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鈍感王子  作者: 蒼咲 秀
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第4作戦



私情で更新が遅れた上に、文章がおかしいです。

しかし私なりに頑張ったつもりなので、最後まで読んで頂けると幸いです。






「可愛らしい子が来たわよねぇ。」


休み時間。


親友の『小松 亜美』と話す話題はやはり転入生についてだった。


「まさに理想って感じ。」


亜美はフンッと鼻を鳴らしながら、あたしに言う。

「…本当。完璧。」







「俺は、さーよの方が好きだよ。」


びっくりして、後ろを向くと


「…基。」

『矢沢 基』(ヤザワ モトキ)だった。

もともと、

あたし、せーちゃん、亜美、そして基の4人はいつも一緒だった。

まあ、今は3人になってしまったけど。

「基、せーちゃんは?」

「あいつなら、例の転入生に校内案内してる。」


ふぅん。


「妬かないの。」

「…本当。完璧。」

あたしが、ぼそっと同じ独り言を言うとすかさず亜美が


「大丈夫。誠の好きなタイプじゃないでしょ、あれ。」


亜美さん、口が悪う御座いますな。




ちなみに。




もともと、






あたし、せーちゃん、亜美、そして基の4人はいつも一緒だった。

まあ、今は3人になってしまったけど。

「基、せーちゃんは?」

「あいつなら、例の転入生に校内案内してる。」


ふぅん。


「いじけない!」


ピシッと亜美に言われる。

「いじけてないもん。」

「嘘おっしゃい!あんたはね、分かりやすいの。気付いてないのは本人だけ。」

嘘……。

あたし、そんなに分かりやすい?


「さーよ、俺の告白無視?」「基いっつも同じ事しか言ってないから、もう無視する事にしたの。」

「えー!?」



そう言えば。

「先生に呼ばれてた。」


「何て?」


「知らない。」



急いで教室を出ると、笑いながらせーちゃんと千夏ちゃんにばったり会った。



「うわっ!」

「きゃっ!」


ギリギリでお互い避けたものの、


「さーよ!危ないから走るなよ。」


「ごめん…なさい。」



「あっ悪い。俺、こいつに用あるから先教室入ってて。」


「うん。わかった。」


せーちゃんがあたしにそう言うと、千夏ちゃんはあたしにニッコリ笑い、教室に入って行った。


「何、用って。あたし、先生に呼ばれてるんだから。」


「日曜日、俺らの両親いないからさーよ、うちに来る事になってたじゃん。」


「うん。」


「あれ、無理になった。」


「何で!?」


「千夏にその日、この辺案内する事にしたの。」


夜まで?


あたしを置いて?




「あたし…一人ぼっちじゃん……。」


「うん。だから、基に来て貰ったら?亜美でもいいけど、基さ、さーよの事好きみたいだし前向きに見てやってよ。」




あたしの中で何かが崩れた。



彼が彼女の元に戻り、


あたしが逃げるように職員室に行き、




帰って来るとこんな噂を耳にした。













『長谷川 誠と箱井 千夏は付き合っている』














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