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ごめんなさい?もうしません?はあ?許すわけないでしょう?  作者: kana


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「「フィオナ~」」


「エル姉様!アル兄様!」


17歳までを何度も繰り返したフィオナに今さらマナーや作法に勉学などは必要ないと、その時間は家族との時間に割り当てられることになった。


入れ代わり立ち代わり家族と過ごすことになった。

あの日のフィオナの告白を家族の誰も疑わなかったことが私にとってどれだけ嬉しかったことか・・・・・・

あれから家族で対策をたてる真剣な時間ですら私には居心地のいい時間だった。


お父様は王城勤務の他に広大な領地の経営に毎日忙しく、それでも夕食時までには帰ってきて家族との時間を取ってくれる。


お母様も公爵家の女主人としての采配や、公爵夫人としてのお付き合いで忙しい。

それでも時間の許す限り私たち兄妹との時間を大切にしてくれる。


双子の兄姉も高位貴族の子息令嬢としてまだまだ学ぶことが多い。

が、今日もこうして休憩時間になると会いに来てくれる。


()の家族は本当に優しい。


「明日はフィオナの10歳の誕生日ね。魔力判定のために教会に行くのでしょう?」


「はい」


この国では貴族、平民関係なく10歳の誕生日には教会で魔力判定を受ける決まりがある。


「僕達も一緒に着いて行くからね」


「フィオナはもう属性を知っているのよね?」


「はい」


「教えてもらってもいいかな?」


「・・・・・・全属性ですね」


あの時は勢いでクレクレしちゃったけれど、よくよく冷静になればフィオナの記憶を引き継いでいるからある程度の知識はあるんだよね。


「じゃあ僕達と一緒だね」


属性とは、火・水・地・風コレが基本。

そして光・闇の属性は珍しいけれどいない訳ではない。

ただ、属性の数、魔力の多さは平民<下位貴族<高位貴族と言われている。

私の場合は魔力の多さはマシマシ()()()()()ってお願いしちゃったからな~かなり多くなっていると思う。

まあ、我が身を守るためだもんね。

神様がくれた加護だとか、創造魔法だとかはすでに隠匿している。コレは鑑定されても私よりも魔力が多くなければバレることはない。らしい・・・・・・


実は時間に余裕のある私は密かに色々試しているんだよね。

これが加減が大変かなって思っていたんだけど、創造魔法を持っているからか、それとも前世の記憶のお陰で想像が上手いのか思った通りの加減が出来るんだよね。

そうそう、私もだけれど無詠唱を使える人は使える。


「そうでしたね。家族全員お揃いで嬉しいです」


「「フィオナ~」」


まだ慣れなくてつい照れてしまうのだけど、そんな些細な表情ですら家族にはグッとくるものがあるらしく、覚醒してから1ヶ月近く経つのに今だに感動される。






今日は天気も良く、家族総出で私の魔力判定のために教会に来ている。


「判定が終わったら昼食はレストランを予約しているから食事をしよう」


「その後は街でお買い物をしましょうね」


「夜はフィオナの誕生日パーティーもあるのよ」


「僕からフィオナへプレゼントも用意しているからね。喜んでくれたら嬉しいな」


通された部屋で鑑定をしてくれる大司教様が来るまでそんな会話をしていた。

特に緊張するとかはない。

それよりも誕生日パーティーですって。


「嬉しい!ありがとうございます」


「フィオナ、お父様が何でも好きなだけ買ってあげるから遠慮するんじゃないぞ」


「そうよ年に一度のお誕生日ですからね」


「はい!」


なら遠慮はしない。

それに私なりに考えている事があるんだよね。

ふっふっふ~


そんな家族との会話を楽しんでいると大司教様が来られた。

ひと通りの挨拶のあと早速大司教様の鑑定が・・・・・・

驚いたのは大司教様の見た目。年齢はお父様くらい。真っ白な長い髪に薄い紫色の瞳の繊細そうな美形。

この世界って顔の偏差値高くない?

まあ、ウチの家族のレベルはもっと高いけどね!


「お嬢様は全属性ですね」


「ありがとうございます」


これで終わるかと思えば続きがあった。


「わたしレベルの鑑定では読めませんがお嬢様には特別なスキルがあるようです。それと驚くべき魔力量です。これは王族すらも凌駕する量です」



やっべ!マシマシ()()()()()って欲張り過ぎたか?


「訓練次第では賢者も夢ではありませんよ」


そんなキラキラした目で言われてもね。


「さすが我が娘だ!」


「凄いわフィオナ!」


「「当然()(ね)」」


ははっ・・・・・・やりすぎ感はあるけれど褒められてるみたいだし、まっ、いいか。


その後は引き止めようとする大司教様にお礼を言って(振り切ったとも言う)美味しい昼食をいただいた後、街に家族で繰り出した。

なんでも買い与えたがる両親には申し訳ないが、私が欲しい物はドレスでも宝石でもない。


そう、私が欲しい物は普段着なんだ。

前世では一度は憧れたドレスだったけれど、毎日着れば飽きもくる。

1番の理由ははっきり言って重いし動きにくい。


確かに令嬢らしくない服装だとは分かっているんだけどね、今後の計画と己の願望のためには必須なんだよね。


それでもお父様とお母様は嫌な顔どころかフィオナが自分の意見を言うことが嬉しいようで、何着も買ってくれた。

試着した私を見て兄姉たちも便乗していた。

そうだよね。貴族の服装って堅苦しいもんね。

家の中でぐらい気軽な服装がいいよね。





この世界に転生して初めての()の誕生日パーティーは楽しく思い出に残るものとなった。

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