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1 はじめに 1 君の幸せを願う

1-1


 君の幸せを願う。


 今、君は何歳だろう? 私は30代のとある日にこの文章を書き始めている。

 君はきっと若く(これを最初に読んでもらう時期は、独り立ちの前後を想定している)、例えば35歳になった自分がどうなっているか、想像できないし、想像することさえないだろう。

 けれど、君もいずれは35歳になり、同じだけ歳をとっているその時の私の年齢にすら、いつかなる。

 もし今の君が幸せに日々を生きているならば、喜ばしいことだ。ぜひ、どうしてそういう状態でいられるのか考えてみてほしい。考えて、言葉にできたり、確信を持ってコレと抽出できる要素を見出せるなら、それを今後も大切にするといい。


 とはいえ、年齢を重ねるにつれ、君を取り巻く環境は変わり、君の身体的な成長や、知識、技術の蓄積といった要因でも、あらゆる事柄に対する価値観は変化し、君にとっての幸せがなんなのか分からなくなる日が来るかもしれない。

 今私は、ここでは割愛する様々な経緯から、ある程度まとまった時間を得ることができ、思い立って未来の君に向けて言葉を綴ることにした(私自身の人生のための、備忘録的な側面もある)。

 余計なお世話と感じるかもしれないし、実際、書いていて押し付けがましいなと思う自分もいる。けれど、君のためを思って真剣に書いていることは理解してほしい。


 全体を通して、どこかで見聞きしたような内容だと思うかもしれないけれど、私がこれまでに触れてきたことを当然参考にしているのだから、ある程度仕方ないだろう。

 ただ逆にいえば、私はそれら多くの情報と自身の経験を踏まえて、本当に君に伝えたいことの要点を抽出して書いているので、私が君に伝えたいこと、という趣旨において、この文章は最善であると自信を持って言える。

 内容によっては理想論すぎると感じるかもしれないが、最初から否定せず、ひとまず実践してみてくれ。

 私の言葉だけでは行動に移す気になれないと思ったら、巻末に特に参考になった書籍等をまとめたので、タイトルが気になるものを参照するといい。


 改めて、私は君の幸せを願い、この文章を書き始めた(気恥ずかしさを誤魔化したくて、硬い語り口で書くことにした)。

 たった一文でも、君の幸せに繋がる内容があれば幸いだ。


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