6 おわりに 2 何度でも君の幸せを願う
6-2
君には私のように、懺悔の時間をいつか必要とする人生を歩まないでほしい。
前節の独白は私の個人的な後悔や自責であるから、君には理解できない部分が殆どだったと思う。
けれど君だってぼんやり生活を重ねていては、私と似たような感覚、満たされず虚ろな感覚や、焦り、圧迫感といった負の感情に、いつの間にか囚われてしまう事は十分ありえる。
そうならないために、恐れず、等身大の君を浮き彫りにし、受け入れ、誇らしげに夢を掲げ、理想へと邁進してほしい。
序文でも述べたが、人生を好転させるためには資本的な視点から、君自身、君の生活、君が属する環境、それらを構成する要素を一つ一つ抽出して、個別に改善を図る具体的な行動が求められる。
そうして築いた資本を、夢や思い出づくりに活かすためには、兎にも角にも今すぐ選択すること、行動することが大切だ。そして、やり続けることが。年齢から逆算して、やらない理由と向き合い、損失を過剰に見積もらないようにしよう。そしてもちろん、やるからには全力で。
私の懺悔が、そうすべき何よりの証拠である。
余計なお世話や押し付けがましさを自覚しつつも、けれど君の幸せを想い、私は真剣にここまで文章を書き連ねてきた。投げ出さずに読み切ってくれて、心からありがとうと伝えたい。
ただ、一度読み切ってしまったとしても、君が攻略すべき人生と向き合うきっかけとして、たまには目次をめくって、目についた節を読み直してほしい。何せこれは手引きなのだから。
きっと君の役に立つと、私は信じている。
それから、私が正しく私をやれているかも、ついでに見定めてくれるとありがたい。
さぁ、夢を、理想を掲げよう。君の箱庭を創造しよう。
君はどこへだっていけるし、何にだってなれる。
君の幸せを願う。




