

「言ってろ!!」


口の中がアツゥイ!


「奴め……火の属性!?」


四大元素属性。

魔法少女とマモノは主に四つの属性に振り分けられる。

『火』……風に弱く地に強い。

『地』……火に弱く水に強い。

『水』……地に弱く風に強い。

『風』……水に弱く火に強い。


「私は……『地』だ。」

「万が一あのマモノが火属性なら相性最悪、か……!下がってなクリーム!」

「あいあいさーのすたこらさっさー!」

「決断早っ!?もっと頑張れよ!!」




私はファーストフード店を後にした。

背後から「ギニャァアアアアアアア!!」とかいうパイさんの悲鳴が聞こえたが気にしない。

というかあのマモノ殺傷力あったんですね。




「君は……クリームちゃん!」

「無事かい?」

「パイさんがマモノに食べられました。」

「そっかー。 ……ムチャシヤガッテ!!」

「食べられる、か。ロリ巨乳中華娘がか。薄い本が厚くなるね。」

「ならねーよ!助けろボケ!!」


あ、生きてた。


「痛くもかゆくもない、でもハンバーガーの匂いがきつくて胃がもたれてきた……オエップ」

「クリームちゃん、あいつの属性は分かる?」

「恐らくは火です!風の属性なら!」

「待て、クリーム!火属性相手なんだ、水をぶつけた方が面白い!」

「そういえば、普通火の弱点って水だよな……どうなるんだ、瑛美?」

「見ていたまえよ、こうして、ボクの水の力を与えれば……」




突如大爆発を起こすマモノ。

タ○ムボ○ンの悪役みたいな服の破け方になるパイさん。


「……オイコラ」

「パイさんがぁぁぁー!パイさんのパイパイさんがぁぁぁー!」

「もうやだ帰りたい」





「水と火は対消滅(蒸発と消火)、しかしそこには爆発的なエネルギーが生まれる……ってね?」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ