表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ごめんなさい?もうしません?はあ?許すわけないでしょう?  作者: kana


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

5/7

5

あれから3年。

私は13歳になった。


そして今日から私は冒険者になる。

まあこの3年間色々あった。

1つは兄姉から気楽な口調をお願いされたこと。

どうも17歳まで何度も繰り返しているのだから、経験値は自分たちよりかなり高いはずだと・・・・・・丁寧な言葉を使われると距離を感じて寂しいと・・・・・・そこまで言うならと、それからは前世の親しい友人と会話するような口調で話すようになった。

そのお陰か今では言いたいことを言い合える仲の良い兄妹だ。


そして相変わらず自由な時間の多かった私は本来の地で過ごす内に貴族令嬢としては想像も出来ないくらいのお転婆令嬢に・・・・・・そんな私を最初は喜んでいた両親も擦り傷、切り傷、打撲は当たり前になると、引き攣った笑顔で苦言を零すように・・・・・・。仕方がないんだよ~自分の身を守るためには魔法だけではなくその他にも身に付けることが必要でしょう?

そこへ私の『冒険者になる!』宣言。

少しづつ私のお転婆ぶりに免疫が出来ていたお父様は渋々許してくれた。


『フィオナの笑顔が見られるなら、どんな我儘だって聞いてあげるのに・・・・・・』


フィオナが『無』だった頃にベッドで眠るフィオナの枕元で呟いていた事を守ってくれた。


さすがにお母様は驚きのあまり気を失ってしまったけれど、お父様と兄姉に説得され何とか許してくれた。


まあ、コレも私のチート魔法ゆえ。

時間の有り余っていた私はこの日のために、創造魔法で編み出した魔法を家族にだけお披露目していたから。

その辺の『冒険者』や、この国の『騎士』に劣らないだけの力を身に付けていたから。


まあコレも私が王国にある貴族学院に入学するまでの期間限定なんだけれどね。


2ヶ月前、15歳の兄姉が貴族学院に入学した。

私も2年後には学院に通うようになるけれど、邸から通える距離とはいえ朝登校すれば夕方近くまでは帰ってこられない。

そうすると兄姉に構われていた時間が無くなると今まで以上に時間に余裕ができることに。


そして、『冒険者』になるには年齢制限があり、13歳以上であることだった。

それが今日なんだ。


せっかく魔法も魔物もいるし、ダンジョンなんてものもある世界は魅力的だよね

! やりたい事はやらないと!

それに17歳を迎えられることができたら、この世界を見て回りたい。

私の知っている世界はとても狭いから・・・・・・

そこで思いついたのが高速で飛べる魔物を使役?服従?させて・・・・・・いや、相棒を見つけて世界中を旅すること。

それって最高だと思わない?


「エル姉様、アル兄様行ってらっしゃい」


「いよいよフィオナが冒険者になるのね」


「フィオナ危ないことはしちゃダメだよ?」


15歳になったエル姉様は目も眩むような美しさと気品を兼ね備えた令嬢に。

中身はサッパリした性格。

王家からの婚約の申し込みもバッサリ丁寧に断っていたりする。


アル兄様はお母様に似た優しい顔立ち。

もちろん性格も穏やか。

私たち家族だけでなく公爵家の使用人にも普段から優しい。

そんなアル兄様だからかなり令嬢達には人気があるそうだ。が、一切見向きもしないそうだ。それどころか近づくこともさせないとか・・・・・・見た目と違って硬派なんだ。


そんな2人に共通しているのはまだ婚約者がいないこと。頭脳明晰、眉目秀麗、高位貴族に相応しい立ち振る舞いに既に周りから一目置かれていること。


私はといえば高位貴族の令嬢でありながら、お茶会などには1度も参加したことがない。

それは覚醒した時から家族と話し合って決めたことだし、私自身も興味がなかったからね。

それに繰り返し私を殺してきた"ある人物"と何処で出会うか分からないから・・・・・・

そう、何故だか何度記憶を探っても"ある人物"の顔が塗りつぶされたように見えないのだ。

記憶にある"ある人物"は人気者で沢山の人達に囲まれていた。その周りの人達の顔も塗りつぶされていてよく分からないのだ。

分かっていることは"ある人物"は女性だと言うことぐらい。

今となっては繰り返す人生の中で私の婚約者だったレオニールの顔すら塗りつぶされていて分からない。

きっと、レオニールも"ある人物"の周りにいた一人なのだろう。


ま、彼との縁は切れたことだし、もう関わることはないだろう。


「大丈夫!私、強いから!」


「だからって油断は禁物よ!」


「変装も忘れないでね」


「は~い」


心配性の兄姉を見送って、私も冒険者ギルドに出発だ~!


・・・・・・当然1人で行くことを両親が許すはずもなく、ウチの領地を拠点に活躍しているお目付け役の2人も一緒だ。

この2人只者じゃない。

まだ18歳だと言うのにS級冒険者なんだ。


・・・・・・出会いは10歳。

私が覚醒してから王都のタウンハウスから馬車で1日の距離にある領地。

朝出発すれば当日の夜中には到着できる距離だが、それは休みなく馬車で移動すればの話し。

無理のない移動には1泊が必要だ。

意外と近いと思っていたら我が領地は広く、端から端まで行こうとすればさらに1週間以上はかかるそうだ。

我が領地にダンジョンがあると聞けば見るだけでも行くしかない!と両親に無理を言って兄姉と共に向かった先、フォーライト領でのことだった・・・・・・


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ