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58話 ドラゴンと戦闘

「流石にこの状況で楽観視していられるほど丈夫じゃねぇぞ」


 冷や汗が滲み出す、プレッシャーがドラゴンから湧き出ているかのようだ


 ―――

 エレメンタルドラゴン(風)

   ランクS

 属性竜の一体、単一個体で大群と戦うほどの戦闘力を持つ

 ―――


「っち...軍隊かよ!!」


 尻尾が飛んでくる、その速さは今までのどれよりも早かった


「うおぉぉ!!」


 氷剣を盾に軌道を逸らし全力で横跳びをする、が足に尻尾がかする


「うおぉ?!」


 叫び声そのままにさっき俺が焦がした木ぶつかって止まる


 _____

 名前 ヒイラギ 織修オサム

 レベル:48

 職業:冒険者:ランクA

 種族:人間

 年齢16

 ステータス

 HP:20250/24500

 MP:22500/24500

 筋力:5900

 器用:3230

 知力:4790

 速度:測定不能

 体力:測定不能

 _________



 今のでだいぶ削れた、単純計算約4000だ

 痛かったし妥当なもんだと思うんだが


「足折れたわ、これじゃ動けねぇぞ」


 焦る焦る焦る、こうしているうちにもゆっくりとドラゴンは俺の方に近づいてきている


「曲がっていても...無理やり、〈リミット・オフ〉」


 そっと一言、だが力強く唱える、と

 体中のいたるところから魔力が漏れ出る、そして体中から無限の力が湧いてくるような錯覚を覚える


「一応...立てる」


 だが俺の変化に向こうも気づいたようで口を大きく開けて何かをはなとうとしていた


「ッハ!!」


 爆槍を口めがけて打ち込む、着弾すると爆発しドラゴンの口を無理やり閉じさせた


「グルォ!!」


 これで怯むか、ただ怯む(・・)|だけか、普通の魔物だったらこれで終わるんだが


「ガァァッァァアァ!!」


 怒らせたようだ、これからは時間制限がある、接近してさっさと終わらせねば

 体を曲げ、足をバネのように使い吠えるドラゴンの顔前まで肉薄する


「顎を切り落としてやる!」


 全力で白霧を打ち込む、スパッと綺麗に皮膚へ侵入していったが奥まで奥まで入りきらなかった


「ちぃ!」


 白霧を爆発させてその勢いで後ろへ跳ぶ、そして空中へと逃げる


「グワァァァ!!」


 叫ぶドラゴン、その咆哮を受けた俺は空中にいたせいか踏ん張ることができずに体勢を崩して吹き飛ばされてしまう


「なめんな!」


 吹き飛ばされ際に爆槍を叩き込んでやるが....効かない、精々目くらましになったくらいか?


「<飛翔氷剣100錬成>!」


 氷剣を背に纏いコロナローブと併用することで防御力をあげる、気休めかもしれないがないよりはましだ

 50本を周囲に待機させてドラゴンを迎え撃つ


「賭けに出てやろうじゃねぇか」


 どうせこのまま言ったらジリ貧で負けてしまう、調子も悪かったし早く方を付ける


「<スキル:技能生成>」


 発動前の準備段階に入る、抗技能耐性がどこまでもつかだな


(イメージは迅速に...この戦いを戦い抜くために必要なのは...ドラゴンを凌ぐ再生力、圧倒的な身体能力....)


(スキル:......取得失敗、もう一度トライ....失敗...トライ....失敗......トライ........)


「早くしろ!」


 ドラゴンは既に俺と同じ空中を飛んでいる


(トライ......妥協的成功、一時的にスキルを二個(・・)取得します、<超再生><竜化>)


 アナウンスを待たずに出来たスキルを発動する


「.....ガァァァァァ....グアァアァァ....ガハ」


 体が作り替えられるような感覚を味わう、そしてその間も竜はこちらへと近づいていき...その凶悪の腕を俺へと振りかずさ

 それは体格差もあって俺を軽々と吹き飛ばす....ことはなかった、なぜなら


「さんざんいたぶってくれたな?俺からの仕返し、受けてもらおうか?」


 瞳孔は縦に割れ、髪の色が刀の白炎と同じ白色に変わっている俺がそこにいた





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