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私と言う人間  作者: りく
7/15

兄弟

次に彼女から頼まれたのは…まさかの彼の友達、兄弟達だった。彼女と彼は結婚していた訳だから彼女に取って長年の付き合いのある人達だ。会った事も無い私より長年、付き合いがある彼女を信用するのは当たり前。

私が一生懸命、説明しても聞く耳すら持たない人達だった…。

彼女は、ある保険会社で働いていた。彼の兄弟達や友達も彼女が担当の保険に入っていたから付き合いは続いていたから私の言葉は嘘だと始めから決め付けて話をしている人達に何の説明をしようが届く訳が無かった。

私、1人が悪者として皆から責められるばかりの日々が続いた。

そんな時に彼の姉が1度会った時に言った言葉を思い出した。

「何かあったら言って来なさい」

私は彼の姉なら理解してくれるかも?と小さな期待を持ち電話した…。

私は、この時は既に鬱病だと診断されていた。姉も病気の事を知ってるから助けてくれるだろうと勝手に良い方向に考えていたが…電話先の姉は意外な言葉を吐いた。

「あんた、昼間から酒飲んでるの?いい加減にしなさいよ!何様のつもりね!」私が薬を飲んでるのをアルコールと思っていた…。

私はキレてしまった。鬱病で寝れないと伝えていたのに夜の仕事をしてるからアルコール中毒者と話が変わっていたからだ。私は姉に

「偉そうに!自分が何かあれば電話して来い!って言って電話したら、これか!

お前、何様のつもり?酒飲んでるか確認に来い!酒飲んで無いって分かったら土下座して謝罪しろよ!」

姉は、電話を切った…。

彼の身内に私の味方は居ないとハッキリ分かったが…私は彼女に対し余計に怒りが増えた。

後に彼と籍を入れた後に姉は彼に何度か心配してると連絡してきたが…私は姉と話す事は無かった。話そうと思う気持ちすら無かった…。

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