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第九話

ギルドに登録した次の日からミサキは日が昇り始めた頃からギルドで昼まで各国の歴史から他種族の事など片っ端から本を読破していき、昼からGランクを中心に簡単な依頼を受けて魔法の使い方を考えたりと実戦経験を積んでいた



「さて、今日はどんな依頼があるかな」

ギルドで簡単な昼食をとったミサキはクエストボードを見に行った


「そろそろウルフ狩り以外も受けてみるか


ん?ボアか。面白そうだな」


「あらミサキさん。今日はボア三頭の討伐依頼ですか。

ボアの討伐証明部位は牙ですのでお忘れなく」

「ああ」




───────────────────────


ミサキが今いるのはボアの目撃情報があった西の森


視線の先には猪をふた周りほど大きくして牙を鋭くしたような魔物だった


「あれがボアか、分かりやすいな」

今の自分で使える魔法は

一種・・・詞を操る

同族・・・同じ種類の詞なら二つまで使用可能

異族・・・異なる種類の詞でも二つまで使用可能

三詞・・・種類問わず三つまで使用可能。但し使う組み合わせによって魔力の消耗が変わる


この4種類。今日試してみようと思ったのは魔法の発動が【言葉】ではなく【文字】でも発動するのかどうかだ

そもそも【詞】とは感情や思想が文字や音声で表現されたもの。つまり文字でも発動するのではないか、と考えた


「まずわかりやすく【水】!」

ミサキはボアの突進に備えて刀を構えつつ空中に水と書いてみた。因みに火ではないのは手元で発動したときのことを考えてだ


するとボアの頭上から突如水が降ってきた

「成る程、やっぱり文字でも発動するのか・・・って悠長に考えてる暇はないか


猪には【伸】!」


ミサキは想定通り文字でも魔法が発動した事に安堵するがすぐに意識を切り替えた

そして今度は刀を突進してくるボアの方に向けると刃のつけ根に【伸】の文字を書いた


ザンッ


真正面から刀に貫かれたボアは即死で、ミサキは死んだ事を確認すると再び刀に【縮】の文字を書き刀を元に戻した


「物にかけた時は反対の魔法をかけるまで戻らないのか。いや、文字だからで言葉だと違うのか?

まぁ次のボアで試せばいいか」




この日は魔法の文字と言葉のかかり具合の差を調べるのに費やした

「結局発動の速さは言葉>文字で、効果時間は文字>言葉か

そして文字と言葉の同時使用は三つまで。現時点はこんなものか」








現在のステータス


Lv17

名前 ミサキ

性別 女

種族 人族(異世界人)

HP  180/180

MP  580/580

ATX 78

DEF 69

AGF 80

HIT 50

INT 65


《魔法属性》 特殊

《魔法》 御詞使い(ワードマスター)


《称号》 巻き込まれた者、立ち上がりし者

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