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私にも反省点はある(33)

 少し前まで本当にヘルパーRがいる暮らしが嫌で嫌で仕方なかったけれど、事情が変わって、いてもらわないと困る状況になった。虫が良すぎるかもしれないけれど、今は助かったと思っていて、彼女に対するイライラは減ったとは思う。そして、同時によくよく考えてみると、イライラしていたのには私自身の問題もあったと思う。


 要は、私がもっと明確にダメなものはダメ、こうして欲しい!ときちんと伝えれば、私の意に沿うような形で仕事をこなしてくれたと思うのだ。なんでも気がついた時にすぐ言えば良かったのに、私は2回くらいまでは見逃して3回目くらいで言うようにしていた。それは、誰でも最初は分からないことあるんだし、まずは「いいよ、次からは気をつけて」から始めて、だんだん何度もやらかしたら怒る、みたいなことが、彼女にとっては分かりにくかったんだろうと思う。やっぱり国民性とか育った環境とかはあって、この人の国では一を知って十を知る、みたいなことはないので(笑)、最初からズバッとはっきり言わないと、分からなかったのだと思う。実は、ヘルパーの達人からも『なんでもはっきり言わないとダメですよ、そうじゃないとこの人たち、自分のいいように解釈してサボりだしますからね!』と何度か言われていた。今ならその意味がよく分かる。遠慮したり仏の気持ちなんていらないのだ。それに気がついて、やって欲しいこと、気になったこと、NG行為はオブラートに包んだりせずに、すぐスパッと言うようにした。


 ちなみに、料理の味付け。味覚が違うんだろうか。何でも味付けが濃く、砂糖の甘みがとても強いのだ。それは和食など工夫して作ってくれるときも同じで、煮物とか作ってくれるのはありがたいし、不味くは無いのだが、どれも砂糖がたっぷり過ぎて甘い。それ以前に、具材に対しての調味料の量が多くて味が濃過ぎて、なぜか片栗粉でとろみをつける。かぼちゃの煮付けなんかは、もう砂糖を食べてるような甘さで、口に入れた瞬間にゾワっとした。私は甘いものが大好きではあるが、その私が無理!と思うほどの甘さ。もっと砂糖を減らして、全体的に薄味になるように調整してくれるように伝えた。滅多に謝らないヘルパーRが謝った!わざとやっていたのじゃなければ謝ることでも無いのかもしれないが、なぜか謝った(笑)。

 また、最近注意したことはゴミの分別。彼女が来る前には私たちは燃えるものと燃えないもの、くらいには分別していた。やっぱり日本人だからなのか、ペットボトルや缶と一緒に生ゴミを捨てることに抵抗があるから。この国はいつでもゴミ捨て場にゴミを捨ててもいいし、何曜日に何のゴミ!などとも全く決まっていないし、一緒に捨てても回収される。でも、缶や瓶、ペットボトルが生ゴミや、使い終わった汚れたラップと同じに捨てられるのは見た目にもベトベトして気持ち悪い。元々分けて捨てるために2つのゴミ箱を用意しているわけだし、別々のゴミ箱に分けて捨てるように、最近になって言った。すると、

「OK Ma’am」

素直に応じて直した。え?最初から言えば良かっただけ?と思った出来事。

他にも『裏庭の掃除用具は使ってない時は端っこに避けて、出しっぱなしにしないで。キッチンの窓から掃除用具が見えるのが嫌なんだよね。』と言ったらそれも

「OK Ma’am」

と言う返事だった。この裏庭の掃除用具に関しては、前に一度『散らかってるから片付けて』とは言ったのだが、彼女にはもっと具体的に『使ってない時は端っこに寄せておいて』と言わなかったのが悪いのか、もしかして、彼女の中では言われた「その時」散らかってるから片付けてと言う捉え方をしたのかもしれない。どうりで一瞬にしてとっ散らかる。それを見て、私はまた苛立つわけで、埒が開かないような感じだった。最初から『このようにやってね』と言えば、この家はそういうルールなのね、と理解したかもしれない。

 とはいえ、ゴミの分別も裏庭の片付けも、1度注意したくらいでは完全に直せないヘルパーR。家の中が綺麗に整っていても、掃除用具がめちゃくちゃに置いてあることはあまり気にならないというところ、私には中途半端に思えて仕方ないのだけれど、気にならないらしい。何度もしつこく言うのも嫌なので、私がこそっと直している。掃除用具が自分が置いた場所と違う場所に片付いていることや、生ゴミの方に捨てたはずのペットボトルが捨て直してあることは、本人もきっと気がついているだろう。『あ、またやっちまった!』くらいには思って、改善していってくれることを願う。


 どちらにせよ、ヘルパーRがここにいる生活もあと3ヶ月を切った。何かあるとタラタラと言い訳ばかりしてくるところも相変わらずではあるが、言い訳は無視してしまうと、それ以上言ってこない(笑)私も少し我慢が必要だし、あと3ヶ月!と言うのをスローガンのようにココロの中で唱えて日々過ごしている。

お金を払って労働力を買い、その分私の負担は大分減って体力的に助かっているし、母の件で一時帰国する時には彼女にお願いするほかになすすべ無いのだ!そこを割り切って、彼女への感謝を思い、あと3ヶ月くらいは我慢しなくては!


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