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99/99

99話 ここで逃げたところで何の違和感も感じられないであろう悪人だ!!

更新かなり遅くなりました!

申し訳ないです!





「ねぇさん!!

おはようございまっすぁぁっ!!!」



……………………



早朝…

新しい依頼を受けにラニカを連れて

冒険者ギルドの建物に入った

瞬間から野太い声の挨拶が

耳に刺さる……うるせぇ………



その声の持ち主が昨日まで

俺を殺そうとしてたビッグノーズと

その手下達であるというのが気味悪い…。




…………………


「あらあら♡おはよう♡

みんな元気ね〜♡」



俺はやや慣れてきた

ぷりてぃーな口調で挨拶を返す。


「ビッグノーズさんおはよぉ!」


ラニカも元気よく手を上げて

ビッグノーズに挨拶する。



「クソガキが舐めた口聞くんじゃねぇぞ!

オラァァ!」



さっきまで気持ち悪い笑顔だった

ビッグノーズが元の気持ち悪い

ブチ切れ顔に戻りラニカを睨む。



「ビッグノーズ君♡

女の子に乱暴な言い方を

したらダメよ♡」



「すいやせんっしたぁぁ!

ねぇさん!!」



ビッグノーズとその部下達が

一斉に頭を下げる。



何故、こんなに気持ち悪い

状態になっているのか…



原因は昨日の

コンブコング討伐までさかのぼる…










「うわぁぁぁぁぁ!!

なんてこったぁぁぁっ!!!」



ビッグノーズの部下達が俺を狙って

放った流れ矢が尻に刺さって

約5000匹ものコンブコングの群れが

一斉に上陸して襲って来た。




もちろん、俺達にもだ…





『コングッグ!!!』



群れの一部のコンブコング達が

独特の鳴き声を発しながら

同時に全方向から俺に向かって来た。



バスッ!バスッ!!



『ゴフゥ!!?』



先頭のゴリラ2体の顔面に

左ジャブを打ち込み


倒れ込んだゴリラに後ろのゴリラが

巻き込まれてドミノのように倒れて行った。







ラニカは少し離れた場所に

居るから俺がここで

コイツらを倒せば大丈夫だろう。

ついでに下半身の痛みで

気を失っているマロニムを

片手に抱えて戦っている。


いや、狩るの間違いか…?

コンブコングは見た目に反して

個体づつの戦闘能力は決して高くない


たとえ何万体いようとも

俺にかすり傷1つつける事も出来ない。

俺は向かって来るゴリラ達を一方的に

倒し続ける作業をするだけだ。

重い魔物だから

殴り甲斐はあると思っていたが

想像していたよりもかなり軽い…。




ただ、奴らは……


ビッグノーズなら

運が良ければ

この大群から逃げるくらい

出来るかもしれないが

その部下達は実力的に生き残れないだろう…



「ぐぁぁぁ!!!」



「あ、兄貴ぃ!!!?」




ビッグノーズの部下達は

悲鳴を上げながら次々と散って行く…




その光景を見て

ビッグノーズは顔を

真っ青にしながら逃げ……








「うぉぉぉぉぉぉぉ!!」



ビッグノーズはなんと

ゴリラ達に真っ直ぐ向かって行った!?




「あ、兄貴は逃げてくだせぇ!!!」



「い、いくら兄貴でも

この数は無理ですよ!!」



部下達はビッグノーズに逃げろと

叫び続けるが、あいつは止まらなかった…

あの数に立ち向かうのはどう考えても

自殺行為だ…


実際にあいつもビクビク震えているのを

必死に抑えながら走っている。




『コングッグ!!』



バキッ!ドカッ!!




「ぐぁぁぁ!」



予想通りビッグノーズはコンブコング達に

囲まれてボコボコにされる。



「あ、兄貴!カッコつけないで

逃げてくだせぇ!!

兄貴だけは!!」


部下達は必死にビッグノーズに

逃げてくれとひたすら叫び続ける…






「バカ野郎共ッ!!!!!」







……………………

ビッグノーズの雄叫びの様な

声に一瞬コンブコング達ですら怯んだ。




「俺はよ!!確かに悪人だ!

周りの事なんて気にしねぇ!!

俺が良ければいい!

弱い奴から物を奪って

腹が立てば弱い奴をぶん殴って

ストレスを発散する!!

ここで逃げだところで何の違和感も

感じられないであろう悪人だ!!……

だがな……」




『コングッグ!!?』




ドカァァァンッ!!!



ビッグノーズはパンチでコンブコング達を

殴り飛ばす!!




………………

「だがなぁ……俺はぁ……はぁ…はぁ……

テメェらを……見殺しにする程

ダセェ悪人じゃ…ねぇんだよ……!」



息を切らせたビッグノーズ…

顔面はボコボコに腫れ上がりボロボロで

今の一撃で力を

使い果たしてしまったようだ…



『コングッグ!!!』



コンブコング達がブルブルと

体に生えたコンブを震わせながら

再びビッグノーズに襲いかかる。



「あ、兄貴ぃ!!」




「…………」


ビッグノーズは死を覚悟して目をつぶる…






ドカッ!!!








俺は思わずビッグノーズに襲いかかった

コンブコング達を飛び蹴り飛ばした。





体力が切れて地面に膝をつきながら

ビッグノーズは

目を見開いて俺を見上げる…




「お、お前…あの女の妹………?

な、何で??」



蹴りから華麗に着地した

俺を見つめるビッグノーズ達とその部下達…





…………………………

「何でだって?テメェさっき俺の事を

殺そうとしてたよな?

あとで罰は受けてもらうぜ。」



俺はビッグノーズの

鼻に人差し指を押しつける。




……………………………


「い、いくらお前でも

この数を相手にするのは無理だろ……」





ブアァァァァァンッ!!


俺は全身から黒い霧を放つ…



「な、何だそれ!?」


ビッグノーズとその部下達は目を見開く。




「このゴリラ共全員で

いくらになるんだろうな?」



俺はうすら笑みを浮かべながら

報酬の計算を頭の中でした。




その場に居たコンブコング達が一瞬…


たった一瞬恐怖を感じ動きを止めた……




「ダークネス!アンノウン!!!」



霧を集結させて高さ20m程の

巨大な狼の頭の形を作り出し


ビッグノーズの部下達と戦っている

コンブコング達に襲いかかる!



『コングッグゥ!!???』




バグバグッ!バグッ!!



部下達を避けて

逃げ惑うコンブコング達を

黒い狼の頭は5秒もしない内に

全て捕食した。




……………







浜辺は急に静かになり

ビッグノーズ達は唖然とした顔で

ただただ俺を眺めていた。





ペッペッぺぺ!!ペッペッ!!



黒い狼はコンブコングのコンブの

部分だけ吐き出し、山のように

コンブが積み重なる。



「不味そうなコンブだが大漁だぜ…」



役目を終えた黒い狼は

霧に戻り俺の体に吸い込まれる。




…………






「な、何だ!今の!?何だ!??」


ビッグノーズは俺を見て

マヌケ顔をしているが状況を理解する為、

必死に頭をフル回転させているようだ…



俺はコンブを1枚摘んで

ビッグノーズに歩み寄る…。






べちんっ!!!





「え…?」


ビッグノーズの顔面にコンブで

ビンタをしてマヌケ顔が

さらにマヌケな顔に変貌した。



そのままビッグノーズの部下達にも…



べちんっ!!べちんっ!!べちんっ!!




それぞれビンタを食らわせてやった

コンブといえどもまぁまぁ強めに

叩いたから相当痛いだろう。



叩かれた頰を片手で抑えながら

ポカンとしている奴らの顔を見ると

笑ってしまいそうだが

ここはグッとこらえた。



「お前ら!俺を殺そうとした仕返しだ!

特別にこれでチャラにしてやるぜ!

次はねぇからな!!」



……………

「あ……」


ビッグノーズはマヌケ面のまま口を開く…



「あ?…なんだ?

まだなんか文句があんのかよ?」




「あ…あんた……すげぇよ………」



何を言い出すのやら…

まさかこいつ…俺を褒めて油断した

ところに不意打ちで襲い掛かろうと

してんじゃないだろうな?




「今からあんたの事を…

ねぇさんと呼ばせてくれ!

あんたは俺が出会って来た冒険者の

中で1番尊敬できる人間だ!!」




…………

「は?」









そして現在に至る…………



「アミネラちゃん!

次の依頼はあれを受けようよ!」



ラニカが冒険者ギルド内の

掲示板に貼ってある

新しい依頼募集の紙に指を指す。

内容は比較的に楽そうな依頼だ



「あらあら♡楽しそうな依頼ね〜♡」


ぷりてぃーな喋り方で返答する




「ねぇさん!!俺らも

ついていきまっさぁぁ!!」



気合いを入れるビッグノーズ…



「もちろん!僕もついて行くよ!

最強の酔拳で君を守るからね!」


偽酔拳少年マロニムは何故かいつも通り

俺の近くに寄ってきて

気合い満々で参加しようとしている…





はぁ……

ちと賑やかになりすぎじゃねーか?

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