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可愛い男の娘

挿絵(By みてみん)


ChatGPTに可愛い男の娘イラストを書いてもらった。


昼下がりの駅前広場は、太陽の光で明るく満ちていた。人の流れは途切れることなく続き、遠くではバスの扉が開く音や、信号の切り替わる電子音が混ざっている。

その喧騒の中に、小さなベンチがひとつある。

そこに座っているのは、ひとりの男の娘だった。

周囲に溶け込むように静かに座りながらも、時折そわそわと駅の方へ視線を向けている。誰かを待っているのだろう。その時間すら、どこか楽しそうに見えた。

やがて、人波の中に目的の相手を見つけると、彼の表情がぱっと明るくなる。

「……あ」

小さな声と同時に、すっと立ち上がる。

そして、迷いのない動きで手を振った。

昼の光を受けて、その仕草はよく目立つわけではないのに、不思議と視線を引き寄せる。大げさではないのに、まっすぐで、ちゃんと「ここにいる」と伝わる手の動きだった。

ふわり、ふわりと左右に揺れる。

それに気づいた青年が足早に近づいてくる。

「待った?」

「ううん、今来たところ」

即答しながら、彼はもう一度だけ軽く手を振った。さっきより少しだけ嬉しそうに、少しだけ安心したように。

その笑顔は、昼の光に照らされて、やわらかく輪郭を溶かしていく。

二人は並んで歩き出す。

駅前の人混みの中に紛れながらも、その距離は自然と近い。会話は何気ないものなのに、どこか弾んでいる。

少し歩いたところで、彼はふと立ち止まり、振り返った。

そしてまた、軽く手を振る。

昼の光の中でそれは、ほんの一瞬の仕草だったけれど、「またね」と言葉にするよりもずっとやさしく、確かな約束のように見えた。

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